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破壊の御子  作者: 無銘工房
興亡の章
343/540

第21話 雌狼は謀り、毒蛇は語り、御子は陥る(後)

「姫殿下。本当に、破壊の御子はやってくるのでしょうか?」

 自分の前を馬に乗って進むピアータに、デメトリアはそう尋ねた。

 軍勢の矛先を南へと向けて進軍を始めたロマニア国軍の中である。愛馬の鞍上から、まるで童女のように目を好奇で輝かせながら風景を見やっていたピアータはデメトリアへと振り返る。

「何だ、デメトリア。私の言うことが信じられんのか?」

 デメトリアへ振り返った拍子に、そのわずかに波打つ黄金の髪が大きく広がった。軍中だというのに兜もかぶらないピアータとは対照的に、きちんとその銀髪を結い上げて兜の中に押し込めたデメトリアは、「そうではありませんが」と渋い顔で口ごもる。

 そんなデメトリアをピアータはからかうように笑う。

「私を信じろ、デメトリア。このまま南進をすれば、必ずや破壊の御子は我らの前に姿を現す」

 ピアータは断言するのだが、常識人のデメトリアはそれでも容易には信じられなかった。

 仮にも破壊の御子は一国の王なのだ。これが国家存亡の危機とも言うべき戦いならばともかく、いまだ両国はぶつかり合ってもいない緒戦の段階である。その段にあって王がのこのこと戦場に――しかもピアータが言うように最前線へ姿を現すとは思えなかった。

 自分たちロマニア国軍が王都へ直進せずに戦略的価値が低い南部へ軍の矛先を向けた今、デメトリアが考える破壊の御子が取るべき最善手は南部を切り捨てることだ。ロマニア国軍が南部を荒らしている間に、強固な守りがあるガッツェンの街で増援を待って決戦に備える。そして、長い軍事行動にロマニア国軍が疲弊したところを万全の態勢で迎え撃てば勝利も堅いだろう。

 そのデメトリアの意見をピアータは笑い飛ばす。

「それは無理だ。何しろ、破壊の御子はお優しいからな」

 ピアータはその唇に冷笑を浮かべる。

「聞いているであろう。破壊の御子は自分の軍に、兵ではない民たちへの暴行や掠奪を厳しく戒めているという。それはもう神経質といっても良いぐらいのものだ。敵対する国の民すら気遣うとは、何とお優しいことだろう」

 それはデメトリアも聞き及んでいた。

 エルドア国の軍では、民から銅貨一枚でも奪い取れば厳罰が下されるという。実際にルオマの街を攻略した際に、民へ暴力を振るったドワーフなどは斬首され、その首を晒されていた。そのため、エルドア国の兵士たちは銅貨が道に落ちていても、それを拾うどころか誤解を恐れて決して近寄ろうとはせずにわざわざ避けて道を通るという。そのあまりの潔癖振りにはエルドア国民からも「兵士さんを追い払いたければ、銅貨を道に置けば良い」と揶揄(やゆ)されるほどであった。

 しかし、この時代では掠奪と暴行は従軍した兵への余録である。

 ピアータやデメトリアは好みはしないが、兵への報酬を抑えつつ戦意を高める方策として、(おおやけ)に掠奪と暴行の自由を認めることも珍しくもない。

 蒼馬の掠奪と暴行への厳しい対応は、まさに異例と言ってもいいものだったのである。

「だが、な。物事は必ずや表裏一体のものだ。他者への優しさとは、裏を返せば他者からも優しくされたいという気持ちの表れに他ならぬ。そして、それは破壊の御子にとっても同じ。他国の民に対する掠奪や暴行を厳しく戒める奴にとっては、自国の民への掠奪や暴行ほど恐ろしいものはないのだ」

 そこでピアータは皮肉げに唇の片端を吊り上げる。

「幸いなことに、先の征西で我が国の悪行は知れ渡っているしな」

 先の征西では、浮かれたドルデア王が手綱を緩めたがためにロマニア国軍が度を超えた暴虐を働いたのは、いまだ記憶に新しい。その被害を受けた元ホルメア国の民にとってみれば、昨日のことのように思い出せるであろう。

