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第二話『妙な安心感があるのは自分だから』

早くも第二話です。

タイトルで分かっちゃうかな?

「すー…すー…」

「・・・・・(ガタガタガタ」←どうすれば良いのか解らなくて震えだしている音


前回に引き続きすまない。

東崎裕也だ。


こんな状況、普通じゃあり得ないのでどうすれば良いのか解らないんだ…

じゃあ抜け出せよラッキーすけべ野郎?バカを言え。脚が絡みついてるんだよっ!!


相手の格好は

下着+ワイシャツ一枚『のみ』←ここ重要


・・・・・・・・拷問か?

これ何かの拷問か?

そうだろう?なぁ、そう言ってくれよ…違う、だと!?


嘘だと言ってよバァァーニィィィー!!


と、取り敢えず素数だ。素数を数え…素数知らぬぇえ…orz



「・・・・・(じー」

「・・・・・!?」


不意に目の前の美少女とバッチリ目が合う俺。

いや、だからどうすれば!?


「・・・やぁ( ̄ー ̄)」

「・・・ど、ども(ーー;)」


何で某ショボンハウスの挨拶っぽいんだよ!?

このしたり顔を見る限り確信犯なのか!?



・・・・・・・・・・・・。




「この場合、私は叫んだ方が良いかな?(キリッ」

「何でもするからやめて!」


何とか彼女の叫びを止めることに成功。

舌打ちとか聞こえないんだからねっ!


「さて、起きるのが面倒なのでこのまま質問させていただくが…」

「いや、起きろよ」

「パーフェクトだ(キリッ」

「感謝の極み(キリッ」


彼女のさり気ないボケに思わずツッコミを入れる。

え?何この子ノリが最高。


「君は誰なんだ?」

「よっと…まずは其処からか。私は『東崎祐奈(ひがさきゆうな)』」


・・・・は?

妹と同じ名前…だと?


「して、キミは?」

「・・・・・俺は東崎裕也だ」

「・・・・何だと?」


この反応からしてまさか…!


「お前の下の子の名前と俺の名前を同時でいうぞ!」

「ああ…!」


「「せーの、

『ひがさき ゆうや』!!

……!」」


まさか…冗談だろう!?

俺の頭の中で不可思議な出来事が想像とともに形をパズルの様に変えて行く。

同姓同名…これならば簡単に説明がつく。

しかし、こうも顔がそっくりな同姓同名がいるのだろうか?

探せばいるだろうが、この状況はそうはいかない。

恐らく、双方共に『寝ている所に知らない(男性/女性)がいる』という状況だ。


俺は確認の為に目の前でも思案中の彼女に声を掛ける。



「祐奈…でいいか」

「ん、ああ」

「いくつか確認させてもらうぞ」

「私からも頼む」

「わかった」


順にいくとしよう。

まずは俺からだ。


「無茶はしても?」

「無理はするな」


ふむ…即答か。

次は彼女からだ。


「ではいくぞ。無茶を通して」

「道理を蹴飛ばす」


彼女も納得した表情だ。

そして俺達は、交互に合わせていった。


裕也「多少の無理は」

祐奈「無茶の範囲内」


祐奈「寝耳に」

裕也「熱湯」


裕也「猿も木から」

祐奈「撃ち落とされる」


祐奈「犬も歩けば」

裕也「埋蔵金」


裕也「河童の」

祐奈「塩焼き」


祐奈「耳に」

裕也「大声」


裕也「ネコに」

祐奈「鰹節」


祐奈「千里の道も」

裕也「飛行機で楽々」


裕也「サイクロン!」

祐奈「ジョォォカァァー!」


祐奈「俺!」

裕也「参上!」


裕也「プテラ・トリケラ・ティラノッ!」

祐奈「プ・ト・ティラーノザウルース!!」


祐奈「可愛いは」

裕也「正義!」


裕也「キュート・イズ」

祐奈「ジャスティス!」


祐奈「流派、東方不敗は!」

裕也「王者の風よ!」

祐奈「全新ッ!」

裕也「系列ッ!」

祐奈・裕也「「天破侠乱ッ!」」

裕也・祐奈「「見よ、東方は…赤く燃えているぅぅ!!」」



ま、間違いない…

こいつぁ、俺だ!

平行世界とか、あるかどうかも曖昧だったが…この目の前にいる美少女、間違いなく俺だ!!


裕也「しかしなぁ…」

祐奈「うむ…」


「「妙に納得してしまうのは何故だ?」」


この妙な安心感は何だろうか?

そう思っていると…



「「(兄さん/姉さん)!!この子はもしかしたら平行世界の…」」


「「キェァァァァァ!同じ顔が」」


「「近所迷惑です」」


「「あ、すみません」」



あ、そうか。

自分だから気にせずネタに走れるのか。

次回も急展開でござるの巻だったり。

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