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破壊の御子  作者: 無銘工房
興亡の章
416/534

第94話 代理(後)

 軍を派遣するのではなく、対話を求めようという蒼馬の発言に、人間種の重臣たちはまず唖然とし、次いで騒然となった。

「陛下! ご再考ください! 反乱は許さざるべき大罪にございます! 対話など求めず、早急に武をもって鎮圧するべきと考えまする! そうでなければ平原の収穫に大きな被害が出ますぞ!」

「反乱を起こした者へ対話など求めれば、弱腰と取られて、かえって反逆者どもをつけ上がらせましょう!」

 次々と挙げられる意見を蒼馬は軽く手を上げて制した。

「平原の収穫か……」

 こともなげな軽い口調で呟いてから蒼馬は居並ぶ廷臣たちの中にいる財務長官であるミシェナへと顔を向ける。

「ミシェナ。仮に〈たてがみの氏族〉が国から離脱した場合、ソルビアント平原からの収穫にはどれぐらい影響がある?」

 ミシェナはわずかに考えてから答える。

「さほど影響はないと考えられます」

 思いもしなかったミシェナの答えに、謁見の間はどよめいた。

 しかし、少し考えればそれも当然のことだ。

 ソルビアント平原の開拓は、主に〈尾の氏族〉の領域だった土地で行われている。他に〈牙の氏族〉と〈爪の氏族〉がそれぞれ自主的に開拓民を受け入れているのだが、人間嫌いのバララクは〈たてがみの氏族〉の土地での開拓を頑として拒んでいた。そのため、〈たてがみの氏族〉の土地を失ったとしても、ソルビアント平原からの収穫にはまったくと言って良いほど影響はなかったのだ。

 さらにミシェナは何かを思いついたように、「あっ」と小さく声を上げてから続けて言う。

「現在、ソルビアント平原からの収穫の一部を土地の賃貸料として、それぞれの氏族へ分配しております。国から離脱するとあれば、それもいらなくなるのでは? そうなると、むしろ国としては取り分が増えるかも知れませんね」

 国から離脱してもらった方が増収になるという予想もしなかった内容に重臣らはそろって目を丸くした。

 そんな彼らを前に、蒼馬はミシェナをねぎらってから言う。

「そうなると問題は、人材の面だね。――〈たてがみの氏族〉はゾアンの中ではもっとも人の多い氏族だ。当然、この国の軍に参加してくれている戦士の数は、もっとも多い。それだけの人が一気に抜けるのは大きな痛手で間違いないね」

 そこで蒼馬は自分の後ろを肩越しに振り返る。

「ねえ、シェムル。仮に私が力で〈たてがみの氏族〉を押さえつけた後、彼らはこれまでどおり協力してくれるかな?」

「無理だろ」

 シェムルは即答した。

「我々ゾアンにとって氏族とは同胞であり血族であり家族なのだ。それへ刃を向けた相手に力を貸すはずがない」

 蒼馬は「だろうね」と返してから、正面へと向き直る。

「聞いてのとおりだよ。〈たてがみの氏族〉が開拓民を襲っているのならば話は別だけど、今のところ国からの離脱を宣言しただけだ。それだけじゃあ、軍をもって押さえつけるわけにはいかない」

 そこで蒼馬は小さく肩をすくめてみせる。

「離脱による軍の戦士の減少を食い止めようとして力尽くで〈たてがみの氏族〉を押さえつけても、今度は国に反感を持つ大量の戦士を抱え込むことになっちゃ、目も当てられないよ。あと問題になりそうなのは、ロマニア国と睨み合っている背後に、もうひとつの勢力ができちゃうことぐらいか。でも、バララク殿も私たちと敵対したいわけじゃないでしょ。それなら今のジェボアとあまり変わらないんじゃないかな?」

