やわらかな風に
乾いた風はキミに味方して
洗い終わったシャツも
次に叶えるキミの約束事を応援するかのように
ゆらゆらと揺れながら
エールを送っている
ここに何か曲が流れるとしたら
それはもちろんキミの大好きなあの歌
遠い未来を感じるよりも
キミといる時間のほうがやさしくて温かいから
僕は何も望むこともなく
そのままの今日にゆだねてる
『格好つけてても疲れてしまうんだ』
いつかの僕はそういって
キミのココロにこの恋を尋ねたことがあったね
いまから思うと
あとにも先にも
いちばん難しいことだったね
「・・疲れてしまわないように」
キミにそう告げた僕は
冷静に考えたなら
ある意味で罪作り
春を先取りした蝶々たちのように
もっと羽を伸ばして
戯れていれば
それで幸せだと感じる