表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/44

生きてて何が楽しいの?生きる理由はなんなの?なんで生きてるの?

                ○

 ご飯を残したまま立ち上がり、ベッドの上で横になる。


「ぁぁ…」


 たぶん今日、よくない日だな。


 必要以上に自分を傷付ける日だな。


「…」


 今日はダメだ。


 寝てしまおぅ。


「…」


 目をつぶる。


「…」


 あんなに寝たのにずっと眠い自分にまた少しいら立つ。


「…」


 なんで寝たのに眠いの?さっき寝たのは何だったの?眠くて寝て起きても眠いってどういうことなの?何もしてないのに疲れてるのもなんで?ずっと胃が痛いのもなんで?寝る行為は回復するって行為じゃないの?いや…寝過ぎだからだよとか知らないし…だって、寝て、起きたら、眠いんだよ?眠いと思いながら起きて、朝ごはん食べて、動画見てたら目を開けていられない程眠くなって眠って、起きたらまた眠い。頑張って起きてても同じ。起きて、朝ごはん食べて、動画見ながら眠くなるけど頑張って起きて、ずっと携帯いじって、夜になってご飯食べて、眠って、いつも通り眠たい朝(昼に近い)を迎える。いつも通り眠たい昼を迎えて、いつも通り眠たい夜を迎える。


 体が眠りを欲しているからそのまま寝ていても、元気にならなかった。眠り続けていると色んな意欲を失った。起き上がりたくない、ご飯食べたくない、勉強したくない、何もしたくない、携帯を見てもつまらない、何も興味が沸かない、何も好きじゃない、誰も好きじゃない、そんな自分を更に嫌いになって、傷付けて、気だるくなって目を閉じて脳の働きを止めようと徹してしまう。


 寝て見る夢は、リアルでつまらない夢ばかり、夢の中でも私はベッドにいて、携帯を見ながらつまらないと思って、読んだことあるような無いような漫画を手に取り読むけど、文字の羅列がおかしくて、ページをめくるたびに登場人物が違っていて、よくわからないなと思いながら読み進めていく。


 毎日脳みそが溶けているんじゃないかと思うほどボーっとしていて、毎日体が衰えているような気がする。


 毎日普通から遠のいてしまうと様々な理由を失ってしまう。喋る理由、笑う理由、泣く理由、怒る理由、喜ぶ理由、それらから遠のくと、(死んでしまいたい)という言葉だけが頭を占拠する。


 死んだら何もなくなって楽になるんだよ。考えなくていいんだよ。惨めに思わなくていいんだよ。何も無い。楽だよ。それって楽だよ。たぶん毎日こんなことしてるよりずっと有意義だよ。楽しいよ。嬉しいよ。


 苦しいよ。今は苦しいよ。だって生きているんだもん。


 生きているって、辛いことだらけだよ。生きることは苦痛だよ。横になって目をつぶって毎日12時間以上寝て、時には17時間寝て、少し体調が悪い日は20時間寝て、それって生きてるって言えるのかな?それって生きてるの?


 楽しいの?生きていて楽しいの?何が楽しいの?スマホを眺めて楽しいの?アプリのゲームは楽しいの?ただ苦痛な時間を埋めているだけなんじゃないの?


 生きてて何が楽しいの?


 生きる理由はなんなの?


 なんで生きてるの?


お前は何で生きてるの?


しねよ。しねしね。いきてるいみないよ。


しんでしまえ。しんでらくになろうよ。こしもかたもいたくなくなって、けだるさもなくなって、ねむけもなくなるよ。いきてるからつらいんだよ、くるしいんだよ、いたいんだよ。なにもなくなればいいよ。なにもないんだからなくなればいいよ。とどまるひつようせいをかんじられない。ごはんをたべるいみをかんじられない。ほかのいのちでいきるいみをかんじられない。ねむるだけのじんせいはじんせいといえない。だったらしぬしかないじゃない。なにもしないなら、したくないなら。


「わかった…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