 おどけた蒼馬の言い回しに、謁見の間は呆気に包まれた。

 そんな空気に流されては大変とばかりに、重臣のひとりが声をあげる。

「お待ちください、陛下! 他の地域への影響をご考慮ください! もし、この離脱という名目での独立が相次げば、国が瓦解してしまいますぞ!」

 悲鳴のような重臣の声に、蒼馬は「わかっている」とうなずいて見せてから、ニコッと笑う。

「それならば、私の王佐が言うように離脱したことを悔やむくらい、この国をよりよいものにする。それが私たちのやるべきことだと思う」

 蒼馬の言葉に、決断を迫っていた臣下たちは一様に言葉を失ってしまった。

 そんな静まり返った謁見の間に、大きな笑い声が響き渡る。

「これはいい! さすが、ソーマ陛下だ。デカいことを言う!」

 口を大きく開けて大笑いしたのは、ズーグである。

「バララクが悔やむぐらい、この国にいた方が得だったぞと示し続ける。すなわち、俺たちへさらに利益を与え続けてやるということだ!」

 ズーグの言葉に、「いや。そこまで言ったつもりはないんだけど」と蒼馬は内心で冷や汗を掻く。

「エルドアの将という立場を離れ、〈爪の氏族〉の族長として、また俺個人として言うが――」

 そんな蒼馬の心を知ってか知らずか、ズーグは片方だけになった目を笑みに細めて告げる。

「これまでのところ、陛下には十分に満足させてもらっている」

 それはとりもなおさず、これからも〈爪の氏族〉は変わらずエルドア国に帰属するという表明に他ならなかった。そして、それと同時に〈たてがみの氏族〉の離脱宣言によって芽生え始めたゾアンへの不信を払拭する発言でもあった。

 言動は粗暴そのものだが、そのくせ機転が利かせられる奴だな。

 密かに感心していたガラムだったが、そのときその頬にチリチリと焼けるような視線を感じた。

 そちらに目を転じれば、そこにあったのはこちらをジッと凝視する妹の姿である。

 おい、《(たけ)き牙》! 何をしている?! 〈爪の氏族〉に遅れを取っているんだぞ!

 そんな()き立てる声が聞こえてきそうな妹の視線に、ガラムはひとつため息をもらしてから口を開く

「俺たち〈牙の氏族〉も同様だ。それに、俺たちが日和(ひよ)って万が一にでもこの国がロマニアに後れを取られては困る。この国の代わりにやってくるロマニア国が、陛下よりも俺たちにとって良き隣人となるとはとうてい思えんからな」

 兄の発言に満足げに何度もうなずくシェムルの姿に、バヌカも慌てて声を上げる。 

「私もこの国に留まるつもりです! たとえ父上のご命令に背き、氏族から追放されようとも、私は平原には戻りません!」

 バヌカは、そう熱く宣言した。

 氏族を裏切ってまでエルドア国に殉じようというバヌカの決意に、居合わせた者たちの間から感嘆の声が洩れる。

 蒼馬もまた自分の建てた国とその理想に殉じてくれると感動したいところだ。だが、自分に向けられるはずのバヌカの視線が微妙に自分の後ろへずれているのに気づいては、そういうわけにもいかない。

 それでも蒼馬はできるだけ感動した風を装いながら「ありがとう」と感謝の言葉を告げてから、さらに続けて言う。

「でも、バヌカは〈たてがみの戦士〉たちを率いて平原に戻って欲しい」

 バヌカの下顎がカクンッと落ちた。

 せっかくの決意表明を台無しにして申し訳なかったが、別に蒼馬もバヌカをいじるために言ったわけではない。彼にはやってもらいたいことがあるのだ。

「バヌカには、バララク殿がいったい何を考えて独立を宣言したかを聞き出して欲しいんだよ」

 蒼馬がバヌカにやってもらいたいこととは、バララクの真意を探ることである。

「もちろん、ガラムとズーグからも真意を問いただす使者を出してもらう。また、〈目の氏族〉の巫女頭様に仲介を頼んでもらうつもりでもいる。だけど、それにバララク殿が素直に応じるとは思えないんだよ」

