罰を受けろ。罰を受けろ。あの子を陥れた罰を受けろ
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彼女の寝ている姿を見ながらジャンプして宙に浮いた。
そのままお腹に力を入れて頭に重心をやる?(まぁよくわからない…)まぁこうすると下に落ちないのよ、そのまま飛んでいくの上へ。
「…」
それでもう屋根の上。
「はぁ」
傷付いた。自分は本当に悪霊で、本当に人を陥れるんだとわかったことに…
私はこう見えても、悪霊ではないんだと、思っていたから
人の不幸を願わないし、死んでこちらの世界へおいでやす~とも思わない。怖い話の幽霊みたいに皿を数えたり、テレビから出てきたりしてないのだから私は違うだろうと思っていた。ちゃんと物事を考えられるし、無駄に落ち込むし…なんていうんだろぅ…とにかくなんか違うでしょ私?と思っていた、から、なんだか崖から突き落とされたような、そんな気分だった…。傷付いたんだからもういいでしょと、新しいことにチャレンジしますと飛びついて、ボコボコにされたような気分だった。なんなのもう!と、駄々をこねたいき…ぇ、もう気分はいいって?
「…」
実際、彼女から離れる機会はとんでもなくあった。でも、違うよね、これからいい方向に向かうよね。私のせいじゃないよね。私のせいじゃないっていう所を見るまで離れません!と、いたところ、彼女は私みたいになっていった。
「…」
雲の少し下から、全てを見下ろす。
「はぁ」
溜息をついてふわふわしながら下降する。
これからどうしようかと考えてる自分が少し、あの子と重なった。
「…」
道路を見る。少し遠くの山を見る。空を見る。少し遠くの山に戻る。
「ぁ」
山から雨雲のような黒さの煙のようなものが見える。
「あぁ」
あれは火事の煙ではなくて、悪霊からなる煙のようなもの。
「あぁぁ…」
私はここへいてはいけない。何かに誰かに興味を持ってはいけない。挑戦してはいけない。お前は異常で、正常な世界にいてはいけない。罰を受けろ。罰を受けろ。あの子を陥れた罰を受けろ。
「わかってるょ、うるさいな」
私はふわふわと山の方へと向かって行った。




