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破壊の御子  作者: 無銘工房
龍驤の章
184/533

第50話 怪物

 それは、現代日本で何も知らなかった少年(じぶん)が、夢想していた力だった。

 異世界に行ったら、こんな力が欲しいと、こんな活躍がしてみたいと、そう想い願っていた力だ。

 それは、この世界に落ちてきたばかりの少年(じぶん)が、渇望していた力だった。

 敵のこもる砦や街を攻め落とそうとした時に、迫りくる敵の大軍を目の前にした時に、こんな力があればと、そう切実に願っていた力だ。

 しかし、それらを実際に授けると言われた蒼馬の胸の内に湧いたのは、喜びでも安堵でもない。

 それは、恐怖であった。

 蒼馬の顔は血の気が失せて、蒼白になる。不快な脂汗(あぶらあせ)がじっとりとにじみ出る身体は、指一本どころか舌ひとつとして動かせない。それに反して、酸欠にでもなったかのように呼吸だけが激しく速くなるのをとめられなかった。

「どうしたの、私の蒼馬? あなたの欲しい力を言いなさい。あなたが求める力を。さあ、さあ、さあっ!」

 決断を()かすアウラに、蒼馬は答えられなかった。

 そんな力を得てしまえば、どうなるのか? そんな力を得てしまえば、どうなってしまうのか?

 その予想に蒼馬は凍りついていたのだ。

 いつまでも返事をしない蒼馬の前で、アウラはちょこんと首をかしげて見せる。

「あら、遠慮深いのね、私の臆病な蒼馬」

 そこで不意にアウラはパッと顔を輝かせると、音を立てて手を合わせた。

「そうだ! 良いことを思いついたわ」

 何をと驚く蒼馬の前で、とびっきりの提案をする子供のようにアウラは目を輝かせて言う。

「全部あげる!」

 蒼馬は一瞬、アウラの言葉が理解できなかった。

 しかし、わずかに遅れてアウラの言葉が理解できた時、蒼馬の咽喉から押し殺した悲鳴のような音が洩れる。

 そんな蒼馬を無視してアウラは嬉々(きき)として言葉を続けた。

「あなたに、全部あげる! 全部、全部あげるわ! 人を呪い殺し、万の兵を打ち倒し、百万の軍勢を滅ぼし、あらゆる死を遠ざけ、人を魅了する。そのすべての力をあなたにあげる!」

 そして、いまだに身動きひとつとれない蒼馬に向けて、にっこりと微笑みかける。

「うれしいでしょ、私の蒼馬?」

 しかし、その微笑みは、獣の笑みだ。

 哀れな獲物を捕らえ、なぶり、そしてついには喰らおうとする肉食獣の笑みだった。

 そんな笑みを浮かべたアウラは、今の恩寵を授けた時のように、その指を蒼馬の額の刻印へと伸ばす。

 まるでなぶるように、ゆっくりとじわじわと自分の額の刻印に向けて伸ばされるその指を蒼馬は――。

「や、やめろっ!」

 バシッと音を立てて払いのけてしまった。

 耳が痛くなるほどの静寂が、周囲に満ちる。

 自分のやったことに今さらながら恐怖を覚える蒼馬には、その静寂は無言の叱責に思えた。とうていアウラの顔を見ることなどできず、ただ顔を伏せて時がすぎるのを待つしかなかった。

 ところが、しだいに静寂に耐えられなくなりつつあった蒼馬の耳に届いたのは、クスクスという忍び笑いである。

「そうよね、そうよね。そんな力いらないわよね、私の蒼馬ぁ」

 拒絶されたというのに、アウラの顔には怒りや失望の陰はなかった。

「それは正しい選択よ、私の賢い蒼馬」

 それどころかアウラの口許に浮かんでいたのは、歓喜の笑みである。

「そんな力は、人の力ではないわ。人ならざるものの力だわ。そんな力を得てしまえば、あなたは人ではなくなってしまう。人の形をした何かになってしまう。成り果ててしまう。そう、それは人ではなく、人よりも私たちに近い存在。神に近い存在だわ!」