 これまでも蒼馬のことを語るときは決まって「人間でありながら」とか「人間にしては」などと前置くなど、明らかにゾアンである自分が人間種である蒼馬に従うのが不服であるということを隠そうともしなかったバララクだ。

 蒼馬やそれに従うガラムやズーグからの釈明を求める使者を送っても、それに応じるとはとうてい思えなかった。それはソルビアント平原の祭祀を司る〈目の氏族〉の仲介をもってしても変わらないだろう。

 それでも、もし聞き出せるとしたならば、たったひとりの息子であり、また次期族長でもあるバヌカしかいない。

 まだよくわかっていないのか、「はぁ」と気の抜けた返事をするバヌカに、蒼馬は発破を掛ける。 

「これは大事な役割なんだ。父親であり氏族の長であるバララク殿の真意を聞き出すのは大変だろうとは思う。でも、バララク殿が、なぜこのときになって国から離脱をしようとしたのか何としてでも聞き出してきて欲しい。平原すべてのゾアンのためにも。――そうだよね、シェムル」

「ん? ああ、そうだな。私からも頼む。バヌカならば、きっとやり()げてくれると信じている」

 いきなり話を振られて戸惑うシェムルだったが、すぐにバヌカを激励した。すると、バヌカも現金なもので「お任せください!」と目を輝かせて請け負ったのである。

 これには蒼馬も「ぶれないなぁ」と感心するほかなかった。

 しかし、バヌカに発破を掛ける意味もあったが、バララクの真意を確認することの重要性には嘘偽りはない。

 蒼馬はそれを再確認するために、マルクロニスへ顔を向ける。

「東部の方から、ロマニア国の動向を伝える報せは来てないかな?」

「いえ、陛下。セティウスからは、マサルカ関門砦には何の動きも見られないとしか報告が上がってきておりませんな」

 マルクロニスの答えに、蒼馬は「やっぱりそうか」と難しい顔になった。

 どうもおかしい。

 アレクシウスの反乱と〈尾の氏族〉の帰還、そして〈たてがみの氏族〉の離脱宣言。

 このいずれもエルドア国を揺るがす一大事が、ほとんど同時期に発生したのがただの偶然とはとても思えない。何者かが裏で糸を引いているとしか考えられなかった。

 その黒幕として真っ先に考えられるのが敵国ロマニアである。

 もし、本当にロマニア国が黒幕であったならば、ふたつの反乱が同時に起きた今こそ、まさにエルドア国へ攻め込む好機だ。それなのにいまだに動きが見られないのはおかしすぎる。

 それではロマニア国ではなく、アレクシウスが黒幕かと蒼馬は考えてみる。

 マルコの毒殺未遂は身分の高そうな人間が関わっていたという話だ。死んだマルコの家族が取り立ててもらえるといっていたところから、おそらくはアレクシウスが関与していたと見て間違いない。

 しかし、問題なのは同時に起きたゾアンの反乱だ。

 もともとソルビアント平原のゾアンを滅亡寸前にまで追い込んだのはホルメア国である。そのホルメア国の王子であるアレクシウスと、尾とたてがみの両氏族が果たして手を組むだろうか?

 あり得ない。

 蒼馬は、そう断じた。

 もし、アレクシウスが正体を隠してゾアンを利用しようと考えたとしても、人間嫌いのバララクは元より、人間に平原を追われた〈尾の氏族〉が人間の話を聞くとはとても考えられなかった。話すら聞いてくれないのでは利用しようもないだろう。

 だが、そうなるとますますもって黒幕の正体がわからなくなってしまう。いったい誰が何の目的をもって、このエルドア国を攻撃しているのだろうか?