「エルドア国南部は都市といえども万を越える軍勢に対する備えなどない土地。そんなところへ悪逆無比なロマニア国軍二万が侵攻するのだ。破壊の御子にとっては、まさに悪夢だろうな!」

 東部から中央にかけての都市や村々でさえ、抵抗の甲斐なくロマニア国軍に掠奪され、犯され、破壊し尽くされたのだ。それが南部で再現されるとなれば、その被害は言うに及ばない。

「何とかして我らから民を守ろうと思うだろう。何としてでも我らを追い払おうと考えるだろう。そして、今頃必死になってこの辺りの地図を睨んでいるに違いない!」

 ピアータは従者を呼びつけて一巻の地図を持ってこさせると、それを馬上で器用に広げた。

 もし、この場に蒼馬がいたならば、目を大きく見開いて「なんで?!」と疑問と驚きの声を上げたであろう。

 なぜならば、その地図は蒼馬が所持しているよりもこの辺りの地形を詳細に記したものだったのだ。

 その地図は、かつてこの辺りの土地を領有していた領主の持ち物である。その領主は国境近くの領主の心得として、かねてよりロマニア国とも通じ、先の征西ではロマニア国軍に荷担していた。それがために戦後は領地を捨ててロマニア国へ亡命せざるを得ず、その際に持ち出して自身への処遇に便宜(べんぎ)を図ってもらうためにロマニア国へ提供したものである。

 ピアータは地図上でロマニア国軍が向かう先にある一点を指差す。

「そして、奴ならばここに気づくはずだ。必ずや、ここに!」


                  ◆◇◆◇◆


「まずい。このままだとロマニア国軍に南部が食い荒らされる!」

 蒼馬は焦燥もあらわに歯をギリギリと噛み締めながら言った。

 思い浮かぶのは四年ほど前のホルメア戦役でのロマニア国軍の蛮行である。怨敵とも呼ばれたダリウス将軍を討ち取り、国王であるワリウスの首級まで挙げたロマニア国軍は勢いづき、東部から王都に至るまで暴虐の限りを尽くした。戦災復興のために、そうした土地を見て回った蒼馬は強い憤りと嫌悪を覚えたものだ。

 それと同じことが、今度は自分たちの国となったエルドア国で行われる。

 その想像に、蒼馬は強い恐怖と焦燥を覚えた。

 何としてでも食い止めなければならない! あの惨劇と惨状を繰り返さないためにも、何としてでもロマニア国軍を食い止めなければならない!

 そう固い決意とともに蒼馬はロマニア国軍の侵攻を食い止める手立てを考える。

 軍を急行させ、南部へ向かうロマニア国軍の後方を襲撃してみるか?

 そんな考えが浮かび上がるが、すぐに自身でそれを否定した。

 ロマニア国軍とて馬鹿ではあるまい。自身の軍の後方は必ず注意していよう。後方から襲撃しかけようとしても、かえって万全の態勢で待ち構える二倍の大軍と正面からぶつかり合う結果となりかねない。

 ならば、手薄となったマサルカ関門砦を先に攻めて、後方を遮断してはどうかとも考える。如何にロマニア国軍とはいえ、帰国の道を断たれてはおちおち進軍などしている余裕はなくなるはずだ。

 だが、それも即座に否定した。

 もともとロマニア国側からの侵攻を想定して建てられたマサルカ関門砦は西側の防備が薄い。しかし、それでも兵に立て籠もられればすぐには落とせないだろう。そうして手間取れば、今度は取って返してきたロマニア国軍と砦に挟み撃ちになってしまう恐れがある。ただでさえ数で劣っているところへ、さらに挟撃でもされようものならば勝ち目などありはしない。それどころかこちらの全滅すらあり得る。もしかしたら、それこそがロマニア国の狙いかも知れなかった。

 予想される侵攻経路のどこかに進軍を食い止められるような、焼き落とせる橋、崖を崩して防ぎ止められる隘路(あいろ)はないか?

