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N・EVER  作者: 不知火
11/13

第十話 愛《前編》

【流星高校:05/28:21:35:教室】

酒浪「まだ…か」

酒浪は教室内で右側に備えられた刀を抜こうとするが抜けない。

酒浪「そろそろ帰ろ、明日のためにも…」


【流星高校:5/28:21:40:グラウンド】

上空に突如としてけたたましい音と共に黒い穴が開くとそこから目隠しをした銀髪の男がゆっくりと降りてくる。

銀髪の男「ここが零様の…」

酒浪は窓の外を覗く。

酒浪「この時間帯じゃもう先生方は帰宅しているはず…」

酒浪「だとすれば、関係者じゃ…ない」

銀髪の男の顔が寮の方を向く。

酒浪は瞬時に窓から降りる。

銀髪の男「…奇襲の方が楽だったが、人が居たか…」

酒浪「あんた何者だ?サーヴァントの1人か?」

銀髪の男「サーヴァントとまで知っているか、なぜあの時あんなになったかは知らんが…」

酒浪の顔が一瞬驚いてから少し俯く。

酒浪「…お前、クロニクルか…?」

クロニクル「御名答と言った所か」

クロニクル「すぐに首を出せば苦しまz…」

酒浪は俯いたままクロニクルの頬に漆黒の刀で傷をつける。

クロニクルはすぐにバックステップを踏む。

クロニクル「平和的解決は…望めなそうですね」

クロニクルの手元に光と闇が集約され、金色の槍が生成されるとクロニクルはそれを両手で構える。

酒浪は刀を固く握りしめるとクロニクルとの距離を詰め、横切りを繰り出すがクロニクルは最も容易く金色の槍で受ける。

そこから速度も攻撃もヒートアップしていく中、火花が散り続ける。

酒浪は一度だけ少し強く打ち、槍を少し弾こうとする。

酒浪「なっ…!」

酒浪は体制を崩した所を突くつもりだったが、クロニクルは槍を地面に突き刺していたため反動により酒浪の刀が弾かれ隙ができてしまう。

クロニクルはその瞬間に足を浮かせ、酒浪を横から蹴る。

酒浪は刀を捨て咄嗟の判断で蹴りを護る。

クロニクルは軽く微笑むと蹴った足を軸にして槍を抜き、酒浪の足にへばりつくように空を舞うとそのまま酒浪に向けて槍を突き刺しに行く。

酒浪は死を覚悟した、この男は自分が思う先を見てくる。

酒浪の顔には汗が滲んでいた。

クロニクルの槍が酒浪の頭を貫く刹那、頭に桃色髪の少女が少し寂しそうな顔をしている姿だった。

桃色髪の少女

「かげくんなら…

できるよ」

頭の中にそう響いた、その瞬間酒浪の右目が一瞬淡く赤く光ると同時に刀が宙を舞って槍を防ぐ。

クロニクル「…?」

酒浪は頭の中で一瞬考えた。

『俺なら、できる…』

酒浪は刀を瞬時に握ると赤黒い煙が刀に纏わりつき、そのまま素早くクロニクルの腹を真っ二つに切り裂く。

クロニクル「なっ⁉︎」

『なんだと、この男…先程までとは訳が違う…』

クロニクルは腹を切られた上、力の強さに吹き飛ばされる。

酒浪「俺の勝ちだ…全て答えてもらう…」

クロニクル「そうですか、『まだ』終わってませんがね」

そういうとクロニクルの腹部がくっつき再生する。

酒浪「!」

クロニクルが目隠しを取ると白銀の目が現れ、後頭部には時を刻むような形をした炎上の黒と金の煙でできた物体が浮き、それと同じものが背後に現れる。


クロニクル「神空堕天マド・サーガ

クロニクルの背中から白と黒の交わる翼が四つ生える。

クロニクル「…神空堕天しんくうだてん:クロニクル」

酒浪「神空堕天…」

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