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第50話 残念賞

 さて、銃の体験会も終わったことだし、もう1つ実験をしておかなきゃね?

 それは『復活』した銃弾が使えるかどうか。

 幸いにもAKMとマカロフ用の弾が混ざっていたので、コレを使ってみよう。


 ……結論から言うと、ダメでした(涙)

 まぁ、コッチの世界に『火薬』の概念がないから、『復活』は無理なんだろうねぇ。

 ちょっと期待してたんだけど、残念ながらヌカ喜びに終わってしまった。

 とりあえずAKMとマカロフ用の弾だけは入手の目処が立っているので、今のトコはそこまで深刻な問題ではないけど。

 

 弾薬の復活は叶わなかったが、AKM用のサイレンサーは手に入れられたので、コレを使えば皆さんの聴覚も守れるし、作戦のバリエーションも広がることだろう。

 もっとも、それを実現させるためには弾薬の改良が不可欠なので、そう簡単なことではないんだけどねぇ。

 ま、ダメだった弾薬は何かの材料にでもなるだろう……ということで、袋に小分けしてダンプポーチに入れておくことにする。

 

 しっかしまぁこのポーチ……これだけの量の物体がドコに収まっているんだろう?

 不思議でたまらん。

 まぁ、それがマジックアイテムというものなんだろうけどね?w

 そもそも中身が増える条件自体が、まだよく分かってないんだよなぁ。


 ……とまぁ、そんなこんなしていると、もうそろそろ日が傾いてきた。

 何だか一気にやることが増えてきた、異世界3日目。

 しばらくは忙しくなりそうだなぁ。


 


 じゃあそろそろ引き上げるかと帰り支度をしていると、奥で狐さんが手招きしている。何だろ?

「どうかされましたか?」

「あんさん、明日……ウチらと一緒に町へ出かけてみはりませんか?」

「明日ですか〜。今のところ状況が変わる可能性があるので何とも言えないのですが、お時間合えばそれもイイかもしれませんね。」

「マレッタはんから聞いたんどすえ。しばらくしたら町で、もしかしたら荒っぽいことを起こされるんかもしれへんと。せやから、今のうちに一度、空気だけでも見ておかはった方がええんちゃうかなぁと思いましてな?」

「確かにそれも一理ありますね?」

「それと……どうせやったら、ウチと一緒にお買いもんでもどうどす? 服とか、下着とか……うふふ♡」

 ……うーんそう来たか。誘い方がさりげなさすぎて、しかも妙な圧も感じるなぁ……ボクの気のせい?

 

「あ〜なるほど。でもボクお金持ってませんよ?」

「ほら、例の不思議な袋の中――あれ、また増えてるんですやろ? それ、使うたらよろしおすえ?」

 この村……マジで何でも筒抜けなのな?

 まぁいいけどね……。

 

「確かに町の状況は早めに見ておきたいなとは思ってたので、まぁそのついでってことで。 でも状況次第では中止しますので、その時はすみません。」

「それでかまいませんえ。ふふ、明日が楽しみどすなぁ♪」

「ところで、町まで歩くと結構かかると思うんですが、何か移動手段でもあるんです?」

「隣村から週に3度ほど『馬車』が出てますのえ。明日はそれに乗りますさかい、ご安心を。」

 あ、そうなんだね? 異世界だから、魔法の絨毯か何かで飛んでいくのかとも思ったけどね?


 ……ということで、今日もいろいろと情報量が多い1日だったよ、やれやれ。

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