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誤字脱字、あったらごめんなさいm(__)m



ーーー気がつけば私は、見慣れた自分の部屋のベッドに横たわっていた。


「...お嬢っ!目が覚めました!?」


「...あれ、エド?どうしたの?」


一番に見えたのは自分の従者、エドウィンの顔だった。


「どうしたの?じゃ、ないですよっ。

どうもこうも、お嬢が神殿にいった途端倒れるから!」


「...あら、心配してくれてたの。」


「そ、そういうことじゃ...。」


はいはい赤くなってるなってる。

ホントにエドは昔から変わらない。


「...ありがとね。」


「...使用人として、当然のことをしたまでです。」


「...でね、エド。」


「はい。」


「ちょっと厄介なことになったみたい。」


「...どういう事ですか?」


というわけで、意を決して私は夢の話をした。

...出来ればしたくなかったんだけど...


「...お嬢、頭大丈夫か?」


言うと思ったよ‼


「大丈夫よ!敬語外れてるけど!?」


「あ、...で、それってつまり、お嬢が今年の

神の巫女になったってことですよね?」


ごまかすな!...って、


「そうなの...?」


「いやいまはじめて知りましたみたいな顔しないでください!この国の、有名な伝承でしょ!?」


あー...いやうん、そうだったけど。


「でもあれって、お伽噺話みたいなものじゃ...?」


「そりゃ俺だってそう思ってましたけど!?

実際神と会話しちゃってるじゃないですか!」


いわく神の巫女とは、百年に一度、建国祭の日に

神に選ばれその声をきき、国に繁栄をもたらす存在。すると、王宮に招かれ丁重に扱われる。

ってか力が失われるまでほとんど軟禁だろう。


...やってられるか!?


「...でもあれよね、ようはバレなければいいんだから‼」


「そうかもしれませんけど。...お嬢、アレ。」


エドが指した方に視線を向ける、と。


あからさまにしまった、みたいな顔した侍女らしき少女が...


「ああぁ!?...参考までに聞きたいんだけど、

いつからみてた?」


「...えと、あの、わ、わりとさいしょから...

もっ、申し訳ございませんっ!」


かわいそうなくらい恐縮しきる少女。

...わたしのせいだけどね!


「...いいのよ?ぜんっぜん!

...けれど本当に申し訳ないと思っているなら、

誠意をみせてほしいの。」


私は傲然と笑む。


「...せ、誠意...ですか?」


「ええ、そう。いま見聞きしたことは、決して他言しないように。...もし誰かにもらしたりすれば...わかっているわよね?」


「...は、はい!も、もちろんですっ!!」


...む、胸が痛む...罪悪感はんぱじゃないいぃ!


「...ならいいわ。もういって頂戴。」


「...はい!...えっとその、それだけですか?」


「?...ええ。」


「あ、ありがとうございます、失礼致しました‼」


侍女の子はそういって、退室していった。


「??なぜお礼。」


「...クビにされるとかもっと脅されるとか、おもってたんじゃないですか?」


「...う、心外な...」


「いやだってお嬢の猫被りって年々分厚くなってくじゃないですか。」


「...く...」


ひ、否定できない...っていうか罪悪感がああぁぁぁ!!


「...それでひとまず話を戻しますけど、

ばらさないようにするならするで、神の頼みとかいうのはどうするんです?」


「...いやもうスルーで。」


「ええぇ!?いいんですかお嬢!?

そもそも本来、そういうのは巫女が国に伝えて国でやるものだったと思いますけど。

さもなくば国に災いが起こりかねないのに?」


「...そうだった?え?そんなはた迷惑だったの?あの神様って...いやまあそうね。」


なんたってろくに説明もなしに人にこんな厄介事押し付けてるんだし‼

...でもこれやらなきゃ家族も友達もヤバいやつだよね...どう考えてもね!


「百面相やってないでくださいお嬢。

まあまずこの話が本当だとして、そのたのみごとが何なのか考えましょうかねぇ。」


「...いやまだ疑ってたの⁉」


「そりゃあまあ。そう簡単に信じられませんよ。」


...そりゃあまあ、そうかもしれないけど。

といいつつ真剣に考えてくれる辺りが、敵わないなっておもったりして。

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