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Not change affection  作者: janky
3/19

3話


「ハッ!」



バッと起き上がり辺りを見回した


「…拓人さんの部屋?」


微かに香る拓人さんの香水の匂いに胸が高鳴っていく

傍に居るのに理由なんかないまま、今日まで来たから…

一歩進みたくても進めなくて、関係を壊すことも進めることもとても怖い

好きだから、好きすぎて、どうしていいのかも解らなくなる

「ダメダメ…」

暗いこと考えないようにしなきゃ…


街の灯りが窓越しに見えるけど部屋は暗い

電気をつけようと近くのスタンドに手を伸ばした時

ガタンと何かを倒してしまい手を伸ばし音の元凶を探り当てる

そこには、小さな光に照らされる私の知らない拓人さんと

寄り添う女の人…

「…彼女?」

その写真が現実を私に伝えようとしてる

心も体も震えていく、行き場をなくしそうな思いに目を瞑った



「違うよね…拓人さん…」





――――――――


「愛桜!!」

「う…ん」



「愛桜!起きろ、学校遅れるぞ?」

「へ?もうそんな時間?」


ガバッと起き上がると優しく笑う拓人さんが居た

「どこも痛くねぇか?」

「うん…」

「さすが酒豪の娘だな」

「あんまり嬉しくないよぉ。

あ~せっかくの拓人さん家だったのにな…」

「なんだそれ、制服取りに行くんだろ?家まで送る。あっ母さんが弁当持ってけって」

「いいよ、近いし歩いて帰る」

「黙って送られとけ、

そういや昨日おばさん達帰ってきてないみたいだぞ?」

「まあ最近よくあるの、仲良すぎも困る」

「…だな」



愛桜はいつもと変わらない。

昨日のキスはもう覚えてないみたいだな…

そう思うとホッと胸をなで下ろす自分が居た

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