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戦艦放浪記  作者: ほうこうおんち
あとがき
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あとがき

 ホノルル幕府のスピンオフ、結構長く書きました。

 当初の予定は

「『陸奥』が爆沈せず、1945年8月には陸奥の地である大泊泊地にいて健在、

 そのまま千島に侵攻して来たソ連軍と戦う」

 程度の構想でした。


 それと「タイ・フランス戦争に『山城』『扶桑』を貸して大活躍させよう」

 という妄想が合わさり、

「どうせなら、フランス戦艦とか戦艦『アリゾナ』とか、活躍しなかった戦艦を活躍させよう」

 と「戦艦」放浪記の構想が固まりました。


 普通に「大和」を活躍させるのも芸が無いし、そうなると戦間期から描く事になる。

 そこでエチオピア戦争と冬戦争が構想に加わります。

 とりあえずソ連はぶっ潰す予定でした。


 そうこうしている内に「ホノルル幕府」が佳境を迎える。

 ワシントン海軍軍縮会議……じゃなくてワイキキ海軍軍縮会議で「陸奥」問題勃発。

 クヒオ王子は上手く廃艦にもっていきましたが、

「あ、これ使える」

 と思って、そこからスピンオフに発展させました。

 ホノルル幕府の方が、もう架空の人物しか使えなくなって来たので、

「歴史のあらすじだけを、馴染みの無い名前だけで書き続けるのも難しい」

 ので、せめて機械や事件くらいは知ってる日本絡み、ドイツ絡みに持って行きました。


 それでもやはり主役級にネームバリュー有るのが欲しいので、伊達順之助を召還しました。


 あと、書いてる時期にアニマックスで宇宙戦艦ヤマトの旧作放送してまして。

「戦争吹っかけたガと白とかディはともかく、黒とかボラとかは通りすがりの宇宙戦艦に喧嘩売られて、国か元首を失う羽目になった、いい迷惑だよな」

 と思ったのと、別な作品のカドヤさんの決め台詞

「通りすがりの〇〇だ、覚えておけ」

 から、あんな設定となったわけです。


 最終話、2話だてになったのは、中の人だった日本人が、長年乗った「陸奥」を沈めるのに協力する事について、説得力を持たせるのに苦労したからです。

 最初から第一次中東戦争を最後の戦いにしようと決めていたのですが、その後をどうするか。

 時期をずらした爆沈も決めていましたが、それも誰がどのようにして?

 「陸奥」が自分の意志で、列強でもない相手と戦うのを拒んで自爆した、ってオカルト決着も考えましたが、それはネタに行き詰った逃げと感じ、どうにか理屈つけている内に8千字近くなったので分割しました。

(オカルト決着と夢のような都市伝説決着、どっちもどっちですけどね)

(あと、一番の悪玉は他の国にツケ回さず日本人に、そいつを倒すのも日本人ってのは決めてました)


 次回作は、「三国志」を扱います。

(と言いながら、北宋から話を始めるから、何だこりゃ?ってなるだろうなあ)

 第1話を3月29日21時にアップします。

 次回作でもよろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[一言] ホノルル幕府が終わってからずいぶん経ってから陸奥の物語を見つけて一気読みしました。 今回も大変、良く、最後に感動しました。 次回作も期待してます。
[良い点] 相変わらず素晴らしい作品でした。そして次回作と。 とんでもない力量ですね。楽しみにしています。
[良い点] 決着の付け方がどの作品も上手くて感心させられます。 [一言] 完結おつかれさまでした。 次回作も楽しみにしております。
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