 力強く断言したアウラは一転して、まるで(さと)すようにやさしく言う。

「でもね、蒼馬。私たちが神と崇められるのも、神と讃えられるのも、私たちが人から遠く離れた存在だからなのよ。

 人は恐れるから遠ざける。人は(おそ)れるから崇める。恐れられて、畏れられて、遠くに追いやられ、ただ崇められる。それが神。それが私たち。

 でも、そんな神と同じような力を持ちながら、人の隣にいる何か。人でも神でもない、何か。それを人は、こう呼ぶのよ」

 息を吸って吐くほどの間を置いてから、アウラは一音ずつはっきりと言った。

「怪物」

 そして、アウラは託宣(たくせん)を告げる巫女のように、おごそかに言う。

「たとえどんなに人の役に立とうとも、たとえどんなに尊敬の念が向けられようとも、たとえどんなに称賛を捧げられようとも、たとえどんな(あこが)れを集めようとも、神のような力を持ちながら神になれないあなたは、怪物になる。怪物になってしまう」

 いまだに尻餅をついたままの蒼馬をアウラは(あわれ)みのこもった目で見下ろした。

「なぜなら、人は弱いんですもの」

 アウラは自分の膝に手をついて腰をかがめると、蒼馬の顔を覗き込む。

「願うだけで人を死に至らしめる呪力を嫌悪しない人はいて? 万の兵を打ち倒す武力を恐れぬ人はいて? 百万の軍勢を呪文ひとつで滅ぼす魔力に怯えぬ人はいて? すべての死を遠ざける不死の力に嫉妬しない人はいて? うぶな乙女ですら魅了する力の前に自らが愛する者を晒せる勇気がある人がいて?」

 答えることすらできない蒼馬の姿に、アウラは嗜虐(しぎゃく)の笑みを浮かべる。

「そんな人はいないわよねぇ、私の蒼馬ぁ」

 アウラの言葉に、蒼馬はビクッと身体を小さく震わせた。

 そんな蒼馬の周りをアウラは両腕を広げて、クルクルと回る。

「人は弱いから、自分の力が及ばないものを(おそ)れる。人は弱いから、自分の理解が及ばないものを(おそ)れる。人は(おそ)れて、(おそ)れて、恐れて、それを怪物にする。怪物にしてしまう。そして、怪物に待ち受ける運命は、ただひとつ」

 哀しみに耐えられないとでも言うように、アウラは自分の肩を抱きながら声を震わせる。

「人によって打ち倒され、物語の最後をその命で(いろど)るの」

 蒼馬は、アウラの言葉を否定できなかった。

 現代日本にいた時に読んでいた漫画や小説でもそうだった。人ではない強大な力を得た主人公たちをもっとも苦しめたのは、敵ではない。

 それは、味方であるはずの人間だった。守るべきはずの人間だった。助けたはずの人間だった。彼らから向けられる拒絶こそが、もっとも主人公の心を打ち砕いたのだ。彼らによる裏切りこそが、もっとも主人公を窮地(きゅうち)に陥れたのだ。

 それと同じことが起こりえないと、誰が言える?

 それが自分の身に降りかからないと、誰が言える?

「でもね、私のかわいい蒼馬。もし、あなたが本当にみんなを救いたいと願うのならば、あなたは怪物になるべきだった。多くの人を救いながらも、恐れられて、遠ざけられ、いつかは人に打ち倒される怪物になるべきだった」

 そこでアウラは小さく頭を左右に振った。

「いいえ。あなたは、すでに怪物。世界の(ことわり)を狂わせ、人を死に追いやる猛毒という名の怪物だわ。

 だからこそ、あなたは弱い人であるのを望むのでしょ? あなたはちっぽけな人であることを願うのでしょ?

