0日 〜誕生〜
「オギャァーー!オギャァーー!」
倒翠洋歴486年。
メイヤの街にある、周りより少し大きな家。
「おめでとうございます。元気な男の子ですよ。」
「あぁ。私達の可愛い子。ねえ、ミドル」
「そうだな、ラクリア。今日からこの子の名前はー」
生後3カ月後
「失礼します。」
ドアが開く。
メイドの人が入ってくる。
朝日がカーテンの隙間からチラチラと光っており、静かな部屋にいた赤ん坊が寝ているベッドに向かいメイドはのぞき込む。
「、、、!」
「、、さま、、、、奥様!!」
何かに気づきメイドは顔を張り詰めて部屋から出ていった。
「なんで、、、、この子に、、、」
「奥様、、、」
手を差し伸べる。
「急いでミドルを呼んできて、それと医者にも!早く!」
「は、はい!」
メイドは急いで部屋から離れる。
「どうして、私達の息子が、、、緑色なの、、、」
ドタドタと足音が響いてくる。
ドアがバンと開かれミドルが出てくる。
「クレリア!」
「あなた!この子が、、、私達の息子が、、、」
「まさか、、、、ほんとに、、、」
すぐにミドルはのぞき込む。そして驚く。
彼の視界には息子が映っていた。しかし息子は、、、
息子の髪は、、、、、、、、、、、、緑色だった。
「医者は?」
「もうすぐでつくそうよ。あなた」
「チッ。くそ!なんで息子に、、、」
壁に向かって拳を振る。ドン!と音が響く。壁には拳の跡が残っている。
母は泣いている。メイドは泣いている母を慰めている。部屋の中は静まり返ってしまった。
「ゥァ、アア、ゥゥ?」
「起こしてしまったか。すまない。」
ミドルは赤ん坊のとこへいき優しく顔を撫でる。
「ゥゥ。パ、、、、パ。マ、、マ。」
「!!」
2人とも、いや3人とも驚いた。初めて息子が喋ったのだり
ミドルとラクリアは気を取り戻したような顔をしている。
「そうだ、、、ラクリア。この子は俺達の息子だ。きっと大丈夫だ。」
「ええ、そうね、、、、、!」
「ラクリア、部屋で休憩してなさい。メルト、妻を頼む。」
「お任せください。ミドル様」
ミドルはそう言って赤ん坊をかかえ別の部屋にいった。
まだ昼過ぎの天気の良い日。
「、、、確かに。この子の髪は緑色だ。」
医者はベッドで寝ている赤ん坊を見つめる。
「それで、息子の容態は?」
心配な顔で質問をする。椅子に座ったミドルは拳は握りしめ膝の上においている。額からは緊張で汗が出ている。
「おそらく、問題は無いと思います。痣も見当たらない。」
「そうですか、、!」
ミドルの顔は一気に緩んだ。その時すぐに医者は
「ですが、、、この髪色だと、、、、」
「やはり、難しいですか?」
ミドルは真剣な顔に戻り問いかける。
「ええ、問題は無いとはいえ、髪色が緑色だと生きて行くのは難しいかと。」
「そうですか、、、」
ミドルは下を向き何か考え込む。そして、決心したかのように、
「この子は俺達の息子だ。頑張って生きてくれるはずだ。なんだってその子の目は、、、あの方と、同じ色をしているんだからな。」
そう言って、ミドルは息子の顔を優しく撫でた。
今日から氷雪王のリトラ誕生します!
ここでは、本編ではか書かれないお得な豆知識を伝えていこうと思います!
本編で登場した、少し大きい家ですが、この世界では現実でいう屋敷よりでかいです。周りの家も現実ではデカい方にあたりますね。
2話3話も読んで面白いと感じた方は応援してくれると嬉しいです!!