 まったくわからない。

 蒼馬は眉間にしわを寄せた。

 今はまだ情報が不足しているのだ。これ以上は考えても答えはでないと判断した蒼馬は、少なくとも今ロマニア国が動いていないことを良いことだと判断した。

「朗報だね!」

 あえて蒼馬は明るい声で言う。

「今一番困るのはロマニア国が、この反乱に介入してくることだ。しかし、ロマニア国の動きが見られないということは、少なくとも今は反乱軍とロマニア国はつながってはいないと言うことだ」

 立て続けに起こった大事に動揺していた臣下も、状況は最悪ではないと告げる蒼馬の言葉にわずかに落ち着きを取り戻した。

 そんな臣下たちの様子を確認してから蒼馬は、ことさら自信ありげな口調で続けて言う。

「それなら、策はある! これからも手を組めないように、あいつらの間に(くさび)を打ち込むんだ!」

 いかなる策かと期待する臣下を前に、蒼馬は女官長へと顔を向けた。

「エラディア! アレクシウスの反乱に加担した者と交友関係がある者を探し出してくれ」

 すると優秀な女官長は、すでに人選はすませてあると言上する。蒼馬は「よくやった」と賞賛してから続けて言う。

「その人を介してアレクシウスに書状を出してくれ。

 文面は、こうだ。

『貴殿は正統なるホルメア王を名乗っていると聞き及んでいる。だが、かねてよりロマニア国に同じく正統なるホルメア王を名乗るヴリタスなる者がおり、ロマニア国もこれを認めている。いったいどちらが正統なるホルメア王であるのか?』――その他の時候の挨拶とかは任せる!」

 自らを正当なホルメア国の継承者と任ずるアレクシウスからして見れば、叔父とはいえヴリタスをホルメア王と認めるわけもない。また、それを認めるロマニア国を受け入れられなくなるだろう。

 さらに蒼馬はロマニア国へも布石を打つ。

「あと、それと同じような内容でヴリタスへも書状を出してくれ。ただし、ヴリタスへの書状には、次の一文を加える。『また、ロマニア国はどう考えているのか?』とね」

 有能な政治家であるゴルディア王子ならば、ヴリタスとアレクシウスを両天秤に掛けてくる懸念も考えられる。

 しかし、このような手紙をもらえばヴリタスとて黙ってはいられなくなるはずだ。

 また、ロマニア国には亡命した元ホルメア国の諸侯がヴリタスを王として仮のホルメア宮廷を開いていると聞いている。ホルメア国再興後のそれぞれの役職や領地の配分などを長い時間を掛けて調整した彼らからして見れば、今さらそれを台無しにされたくはないだろう。ましてや今さらアレクシウスに乗り換えるなどすれば、すでにいるアレクシウスの取り巻きたちの下風に立たねばならなくなる。

 それではこれまでのすべての苦労がご破算だ。

 それを受け入れられない亡命ホルメア国諸侯らまでもがいっせいに反発すれば、彼らを使ってエルドア国を打倒し、その後の統治を考えているゴルディア王子としても容易にはアレクシウスへ乗り換えられなくなるだろう。

 たった二通の手紙だけでアレクシウスとロマニア国の間に楔を打ち込む蒼馬は、さらに声を張り上げる。

「今もっとも早急に対応しなければならないのは、平原の開拓民の保護である!」

 蒼馬はガラムへと顔を向ける。

「ガラム! 至急、ゾアンを中心とした軍を編成してくれ。〈尾の氏族〉の襲撃から開拓民を守るのは、ゾアンが主力となってもらわなければならない」

 ゾアン同士の戦いとなるというのに、ガラムはその真意を問うような眼差しを蒼馬に向けてくる。それに蒼馬は「わかっている」と言わんばかりに小さくうなずいてから言う。

「このままでは開拓民たちの中に、ゾアンは野蛮な襲撃者としてのみ記憶されてしまう。氏族も違えば、個人個人を見ても別個の人格があるというのに、ただ野蛮な種族とひとくくりにされてしまう。それでは困るんだ」