 みんなに怖がられないように、みんなに嫌われないように、ひとりぼっちにならないように。まるで、さびしがり屋の狼がみんなに怖がられないように、かわいい子ヤギの毛皮をかぶってごまかすようにね」

 アウラはどこからか取り出した子ヤギの毛皮を頭からすっぽりとかぶった。そして、子ヤギのように鳴いて見せる。

「メェ~メェ~。僕は怖くないよ。メェ~メェ~。僕は危険じゃないよ。だって――」

 アウラはかぶったばかりの毛皮の頭に手をかけると、一気にそれを引きはがした。

 その下から現れたのは、少女の姿をしたアウラではない。

 そこにあったのは、額に刻印を持つ少年の顔。

 その少年は、唇が耳元まで裂けるような笑みを形作って言う。

「僕の手では誰も傷つけられないんだから。僕の手では何も壊せないんだから」

 それに蒼馬は、悲鳴を上げた。

 少しでも目の前の少年から遠ざかろうと、尻をついたまま後ずさる。しかし、その背中が柔らかい何かに当たった。

「でも、そんな弱くてちっぽけな人のふりをするあなたが、もっとも恐ろしい」

 蒼馬が振り返るよりも早く、その声とともに蒼馬の首に後ろから白く細い少女の腕が回される。

 それは、アウラであった。

 では、目の前にいるのは誰だ?

 蒼馬が視線を戻すと、そこにアウラの代わりにあったのは一枚の鏡である。そこに映し出されたアウラは、背後から蒼馬の頭を抱えるように抱き締めながら、にたりと笑う。

「ねえ、私の蒼馬。あなたは彼女についてきてくれるか尋ねたわよね。でも、あなたは知っていたはずだわ。他の誰もがついてこなくとも、彼女だけは必ずついてきてくれると、あなたは知っていたはずよ。本当は、あなたは別のことを訊きたかったのでしょ?」

 すると、鏡に映し出された蒼馬の口が、本人とは関係なく動く。

「みんなは、僕を信じてついてきてくれるの?」

 鏡に映し出された自分の言葉に、蒼馬は胸を刺し貫かれたような衝撃を覚えた。そんな蒼馬の耳元にアウラは唇を寄せる。

「心配よね。心配するわよね、私の臆病な蒼馬。これから戦う敵は、自分たちよりも強いんですもの。そんなのを相手にするのだから、みんなが本当に自分についてきてくれるのか、自分に従ってくれるのか、自分を信じてくれるのか。五年前のあの日のように、五年前のあの時のように、心配で心配でたまらないわよね。

 だけど、あなたは、もう気づいているのでしょ? もう考えているのでしょ? それならば、迷わずやればいいのよ。五年前のあの日のように、五年前のあの時のように」

 アウラの言葉を聞く蒼馬の顔色は、すでに青白いを通り越して死人のようですらあった。

「どんなに英雄が勇気を奮い立たせよといっても、どんなに勇者が敵に打ち勝てると言っても、弱くて小さな人たちは心の底からは信じられない。だって、英雄も勇者も選ばれた人だから、特別な人だから自分らとは違うんだから。

 でも、あなたはそうじゃないわ。あなたの声ならば届く。あなたの声ならば響く。あなたにならばできる。

 だって、あなたはみんなと同じ弱くてちっぽけな存在なのだから」

 クスクスと忍び笑いを洩らしたアウラは、蒼馬から離れる。

「そうよ、私の蒼馬。何ら特別な力を持たないあなたは、ひとりで一匹の恐ろしい怪物にはなれない。でも、何ら特別な力を持たないあなたならば、あなただからこそ幾千幾万の人々で一匹の巨大で強大な怪物の意志になれるわ」

 まるで翼を広げて飛び立とうとする鳳のように、アウラは大きく両腕を広げた。

「ああ、なんて恐ろしい私の蒼馬。あなたは、みんなにやらせるのよ。敵対する人を殺すのも、万の兵を打ち倒すのも、百万の軍勢を滅ぼすのも、その名を歴史に永遠に刻むのも、人を魅了するのも。みんなみんな、あなたは自分の力ではなく、あなたを信じる者たちにやらせるのね。あなたが信じさせた者たちにやらせるのね。

 そして、みんなが積み上げた屍の山の上で、みんなが流した血の海の中で、あなたひとりはきれいなままで理想を(うた)い、ひとりで息絶えるの!

