『村上春樹問題』
『村上春樹問題』
㈠
初めに断っておくが、自分はほとんど村上春樹を読んでいない。なので、村上春樹に問題がある訳ではなく、この有名で文章力もあり、世界的にも通用する村上春樹を、読んでいないという自分自身に、問題があるのである。
㈡
大学時代も、ほとんどの学生や友人が、村上春樹を読んでいた。自分には、はっきりいって、村上春樹に向き合う機会が一度もなかった、という点が、問題なのだ。勿論、10冊以上は、本棚にある、買ってはいるのだ、しかし、ほとんど読んでいない。
㈢
唯一、流し読みで目を通したのが、『アンダーグラウンド』という本である。そして、その本以外は、紀伊国屋の紙カバーの侭、本棚に眠っている。自分に問題があるのだから、今度、この村上春樹問題を解決するために、何か読み始めてみようかな、と思った。