表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

レッスン1

小説初投稿です。 文章が非常に拙いですので

分かりにくいところもありますが宜しくお願いしやす。

「え...」

今気のない台詞を吐いたのは何処の誰でもなく俺だ

この暑い中、俺は母さんと絶賛格闘中だ。

「今日はばあちゃん家行くって言ったでしょ!

まさか、行かないなんて言ったらばあちゃん泣くよ!」


「別に泣きはしないだろ...というか母さん、初耳だよ。」


「やっぱり適当に返事してるなぁと思ったら!

はぁ...将来が心配よ母さん」


「とにかく!母さんはトモの試合見に行くからちゃんと

行くんだよ!それと、くれぐれもマリナちゃんに宜しくね♪」

俺、二宮 仁は高校初の夏休みを怠惰に送っていた。


こうして母さん、二宮 優実は弟の二宮 智也のサッカーの試合の

応援に行ってしまった。彼女も40過ぎなのに俺からしてみれば

かなりパワフルに見える。見た目と相まってあの溌剌とした声も

若さを演出しているのかもしれない。(母さんの前じゃ絶対言わないけど)そんな事を考えながら家を出て駅へ向かう。


やはり外は暑く、体から吹き出す汗が止まらない。

「こんな日に働く大人も散々だな」

軽い皮肉を言う気力もあるが、ただ単にこの暑さをごまかす

のに精一杯だ。

駅近くの商店街だ。出ている店はいつもより少ないが、今日も

元気な声が響き渡る。

「オッス!仁」バン!


「うぉっ!」

元気よく俺を突き飛ばしたのは同じクラスの蔵本 秋乃だ。

仁「秋乃か、今日も小麦肌が目に眩しいよ」


秋乃「何だそれ?褒めるのならそんなキザな台詞はやめとけよ」


仁「相変わらず俺のユーモアを否定してくるな

言う度に傷つく俺の心も考えろよ...」


秋乃「ははっ!悪ぃ悪ぃいつもの癖でな!ところで仁は

何しに来たんだ?」


仁「俺も右から左でよく分からないんだがばあちゃん家に行って

マリナに宜しくだと」


秋乃「マリナかー、あいつ何で引っ越しなんてしたんだろうな

アタシはあんまり関わりなかったけど、で何の用事なん だ?」


仁「それが俺もさっぱりで、何でマリナなのかもわからない」

秋乃「まぁ仁は人の話聞かないからな、しょうがないだろ

あ もういかねえと じゃあな仁」


仁「えっ...ってお前は何で居るんだよ!」


秋乃「アタシは部活だよ、遅れるとコーチがうるさいんだ

今度こそじゃあな!」


仁「まるで嵐だな...」


彼女はバスケをやっているせいか、もともとなのか非常にサバサバしている。いつも快活で自由人だ。そんなところが俺には

居心地が良くて出来るだけ長く話をしてみたい。

俺は自由人に一方的な別れをして道を進む。


(駅もあまり人がいないみたいだな)

早めに駅についたので椅子に座って待っていると

「こ...こんにちは」

この声は中学の時の生徒会長で同じクラスだった鷹野 愛さん

今は私立トップ高校のフェリス女学院に入ったはず...

仁「おお!鷹野さんか久しぶりだね」


愛「仁くん...鷹野じゃなくて愛ってよんでっていってるじゃない ですか!」


仁 (中学の時もかわいいと思ってたけど高校でもすげぇモテるん だろうなあ、さすが、歪みねぇな)


愛「おーい 戻ってきて下さいよ~」ブンブン


仁「おぅ!ごめん愛!」(しまった引かれる?)


愛「ふへへ...//はっ!そ..そうです、いつも呼び捨てで構いませ んので...」


仁「そ..そうですか?」(危ない所だった...)


愛「それで仁くんはどちらに行かれるのですか?」


仁「俺はばあちゃん家に、それとマリナにも会いに」


愛「......マリナさんとはどういったご用件で?」


仁「それがどうも話を聞いてなかったようで...俺もよく...」


愛「......私もついていきましょうか?」


仁「俺なんかに時間を割いてくれようとしてくれるのはありがた いんですが...大丈夫ですよ、俺も立派な高校生ですから!」


愛「そうですか...」(せっかく一緒に居るチャンスなのに...」


仁「じゃあ今度買い物に付き合ってもらえませんか?

今回のお心づかいのお礼で」


愛「...!約束ですよ!」


仁「はい」(これはまずったな...よほどオシャレしないと周りか らの視線でしんじまうよ...)ゴオオ


仁「電車来ましたんで俺はこれで」


愛「デートのときはバッチリおめかししてきますね!」


仁「は...はぁ...?(違うよ!俺とじゃ完全に釣り合わない!)

ではまた」


愛「はい!またデートで!」


そして俺は白いワンピースの激カワ女の子に見送られ電車に

乗り込んだ。(途中から買い物がデートになってたのは忘れよう)


確か鷹野さんはマリナとあまり仲良くはなかった気がする。

何か言い合っている場面に何回か遭遇したことがあるから

会わせるのはマズイ気がしたんだ。初めて会った時は二人とも仲良かったのになあ


「はあ...楽しみです...」ウットリ


次はばあちゃん家に着きます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