 それはなんて恐ろしく、おぞましく、そして美しい光景なんでしょう!」

「違う! 僕はそんなことはしない!」

 とっさに蒼馬は否定の声を上げた。

「いいえ。きっとあなたはすべてを壊すわ。きっとあなたは自らに課した(いまし)めすら破るわ。そして、きっとあなたは世界を破壊する!」

 アウラはその白い咽喉を反らし、ゲラゲラと笑い声を上げた。

「ああ、蒼馬、蒼馬、蒼馬っ! 破壊(はかい)し、破戒(はかい)し、破界(はかい)する! あなたこそ、私の愛しい御子! 私の破壊の御子!」

 甲高(かんだか)い少女の声で、古い獣のうなり声で、そう告げるアウラに、蒼馬は自分の耳を塞いで必死に耐えるしかなかった。

 そこで蒼馬は、ハッと目を覚ます。

 しばし自分のおかれた状況が理解できずに茫然としてしまった蒼馬だったが、ようやく自分が寝台の上に横になっていたのに気づく。じっとりと肌を覆う不快な脂汗に耐えつつ寝台に横たわったまま、目だけを動かして真っ暗な寝室をうかがった。

 しかし、そこにはあの性悪な女神がいた痕跡はひとつとして残されていない。先ほどまでのことが本当にただの悪夢であったかのようである。

 だが、それでも蒼馬の耳には、あのアウラの笑い声の余韻がこびりついて離れなかった。

 蒼馬は右手で握り拳を作ると、それを寝台の敷布に叩きつける。ぼふっという布を打つ柔らかい音が、静まり返った寝室にやけに響き渡った。

「……また、やるのか。やるしかないのか」

 いつも、そうだ。いつだってそうなのだ。

 あの性悪な女神は、選択を迫ってくるだけなのだ。自分が目を逸らしたいと思っているものを、否定したい事実を、考えたくない未来を眼前に突きつけてくる。

 しかし、決して何かをしろとは命じない。

 ただ自分に選択しろと言うだけなのだ。

 それでも、それを選択せざるを得ない状況に、蒼馬は先程よりも力を込めて敷布を叩いた。

「見てろ、アウラ。今は無理でも、最後は――最後だけはおまえの思い通りになってやるものか」


                    ◆◇◆◇◆


 翌朝、ボルニスの街の広場に数千人からの人々が集められた。

 それはゾアンの戦士たちを主力とする蒼馬の兵たちである。これからホルメア国との戦いを前にし、ここで出陣式を()り行うために集められたのだ。また、それを見物しようとする街の住人らが遠巻きにそれを眺めていた。

 そんな中で、〈牙の氏族〉族長にしてソルビアント平原全ゾアンの大族長でもあり、また平原最強との呼び声も高い黒毛の勇者ファグル・ガルグズ・ガラムは、むっつりとした顔で腕組みをしていた。

 ガラムが不機嫌そうな顔をしているのにはわけがある。

 実は、当初の蒼馬の説明では、ホルメア国に警戒態勢を整えられる前に渡し場を強襲し、そこを制圧するはずであった。そのため、ホルメア国側に気取られないように、出陣式はごくごく控えめに、また簡潔にすませると聞いていたのだ。

 それを今朝になってから集められるだけの兵たちの前で出陣式を執り行うと蒼馬は告げたのである。

 多くの者たちは、この突然の通達に首をかしげたが、蒼馬が唐突に自分らの思いもよらない発案をするのは珍しいことではない。それはガラムも十分に承知していたことだったが、敵を強襲しようとする前に、こうしておおっぴらに出陣式をやる意味は、さすがに理解できなかった。

