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経済人類学とVALUと家庭果樹園とブタベスト物語

 実は大学の卒業論文が『経済人類学と文明』だったりして、元明治大学の経済人類学者、栗本慎一郎に傾倒していた。


 近代社会、資本主義以前の未開社会では経済システムは『互酬、再分配、交換(市場)』(アフリカの古代ダホメ王国の研究)の三要素で形成されていた。


 経営学者ドラッカーの師匠のひとりである、東欧のハンガリー出身のユダヤ人の経済人類学者カール・ポラン二ーの理論であるが、資本主義社会は『市場』が肥大化して機能不全に陥ってるので、田舎の物々交換経済のような『互酬』、VALUのような『再分配』機能を強化していく方向が社会の再建には必要不可欠である。



 社会主義は廃れてしまったが、ドラッカーも言ってたように社会はひとつの生命体なので、血液のような貨幣や物が循環していく仕組みを作らないと動脈硬化に陥る。


 ポランニー幼稚園に通っていたアーサー・ケストラーのホロン理論、カールの弟である物理化学者で科学哲学者マイケル・ポランニーの暗黙知理論(生命の創発、層の理論)にも通じる。


マイケル・ポランニー 暗黙知の次元 紀伊国屋書店 1980 ちくま学芸文庫 2003

https://1000ya.isis.ne.jp/1042.html



 コンピューターを作ったフォン・ノイマンなど、現代文明のほとんどを作った天才的ユダヤ人たちの集ったブタベストの物語は刺激的である。


『1918年の革命をひかえたハンガリー帝国の首都ブタペストには、数多くの天才が生まれた。すなわちカールとマイクル両ポランニー兄弟。ルカーチ。マンハイム。ローハイム。シラード。ノイマン、バルトークである』


ブダペスト物語―現代思想の源流をたずねて 単行本 – 1996/11 栗本慎一郎 (著)

https://www.amazon.co.jp/dp/4794937776

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