 ない。いくら目を皿のようにして地図を眺めても、それらしいものは見つからなかった。もしかすればあるのかも知れないが、この世界の地図の精度ではそこまで詳細な情報は望めない。

 どうする? どうする?! どうすればいいっ?!

 ジリジリと火に炙られるような焦燥に苛まれながら、必死に地図を睨みつけるが一向に良策が思い浮かばなかった。

 すでに天幕の中には、南部の被害を諦める雰囲気すら漂い始める。

「これはガッツェンの街でロマニア国軍の動向を見定めつつ、増援を待つしかないのでは?」

 誰かが口にした意見には快く賛同できないものの、もはやそれしか方策はないのではないだろうかと誰もが思った。

 それでも蒼馬は地図に食い下がる。

 何か手はないのか? 何かロマニア国軍を食い止める策はないのか?

 蒼馬は再度ロマニア国軍の進路を確認すべく、地図上のマサルカ関門砦からロマニア国軍の予想進路を指でなぞっていく。

 マサルカ関門から南へ下り、山間を抜ける道をなぞっていた蒼馬の指が、不意に止まった。

「……ここは?」

 地図では南へと下る山間の道がやや開けた地形に入り、ふたつに分岐しているところだった。そして、小さく描かれた山を挟み、東側には砦らしき絵がある。

 蒼馬は音を立てて顔を上げた。

「ねえ! ここはどうなってる?! この辺りのもっと詳細な地図はない?!」

 すぐさまエラディアが地図を用意した。

 地図を引ったくるような勢いで手にした蒼馬は、それを睨みつけるように見つめる。

 その場に居合わせた者たちが注視する中で、しばらくしてから蒼馬は顔を上げた。

「この辺りの地形に詳しい人を誰でも良いから連れてきて!」


                  ◆◇◆◇◆


「出てくる。必ずや、奴は出てくるであろう」

 ピアータの副官デメトリアと同じく、蒼馬が本当に戦場に現れるのかと懐疑的なデリラに、セサル王はそう断言した。

「あやつは南部の民を見捨てられぬ。いや、見捨てることが許されないのだよ」

 どういう意味かと目に疑問を浮かべるデリラの前で、セサル王は両腕を大きく開くと謳うように語る。

「奴はすべての人を平等とし、あらゆる身分を廃した。それがためにエルドア国では、かつて騎士であった者も農民であった者も職人であった者も等しい権利を有している。それはまさに奴が言うように、一部の王侯貴族によるものではなく、すべての民による国の第一歩に他ならぬ」

 あたかも英雄の偉業を歌い上げるかのように語ったセサル王は、その顔を侮蔑のものへと一変させる。

「だが、民の多くは愚かなものなのだ。民が心配するのは一年後の飢饉ではなく、今日食べるパンの数。欲しいのは十年後に得られる金貨ではなく、今日手にする銅貨。目を向けるのは地平線の彼方ではなく、自らの足許でしかない。そんな民にとって世界とは、時間においても空間においても自身の周囲のごくごく狭い範囲でしかないのだよ」

 セサル王は小さく首を傾けてデリラの方を見やると、その唇の片端を吊り上げて笑みを浮かべた。

「そんな衆愚どもが、国全体のために犠牲になるのを我慢してくれと言われて納得できると思うか?」

 セサル王は断言する。

「できるわけがない! できようはずがない! そして、そんな衆愚どもが王侯貴族と同じ国を動かす権利を有しているのだ。それを無下に扱えば、国が傾いてしまう。そうならぬために、奴は切り捨てるのが最良と知りつつも、民を救うために動かざるを得んのだ」

