表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/20

第2話、事件

 オフ会は新しい出会い、後からログインしたメンバー全員。

 絢爛舞踏世界樹オンライン、通称はSO。

 新十郎の操る巨乳エルフの女性アバター、兵器召喚の使い手、リアルな闇の勇者、賊を極めた賊の中の賊、代わりに義賊。

 ニューディア「マスター、リアルなあれですね?」

 茜岩万由利のアバターのホウカイ「今日からPK禁止」

 リアルは黒一点、アバターは紅一点。

 皐月美那のアバターのリュウ「今日から禁止か」

 三月三鶴のアバターのゴルゴ「禁止だ」

 ニューディア、ホウカイ、リュウ、ゴルゴの4名は最多のPK賞を得た後、急に大人しくなる。

 オンライン中のニューディアは新十郎の趣味の園芸、兵器召喚にぶっ飛ばす。

 ログアウトした翌日の登校、SO経由のLINEをチェック、新十郎は闇の勇者として力量は確か、代わりに義賊として活動する賊。

 このバスから駅前、駅から目的の駅でおりた、LINEをチェック、一年生の3名は極秘を決定していた。

 駅近いバス停に立つ、二年生の茜岩万由利はバイクに登校途中、見かけた不良生徒達が捕まえる女性の姿に、近くに停めたLINEを送る。

 ニューディア「え、不良生徒達が女性を?」

 リュウ「不味い」

 ゴルゴ「処理する」

 ニューディア「近くから探すとして、俺は裏路地を探すよ」

 別れた3名、新十郎は使い魔を召喚、烏川が離陸、この使い魔と視界共有に探す、

 烏川が発見した不良生徒達と女性、新十郎は全力疾走、並みの移動力は5、騎兵は7、賊を極めた新十郎は健脚、瞬足、韋駄天に走り抜ける。  

 ニューディア「LINEに送る」

 この決定的な前に不良生徒達の姿を発見、新十郎は全力疾走と無音走行に近づき、不良生徒達の一人を掴み、壁に打ち付ける。

 「悪党共、女性を離せ!」

 不良生徒達は邪魔に苛立ち、ナイフ、スタンガン等の武器を取り出した。

 「重武装かよ」

 新十郎は物資生成、物資複製、兵器創造に電気が走る棒を握る。

 不良生徒達の頭が呻く。

 「なに、袖からスタンロッド?」

 不良生徒達にスタンの一撃、上空から烏川が案内した三鶴は手に持つペットボトルを不良生徒達に噴射した。

 スタンロッドの電気が感電、不良生徒の一人が震える、他は素早く離脱。

 社会人の女性は茫然。

 「ゴルゴ!」

 銭投げに不良生徒の一人の額を弾く、スタンロッドの電気が一名を感電。

 烏川が案内した美那は近い看板を掴み、豪腕に不良生徒に打ち付けた。

 不良生徒達の頭が叫ぶ。

 「3名だ、囲んでやっちまえ!」

 バイクから降りた魔王の茜岩万由利、女性にしては長身の170cmに魔法の射程距離、召喚した幽体を地面に投下、近い自販機から缶を買う、この先の交戦状態に缶を全力で投げた、一人にヒット、破裂した音と吹き飛ぶ一人。

 地面から幽体が沸く、不良生徒達は冷静に離脱、頭は女性にナイフを突きつける。

 頭は叫ぶ。

 「女を切られたくなければ退け!」

 不良生徒達は仲間を回収、頭の合図に奥に逃げる。

 「OLさん、大丈夫ですか?」

 「ええ、強いのね、助かったわ」

 この幽体の離脱、女性を歩道に案内。

 「もう大丈夫」

 「私は横浜市私立太陽光大学附属小中高一貫校の高等部二年生の茜岩万由利、3名は後輩の一年生です。まずは病院から、警察は避けた方がいい」

 「そうね、警察には話しにくいし」

 近くの総合病院、この緊急時のヵ所に治療。

 医者の老人が話す。

 「鈍器に殴られたヵ所がひび、ナイフはなかったが、スタンガンのヵ所が1ヶ所、警察は?」

 「職場にいづらくなる、極秘で」

 この形に終了しなかった。

 「私は横浜市私立太陽光大学附属小中高一貫校学園職員の向日葵夏樹、職場は金庫のセキュリティと、学園内の内偵者、不良生徒達の頭に依頼した側を探すの、協力してもらえない?」