 蒼馬はガラムだけではなく謁見の間に集った人たちすべてに言い聞かせるように声を張り上げた。

「人間の中には悪い人もいれば良い人もいるように、ゾアンにもまた自分らを襲う悪い人だけではなく、自分らを守る良い人もいるんだと知らさなくてはならない! ゾアンもまた私たち人間と何ら変わらないのだと!」

 熱い蒼馬の言葉に応え、ガラムは自分の胸を強く叩く。

「心得た! エルドア国のすべてのゾアンを代表して、ここに誓おう! これ以上、開拓民に被害を出させるようなことはない、と!」

 そうガラムは固く宣言した。

 それからわずかに首を傾けてから蒼馬に尋ねる。

「それで軍の指揮はどうする? 陛下も平原に来るのか?」

「私は〈尾の氏族〉を全滅させるつもりはない。もし、この襲撃が何らかの行き違いや誤解であるならば、それを解きほぐしたい。もちろん、開拓民への賠償などもあるだろうけど、できうることならば彼らと手を取りたいと考えている。そのためには、政治的な判断や決断が必要になるだろう」

 続けて「だから私も平原に行く」と言いかけた蒼馬だったが、そこではたと口を閉ざした。

 蒼馬の口を閉ざさせたのは、いまだ正体不明の黒幕の存在であった。

 一連の大事件はエルドア国を混乱させているが、いまだ致命的とは言えない状況である。これだけの大事件を立て続けに引き起こした黒幕が、ただ国を混乱させただけで満足するとは思えなかった。

 まだ何らかの攻撃をしかけてくる。

 そんな確信めいた予感を蒼馬は覚えていた。

 そんな中にあって自身が国の中心である王都から遠く離れたソルビアント平原に行くことに蒼馬は抵抗を感じたのである。

 かといってガラムだけに任せるわけにはいかなかった。

 ガラムは国の全軍を預かる大将軍だ。強力な軍事力を有する彼が国政に関与するのを(こころよ)く思わない勢力もある。下手にガラムが国政を左右する決断を勝手に下そうものならば、後々で重大な問題と突き上げられる可能性すらあった。

 しかし、だからといって一々何かがあるたびに蒼馬へ伺いを立てるというのも非現実的である。いくらハーピュアンの翼やゾアンの太鼓をもってしても、王都との連絡が即時というわけではない。それに即断即決を求められることも多いだろう。

 政治的判断が下せるそれなりの地位にある文官か大臣を従軍させられれば問題はないのだが、あいにくとゾアンの風習や文化に詳しい人間がいなかった。ゾアンに無知な人間を下手に従軍させたために、かえっていらぬ騒動や軋轢(あつれき)が起きる可能性を考慮すれば、なかなかそれにも踏み切れない。

 こんなことならばソロンを無理やりにでも宰相に押し上げておくんだった、と後悔しても後の祭りである。

 やはり自分が行くしかないのか?

 そう頭を悩ませたために沈黙してしまった蒼馬に、シェムルが(いぶか)しげな声をかける。

「どうした、ソーマ? いきなり黙り込んで」

 何でもないと答えようとした蒼馬だったが、そのとき天啓が脳裏に降りてきた。

 それを蒼馬はそのまま口にする。

「そうだ、シェムル。私の代理として平原へ行ってくれないかな?」

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― 新着の感想 ―
[良い点] これは面白くなってきましたね! ここで二手に分かれるのは吉と出るか凶とでるか [一言] 別れたあとの護衛はシャハタの兄さんかな? まあ腕利きには困らないでしょうから、後は搦手への対処ですね…
[良い点] 面白かったです。 [一言] 久々に最初から読み返しましたが、やっぱヒロインはシェムルですねぇ。
[一言] シェルムをシュルムと読んでたや…気がつかなかったよ…(;´д`)トホホ…
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