第2話 助けた少女の正体がやばすぎた件
「おじさん。助けてくれてありがとう。」
『え、あ。うん。どういたしまして・・・』(おじさん? 俺まだ20代なんだけど・・・)
「お礼に私の国を案内するよ。」
(私の国?? この子は7歳くらいか? ずいぶん独特な言い回しだな。)
『ぜひ、案内してほしい。』
「うん!」
・アズリア王国
「この国は アズリア王国 って言ってね、ここらへんでも いちだいせいりょく?なんだよ!」
(そんなに大きな国なのか。)
それから少女に、ご飯がおいしい店、雑貨店などを案内された。
「じゃあじゃあ、私のお父さんを紹介するよ!」
『お父さん?』
「来て!こっちだよ!!」
『お父さんって、ここ城じゃないか? 勝手に入っていいのか??』
「うん。だってここ おうち だもん。」
『え? 今なんて???』
「え? だから ここおうちなの。」
『え????? おうち? この城が?』
「そうだよ! 何回も言ってるじゃ~ん。」
『い、いや・・・お礼はもうこの辺でいいよ。この町のことも十分わかったし。 勝手に城に入るのもまずいだろうし・・・。お父さんはまと今度紹介してくれ。』
「え~? もっとお礼したいよー。」
『もうほんとに大丈夫。』
「やだやだやだやだ~~」
『じゃ、じゃあわかった 今夜この町の宿に泊まりたいから 宿賃だけ貸してくれ。』
「うん・・・。はいこれ。70Gね。これだけあれば、あさごはんも買えるよ。」
『うん。ありがとう。またな。(もう会わないと思うけど・・・)』
「またね、おじさん!」
※
『で、宿ってどこにあるんだ?』
雑貨屋とか飯屋は案内されているのに宿屋だけ案内されないという今世紀最大のナゾ。