 「なるほど、担任に連絡を」

 LINEに送る、担任から返答。

 「3名は?」

 「合格です。ゴルゴ、リュウも同じく」

 「よかった。では次に移る」

 向日葵夏樹に協力して、不良生徒達の頭に依頼した側を探る。

 烏川が案内。

 「賢い鴉ね」

 「頼もしい味方でして」

 「鴉使いの少年、他の3名も実戦に慣れた即戦力、今日で捕まるかしら」

 「確率は高い、不良生徒達の頭は依頼人に接触するとみる」

 「頼もしいわね、内偵者は他に1名、この予想だけど、宮下新十郎君は能力者よね、袖からスタンロッドを取り出せる、わからないかしら?」

 「未來を見てみます」

 未來予知能力を活用、未來演算能力を活用。

 「あった。不良生徒達の頭は依頼人に接触する場所は廃棄された倉庫街、このAの10、依頼人は護衛4名と来ます」

 「よし」

 「まて」

 「どうしました?」

 「作戦を練ろう、人質は困る」

 この作戦の計画、新十郎の物資生成、物資複製、兵器創造能力に把握した廃棄された倉庫街の一覧。

 「やはりだ。電源が生きてる、ハックして正解だった」

 「さて、難しい問題ね」

 「問題は少数精鋭に限る」

 廃棄された倉庫街のAの10、この慎重に動く。

 「宮下新十郎君、三月三鶴さん、忍び足が上手いわね」

 頷く二人、美那、万由利は陽動の正面、この慎重に迂回した3名はLINEに送る。

 「美那、奇襲は成功すると思うか?」

 「経験から宮下新十郎はしくじらない、奇襲は成功するとみた」

 「ふむ、私は幽体を地下に置く」

 「ネクロマンサー?」

 「違う、幽体を召喚する魔法だ」

 幽体を地下に置く、真正面から入る、不良生徒達は武器を構える。

 不良生徒達の頭が叫ぶ。

 「始末しろ!」  

 タイミングに合わせた新十郎、三鶴の奇襲、依頼人の護衛4名に一撃、長い鉄製の棒になぎ払った。

 4名は気絶、依頼人に接触した夏樹、前後に挟まれた不良生徒達は円陣を組む。

 新十郎

 「動くなよ。単なる棒じゃない」

 振動の棒、一秒間に数十万回の振動、不良生徒達は長柄武器にスタンガンを向ける。

 「正面は二人だ、だが陽動役は本隊だ、順当に左右からすり抜ける」

 散開した不良生徒達は左右に走る。

 「追撃はするな!」  

 逃がした形。

 夏樹

 「1名を得たし」

 尋問、新十郎は秒間数十万回の振動の棒を依頼人の肩に置く。

 依頼人の男性は左右を確認。

 「動くなよ。一秒間に数十万回の振動する棒だ。下手な抵抗はミンチになるぞ?」

 依頼人は後方に滑る様に離脱、護衛の武器を引き抜く、新十郎の武器ではなく、幽体が依頼人を抱き締める。  

 「ゴーストタッチ、きつい」

 苦しむ依頼人の男性。

 「色々と便利でな」

 「死なない?」

 「死なない、回復魔法」

 新十郎の回復魔法、この慎重にゴーストを解く。

 「貴様なんなんだ!」

 「ちょっと手を借りてるの、所謂の超能力者の集団、表にできないけど」

 「超能力者?」

 新十郎は語る。

 「私の名前、雇用した不良の頭の名前、護衛の名前、どうして?」

 「未來演算に把握した、未來予知能力、未來予測能力、未來演算能力」

 「なるほど、見慣れない兵器はカスタムか」

 新十郎は棒を依頼人の肩に置く。

 「背中に幽体、真正面は棒、妙な体術は止めろ」

 尋問は進む。

 未來予知能力、未來予測能力、未來演算能力の三大がある新十郎は生身の人間から神に等しい。

 「まあ、少しみるか」

 未來を視る、この形に依頼人の男性の尋問が終わる。

 「向日葵夏樹さん、どうします?」

 「気絶してもらう」

 新十郎の手に口と鼻を塞ぐ、依頼人の細川伊戸は気絶した。

 「酸欠に気絶した位、不良生徒達は烏川が案内する」

 この追っ手、細川伊戸は新十郎が担ぐ。

 三鶴が調べる。

 「護衛の武器、妙だ、変な機械だ」

 「サモンデバイス、契約した使い魔を召喚し、使役する武器よ」

 新十郎

 「貰うか」

 サモンデバイスの4個はギルド「カオス」が貰う、この先に案内する烏川。

 不良生徒達の頭が呻く