 セサル王は、ハッと笑い飛ばす。

「何とも滑稽(こっけい)ではないか。奴が求める身分の差のない国を作るべく多くの民の支持を得ねばならぬというのに、その民こそが奴の首を絞めるのだからな」

 セサル王は咽喉を反らして、しばし声を上げて笑った。

 笑い終えたセサル王は椅子の肘掛けに頬杖を突くと、冷笑を浮かべる。

「かつてダリウスは、破壊の御子を希代の策士と評した。それは的を射ている。あやつは脳内を戦場とし、情報を兵に、知識と発想を武器にして戦う策士である。それ故に異質な知識と発想を有するあやつは、まさに希代の策士なのだ」

 セサル王は「だが」と続ける。

「策士は自身が知り得ぬ状況、理解できぬ展開を嫌う傾向がある。そして、破壊の御子はその最たるものだ。奴が戦場を選び、策を用意して戦うのは、戦いそのものを自分の掌中(しょうちゅう)に収めたいがため。それ故に事態が掌中より逸脱すると、とたんに奴は崩れる」

 セサル王は記憶を探るように目を上へと向けた。

「たとえば、かつてコンテ河の近くでアレクシウス王子を撃破したときの戦いだ。ダリウスの出陣を予測していた破壊の御子は、自らが万全の策を用意して待つ戦場に躊躇(ためら)いもなく進軍してきたアレクシウスに大いに困惑したばかりか、それこそ顔色を失うほど恐れたという。

 そして、現状もそれに似ている。今や自分の予想を超えて侵攻してきたばかりか、さらに意図のわからぬ南下を始めたロマニア国軍に、破壊の御子は同様に困惑と恐れを抱いているだろう」

 セサル王はわずかに身を前へと乗り出した。

「何が起きたのか? ロマニアの目的は? 南下の意図は? それを知るべく、奴は前へと出ようとする。

 しかし、それでも敵がダリウスであったならば、奴は策の存在を懸念して自重したであろう。

 だが、敵はロマニアだ。ゴルディアは優れた為政者であるが戦場の策士ではない。ダライオスを真似た猪武者どもは無論、それを率いるパルティスもまた言うに及ばず。無意識に奴は自身に匹敵する策士の存在を考慮に入れぬ。現状が、自身への罠とは考えぬ」

 セサル王の目が興奮にギラギラと輝く。

「不運であったな、破壊の御子よ。おまえは知らぬ。ダリウスの最後の弟子。ダライオスが()でた獣。西域にその名を轟かせたふたりの大英雄に認められたロマニアの雌狼の存在をな」


                  ◆◇◆◇◆


「破壊の御子は、王であって王ではない」

 ピアータは断言した。

「民衆を扇動し、兵士らを鼓舞するために自身の功績を高らかに謳うことはあっても、破壊の御子の自身への評価は低い。そうだな。謙虚や謙遜を美徳と思っているのだろう。もしくは周囲との過剰な同調と言うべきか。とにかく奴は自身を低く示そうとする」

 ピアータは小さく鼻を鳴らした。

「何とも滑稽ではないか。この世界を踏み荒らそうという巨大な怪物が、自身を小さいと思い込み、そう示そうとしているのだからな。

 そのため奴は思いもしないのだよ。ロマニアが国を挙げて狙う価値が自身にあるとは。そう行動せざるを得ないのだよ。敵の狙いが、自分であるわけがないとな」

 デメトリアが驚いた顔のまま聞き入る前で、ピアータの声が次第に熱を帯びていく。

「そして、奴は危険と思われる戦いほど、その身を危険の中に晒そうとする。自分もまた危険の中に身を置こうとする。ボルニスの街でダリウス閣下を打ち破った戦い(しか)り。コンテ河でのアレクシウスとの戦い然り。王都ホルメニアでの我が国との戦い然り。いずれも奴はもっとも危険なところにその身を置いている」

 すかさずデメトリアが「どこかの姫君にも聞かせたい言葉です」と茶々を入れた。だが、ピアータは「多くの兄や姉がいて代用が利く私と一緒にするな」と軽くかわしてから言葉を続ける。

