第9話 勇者パーティーがやってきたけど性格がクズだったからボコボコにしてやった。
あれからしばらく経ったが、競馬はアズリア王国の一大コンテンツになった。
観光客も増えたし、ナイスアイデアだったのだろう。
※
「国王!!」
『ん? なんだ???』
「ゆ、ゆゆゆゆ、、、”勇者パーティー”が国王をお呼びです!!!」
『ゆ、勇者パーティー!?』
※
(そんなのいるのかよ。ほんとにRPGみたいだな。)
『ああ。あれか。』
俺は勇者パーティーの元に駆け寄る。
『失礼ですけど、あなた達が勇者さん?ですか??』
「は?お前、国王になったくせに俺たちの事を知らないのか?」
(いや、知らないから聞いてるんだろ!!!)
『は、はい。正直に言うと存じ上げないでーす!!』
「俺は勇者だぞ!? この無礼者めが!!!」
『あ?無礼者とはどういう事だ?』
「ふん。そのままの意味だぜ。」
(くっ・・・。ここは我慢だ・・・・。)
「まぁ、いい。それくらいの事は許す。その代わり、宿賃を無料にしてくれないか?」
『は、は~!? そんな事できるワケがないだろうが!!!』
「なんだ? 喧嘩売ってんのか?」
(チッ ここは いっちょやってやるか。)
『ああ。そうかい。そっちがその気ならいいぜ。 決闘だ!!』
・アズリア王国 闘技場
ずいぶん観客が集まったな。国王の俺と勇者が決闘ってのが面白かったのか?
「ふん。雑魚が 3分で決着をつけてやるよ。」
『いいぜ?やれるもんならやってみな!こっちは10秒でけじめをつける!!』
まずは勇者が先手を打った。
「”炎”」
俺は華麗に躱す。 (へっ。低品質魔法かよ。)
『次は俺の番だ!!』
『凍てつく風よ、氷よ。すべてを凍らせろ!!』
『”氷槍”』
俺の魔法で生み出された氷の槍が勇者を突き刺す。
「グハッ!!!」
(やべっ!やりすぎた!!槍だけに!!)
『ご、ごめんごめん。回復薬やるから。』
勇者は血反吐を吐きながら、回復薬をがぶ飲みする。
「ハッ。ハッハッ・・・。はぁ!!」
『大丈夫か?』
「ああ。なんとか・・・。」
(よ、よかった~~~~!! 危うく俺が国際指名手配犯になるとこだったぜ!!!)
闘技場は”マツウエコール”で一杯だ。
(なんか、俺 GⅠで勝った競走馬みたいじゃないか。)
※
「さっきはすまなかった。」
『こちらこそ。やりすぎてしまった。(笑)』
「な、なんかその言い方腹立つな!!」
『す、すまんすまん(笑)』
「あ、また・・・!!」
('ω')