 そうした釈然(しゃくぜん)としない想いから、ガラムは先程からずっと押し黙っていたのである。

「おい、ガラムよ。おまえは何か聞いているのか?」

 そこに声をかけて来たのは、〈爪の氏族〉の族長にしてガラムと並び称せられる赤毛の戦士クラガ・ビガナ・ズーグである。

「ピピたちがああして不審な者がいないか監視してくれてはいるが、こうおおっぴらに出陣式を執り行うのは良いとは思えんのだがな」

 ズーグはポリポリと自分の頬を指先で掻きながら、空を見上げる。そこには、いくつもの鳥のような大きな影が弧を描いて飛んでいた。

「……知らぬ。――《気高き牙》も、ソーマの思いつきだろうと言っていた」

 ガラムは出陣式のことを伝えに来た妹に尋ねた時に返ってきた言葉をそのまま教えてやった。

 それから、その時のことを思い出したガラムは、さらに眉間にしわを寄せる。

 我が妹ながら、いくらなんでも盲目的すぎやしないかと心配になる。いくら「臍下の君」とはいえ、少しは相手の言動に疑問を持つべきだ。そう人が忠告すれば、「悩みすぎると自慢の毛が抜けるぞ」とぬけぬけと言うのだ。まったく、あの妹ときたら……。

 そんなことを考えていたガラムの脇腹をズーグが肘で小突く。

「おい。ソーマ殿がきたぞ」

 それにガラムが顔を上げると、シェムルを従えて歩く蒼馬の姿が見えた。

 自分らの登場にざわめく兵たちの前を横切り、この出陣式のために急遽用意された背の高い台のところまで来た蒼馬は、その場にシェムルを留めると、ひとりで台にのぼる。

 台の上に立ち、整列する兵たちを見下ろした蒼馬だったが、すぐには何もしなかった。

 ホルメア国との戦いの正統性を訴えるわけでもなく、ましてや出陣の号令をかけるわけでもない。ただ腕組みをしてざわめく兵を見下ろすばかりであった。

 それに兵たちの間から、ちらほらと「静かにしろ」という声が上がる。それは五年前の「鉄の宣言」の場に居合わせた者たちであった。「鉄の宣言」を覚えている者たちの声もあり、五年前よりも早くざわめきが消え、数千の人がいるとは思えないほどその場が静まり返る。

 そして、それを確認した蒼馬は、ゆっくりと腕組みを解くと、ようやく口を開いた。

「僕は、戦いが嫌いだ」

 今回、更新が遅れてしまって申し訳ありません。

 どうしてもアウラの言い回しが満足できずに、書いては削除し、書いては削除しを繰り返していたため、遅くなってしまいました。

 でも、できればもっと蒼馬の心をえぐり、踏みにじり、その上に反吐をぶちまけるような強烈な台詞にしたかった。


 新たな恩寵を期待していた方は、ごめんなさい。蒼馬の恩寵は今までどおりです。

 これまでどおり知恵を絞った戦いをしたいので、蒼馬には便利だったり強力だったりする恩寵を与えるつもりはありません。


 ちなみに恩寵ですが、現時点で名前の出ている三名の人間の神の御子の恩寵は以下のようなものです。


 アウストラビス大神官:カルディアナル広場と同じ広さの場所にいる人間すべてに自らの声を届かせる。拡声器がなくても便利!

 バグルダッカ大公:投げた槍は必ず当たる。ただし、射程範囲を超えたり、変な軌道で飛んだりしないため、めちゃくちゃ投槍が巧いというだけの能力。

 聖乙女パルフェナ:この方は、まだ秘密。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] この時にソーマが 「望めばいつでも炊きたてのご飯が出てくる恩寵が欲しい」 って言えば、アウラはその恩寵くれたのかな?(笑)
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