私以外見えないこの男の正体は、、、!?
私の名前は 『皆川 保澄』26歳、食品関係の仕事をしている。
私は、ごくごく普通に生活していると思う。
私の家族構成は、、、?
お父さんとお母さん、妹が2人に愛犬と愛ネコがいる家族だったけど。
私は、最近になって実家から近いところにあるマンションに一人暮らし
を始めたばかり...。
何故なら、、、?
私より1つ下の妹が結婚して、実家で妹の旦那さんと暮らす事になったからだ。
それに、、、。
妹のお腹の中には、赤ちゃんがいる事が分かって。
私は、実家を出ようと決心したの、、、!
1番下の妹にも、最近になって彼氏が出来たらしいし、、、。
このタイミングで、思い切って、、、!
私は自立しようと思ったのに、、、。
実家から歩いて5分のところに引っ越したから、、、?
ほとんど毎日、実家に帰ってる感じで、、、。
仕事が終わって、実家に電話して! お母さんに晩ご飯が何か聞いてから
ゆっくり帰って、みんなで晩ご飯を食べてゆっくり寛いでから一人暮らし
のマンションまで帰る感じで、、、。
これなら、、、?
一人暮らししなくてもいいんじゃないかと思うぐらい。
だって! 一人暮らしの部屋に帰って来てもやっぱり1人だし。
電気も真っ暗で、話し相手もいない、、、!
寂しいと言うか、、、?
やっぱり実家がいいなって思うから、、、ついつい実家に行ってしまう。
▼
家族も、私が毎日のように帰って来るから、普通に【おかえり~】って!
言ってくれるし、、、。
それが、凄く幸せで。
お父さんなんか! 3姉妹の中でも私と趣味が合うから、、、。
いつも、テレビで野球を見ながら二人で実況中継や声援を送って応援して
本当に楽しい!
妹の旦那さんも、初めて来た頃は、、、?
私たちに気を使ってたけど、今ではもう本当の弟みたいに何でも話すし、、、!
家族みんな仲がイイのよ。
そんな賑やかな家族と一緒に居れる時間が私は幸せだったのに、、、。
何時からか、、、?
家族の中に、見知らぬ男が、、、!?
私だけに見えるようになっていたの、、、。
*
初めてその男を見た時は、、、?
物凄く、腰から砕けそうなぐらい驚いたのものよ、、、!!!
しかも、その事を家族のみんなに話したら、、、?
『はぁ!? 保澄、どうしちゃったのよ! あんた! 疲れてるの?』
『そんな男の人が、家の中に居る訳ないでしょ~』
『・・・本当なんだって! そ.そ.そこに居るのよ!!!』
『はいはい! お姉ちゃんのまた! 訳の分からない妄想が始まった~!』
『本当に違うんだって! そこ! そこに居るのよ!!!』
『・・・何処よ! お姉ちゃん以外、誰も見えてないからね!』
『・・・それって? “幽霊”なのかな?』
『でもさ~うちの家族で霊感がある人って? 誰もいないよね、、、?』
『そうそう! 誰も霊感ないのに! 急にお姉ちゃんだけが見えるって、、、?
おかしくない、、、!?』
『でも、本当にそこに居るから!!!』
『どんな感じの男の人なの、、、?』
『ハッキリ見えてる感じじゃないのよ! 陰に隠れて見えない感じで、、、。
薄っすら、ぼやけて見えてる感じ! 顔もはっきり見えないのよ、、、!』
『そうやってお姉ちゃんから聞くと、、、? なんか? 怖いねぇ~!』
『うんうん! でも、何で? お姉ちゃんだけ見えるの、、、?』
『そんなの! 私だって、分かんないわよ!!!』
▽
この日から、、、。
毎日、私にだけ! この男が見えるようになった...。
何処にいても、何をしていても、、、。
何時も、私にだけ見える...。
何か私にする訳でもなく、話しかけてくる訳でもなく、、、。
ただただ、少し離れたところから私をじっと見ているだけだった、、、!
私はこれは! 【何かの暗示なのかと思うようになった!】
例えば、、、?
近い将来、大きな事故に遭うとか? 病気になるとか?
悪い事、、、。
でも、ただただ私を離れた場所から見ているだけだとすれば、、、?
【ストーカー】とか?
そんな事を考えていたら、、、?
▼
数週間後、、、。
その男の正体が分かった、、、!
私が働いている職場に、新しく入ってきた新入社員の男性が私が毎日見る
男によく似ていたからだ、、、!
私は出来るだけ!
この男性に近づかないようにしていたのだけど、、、?
相手のこの男性は違ったらしく、どうやら、、、?
私を気に入ったらしい。
そこから、偶然を装ってこの男性を見るようになった。
まるで、私しか見えない男と一緒。
それに、、、?
この男性が現れてからは、あの男は見なくなったからだ、、、!
どうやら? あの男の正体は、、、?
【この新入社員の男性のようだった!】
これは! 間違いない!!!
*
でも早い段階で、、、。
この男性の正体が分かった事で、私が危険な目にあう前に回避できたんだわ!
結局、私のストーカーにはならなくて済んだんだから、、、!
そして、久しぶりに実家に帰った時に、、、!?
まさか!? この男性が私の実家で家族とご飯を食べていたのよ!
『えぇ!?』
『お姉ちゃん! この人! わたしの彼氏の佐竹さんだよ!』
『あぁ! まさか!? 皆川がぼくの彼女のお姉さんだったなんて、、、!
びっくりしましたよ~!』
『・・・な.なんでよ!』
『まあまあ、“お姉さん”これからもよろしくお願いしますね!』
『・・・・・・』
そ.そんな、、、!?
妹の彼氏になるなんて、、、!
しかも、実家で妹と一緒に住むとか言ってたし、、、。
『一体!? なんなのよ!!!』
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