「それは戦いの矢面に立つ兵士らにとっては信頼に値する行為であろう。兵を指揮する者にとっては美徳と言っても良い行動であろう。

 だが、王とは非情なものだ。

 たとえ傲慢と思われようとも、言葉ひとつで自分の手を汚さぬまま臣下の首を刎ね、我が身を安全なところに置いたまま指先ひとつで兵たちを死地へと送らねばならぬ。

 たとえ冷酷と言われようとも、民の多くを救うためにわずかな民を見捨て、国全土を守るために一部の土地を切り捨てねばならぬ」

 ピアータは言葉をいったん言葉を切ってから、次の言葉を力強く言い切った。

「それが徹底できぬなど、王にとっては悪癖に過ぎん! そして、その悪癖ゆえに破壊の御子は自ら死地へと飛び込んでくる!」


                  ◆◇◆◇◆


 蒼馬は必死になって考えていた。

 軍の中に蒼馬が注目する土地の出身者がおり、より詳細な地形の情報が得られたのは幸いである。その者の話を聞く限りでは、そこは蒼馬が期待していたとおりの地形であるようだ。

 これならばロマニア国軍に痛撃を与えられる!

 蒼馬は、そう強い確信を得ていた。

 もちろん、それを達成するためにはいくつもの乗り越えなければならない問題もある。だが、それについては心配していなかった。これまで一緒に戦ってきた仲間たちの力には絶大の信頼を置いている蒼馬である。蒼馬が知る彼らの力ならば、その程度の問題などものともしないだろう。

 やれる! 間違いなく、やれる! いや、やらなくてはいけない!

 このままロマニア国軍を放置すれば南部がズタズタにされてしまう。何の目的があるかはわからないが、それだけは何としてでも食い止めなければならない。

 それにロマニア国軍を率いるパルティスは決断力と行動力には目を見張るものがある。そんなパルティスに率いられたロマニア国軍の勢いは、それを正面から受け止めるのは愚策だ。だが、パルティスは策を(ろう)する人間ではない。そうした相手には、正面対決より奇襲をかけた方が効果的だろう。

 蒼馬は自分と注視する皆の前で、ゆっくりと顔を上げた。


                  ◆◇◆◇◆


 セサル王は蛇の冷笑を浮かべて言う。

「侮れ、侮れ、破壊の御子よ! おまえはロマニアの雌狼を知らぬ。それ故の侮りが、おまえを罠へと追い落とすであろう」


                  ◆◇◆◇◆


 ピアータは狼の獰猛な笑みをもって言う。

「焦れ、焦れ、破壊の御子よ! おまえは王の非情に徹せられぬ。それ故の焦りが、おまえを死地へと誘うだろう!」


                  ◆◇◆◇◆


 そして、蒼馬は悲壮な決意を込めて言う。

「決めた」

 皆の注目を集めながら、蒼馬は地図の一点を指し示した。

「ここでロマニア国軍の側面へ奇襲をかけよう!」

 蒼馬が地図上で指差した一点。

 そこはミルツァと呼ばれる東部から南へ降った道が分岐する南部の交通の要所であり、そしてロマニアの雌狼が仕掛けた狩場であった。

 後世ではロマニア戦役と呼ばれるエルドア国とロマニア国との戦い。その中にあって最初の激戦となる「ミルツァの戦い」が始まろうとしていた。


挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 農民を人質に王をつり出すのだよね? この世界の価値観としてあってるのか疑問
[気になる点] ロマニアは敵の主力を避けて南に行くみたいなこと言っているけど、普通に川の橋頭堡を抑えられた上で補給ができなくなって終わるのでは? 防衛上で各場所に砦があるのはそこが戦略的に意味がある場…
[良い点] 敵から語られるソーマ観 そして実際その通りなのですが今回ソーマはガラム達軍隊にに対してどんな理由を付けて同行するのでしょう? 今回は建前もないような?
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