 「てめえら、どうしてわかった?」

 「横浜市内で廃棄された倉庫街近い穴場はここくらいだ、俺も常連客でな」

 武器を引き抜く不良達。

 「普通の武器だ。妙に軽い武装は怪しいな」

 サモンデバイスをトリガーを引く、新十郎のサモンデバイスから使い魔のピクシーがでる。

 「よう」

 「あわわ、私は妖精ピクシー、どうか命はお助けを」

 苦笑いした新十郎。

 「殺さないから、手を貸せ」

 「わかりました。妖精ピクシー、どうかよろしく」

 不良達の突撃、ピクシーの風の攻撃魔法を一人が食らう。

 不良達の頭は叫ぶ。

 「超能力の手品は数に押し切れ!」

 怒声と走る不良達、新十郎は棒を生み出し、両手に払う。

 足払いにスタンした不良達の4名、地面から幽体が沸く頭にゴーストタッチの抱擁、三鶴、美那が左右から不良達の腹に一撃に不良達が浮く。

 「ふざけんな、たかが女子3名に、地味で冴えない男子1名じゃねぇか!」

 「違う、この人は違う、貴方は間違ってる、バカは辞めなさい、死ぬわよ?」

 妖精ピクシーは忠告した。 

 「ヘッド!」

 ゴーストタッチを食らう最中、手下達が慌てる。

 二人は浮いた後に倒れ、四人は立ち上がり、一人は頭の代わりに指揮を取る。

 「副の周防だ、真ん中の向日葵夏樹に集中、後は無視しろ!」

 この命令に新十郎の棒が四人の体を吹き飛ばす。

 「バカな、地味で冴えない男子1名で、四人も」

 「貴方がバカなのよ。わからないの、この人は濃い闇の混沌よ、人間が勝てる相手じゃない」

 「そんなバカな、人間じゃない?」

 三鶴の銭投げが額を弾く。

 不良達の残党が二人、この起死回生にゴーストを攻撃もゴーストタッチを食らう。

 「投降する!」

 不良達の頭が叫ぶ、交戦は終了。

 「能力者って奴」

 「どうりで」

 「そんな訳で、報酬の薬、渡して貰えるかな?」

 「なんで知ってる?」

 「能力者って奴でね」

 不良達の報酬の麻薬を回収。

 夏樹が調べる。

 「デモンドラッグだ」

 「ち。摂取済みか」

 ギルドマスターの万由利が舌打ち。

 「デモンドラッグってなんです?」

 「デモンに変身する麻薬だ。およそ二時間に浸透、強靭な体力を得る代わりにデモンドラッグ漬けになる」

 「太陽光大学附属小中高一貫校学園の生徒ですし」

 「厄介だな」     

 「薬を抜けばいいんですよね?」

 「それはもちろん」

 新十郎は暗黒魔法と神聖魔法の二つにデモンドラッグ漬けを治療。

 夏樹は頷く。

 「内偵していた理由がこれ」

 「デモンドラッグ」

 夏樹は頷く。

 「横浜市私立太陽光大学附属小中高一貫校学園は、人口が約小中高一貫校に3600人位、大学は約2万人位、大学院は伏せるわ。このデモンドラッグのルート調査でもあるわ」

 「なるほど、細川伊戸、不良達の管理は任せます」

 「内偵者の協力者って事でいいけど、能力者は伏せるしかないわ。サモンデバイスの使い魔契約も、ひとまずは運ぶしかないわ」

 細川伊戸、不良達をロープに巻き絞め、横浜市私立太陽光大学附属小中高一貫校学園のバスを運び、細川伊戸、不良達を輸送。

 「乗り物はコンプリートしてるわ」

 「楽でいい」

 「妖精ピクシーが怯えた理由は?」

 「昔話に少しありまして、詳しくは茜岩先輩に聞いてください」

 「ふむふむ、個性豊かな仲間ね茜岩万由利さん」

 「もう少し大人しい仲間がよかった」

 この形にお手柄、校長は報告に、理事長に報告、横浜市私立太陽光大学附属小中高一貫校学園内の学生4名は協力者達、不良達がデモンドラッグを摂取済みに理事長は唖然。

 夏樹は頷く。

 「一応は解毒剤を試しました」

 「デモンドラッグに解毒剤がある?」

 「はい。詳しくは茜岩万由利さんに聞いてください」

 「高等部二年生の茜岩万由利です。解毒剤は厳密にはありますが、テスト段階の劇薬ですので、中和位かと」

 「ふむ、中和か、なら観察かな」

 不良達、細川伊戸は隔離室に監禁。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