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心音探偵 西野条の助手  作者: 淡雪 莉奈
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僕は、探偵の助手です。

メロンソーダ。


というか、僕。


いや、俺は炭酸まず嫌いだった。


だから、初めて飲んだ時のその鮮烈な痛みの様な蝕む様に

喉をチクチクと針で刺す様な感覚に驚いた。

目を覚める様な目が冴える様な。

そんな感覚。

それは、ただの過大評価なのだろう。

それでも。

初めて、感覚に驚き。

今迄の腐っていた感覚がふと漲ったようなそんな、感覚。

それに驚き、歓喜した。

メロンソーダを飲む彼女。

日常で見せる子供のような笑顔。

家で過ごす全て悟った死んだ魚の眼。


俺は、彼女を好きでは無いし。

彼女も、俺を好きでは無い。


ただ友人としてお互いに尊敬して。

研鑽した、夏の甘い甘いメロンソーダ


溶けていく、氷とアイスの甘ったるさ


俺は忘れてなんていない。


あの時、あいつに自信持って言えなかったたった一言を言おう。


「俺は、西野条 左官。探偵の助手である。」と

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