第48話 宝の山
さぁて、何だか面倒なことになってきたねぇ?
ああは言ったものの、果たしてボクに何が出来るんだろう?
会議を終えたボクらは、とりあえず昼食を摂ることにする。
なぜか門番さんも一緒だけど。
ちなみに昼食の内容は、朝食とほぼ変わりない。
……だけど、こういう食事のほうが健康的で良いと思うんだよね。
食事中に問いかける母ネコさん。
「タマキさん。あなたって、ちょっと不思議な人よね〜?」
「ええと……そりゃまぁ一応皆さんからすると、ボクは『異世界人』ですからね?」
「ああ、そうじゃなくて……若い女の子なのに、さっきはずいぶんと指示が的確だなと思ってね〜」
「オレもそう思った。確かにコッチの事情には暗いけど、何だか恐ろしく戦い慣れしているような雰囲気があるんだよなぁ?」
またまたぁ、門番さんまで……ボクがそんなわけないでしょw
「自警団のトップが何を仰るんですか。 まぁでも、以前はしばらく自衛……あ、いや、軍隊にいたので、荒事には少々慣れているのかもしれませんが。」
「あらあらそうなのね? こんなに可愛いのに軍隊経験者なんて……異世界って何だかすごいわね?」
「そんなぁ……ボクを可愛くしているのは、ユリミさんじゃないですか!」
「うふふ♡元が可愛くないと、こうはならないわよ?」
「もう〜、ボクをほめ殺ししても、何も出ませんよ〜!」
まぁでも……確かにさっきは、妙な自身がありはしたんだけどね?
ダンプポーチとタヌ工房のおかげで武器の目処がついて、少しは異世界に希望が持てたせいなのかもしれないなぁ。
「まぁとにかく、オレたちはオレたちで、情報をかき集めてみるよ。」
「私も、町の材料屋さんとかに噂を聞いてみるね!」
「ありがとう。でもこの村の人は当事者じゃないんだから、あまり深く追求することは避けてくださいね?」
「ふふふ? ほら! こういう鋭さがすごいなって思ったのよ〜♪」
「あははは……止してくださいよ。このくらい普通ですって。」
で、午後はタヌ工房でガラクタ漁り。
さすがに汚れるのが分かっていたので、作務衣を着てきた。
ダンプポーチはまたピストルベルトにつけて、いつものように腰に巻く。
うん、やっぱコッチのほうがボクは落ち着くなぁw
いやあしかし、ココは宝の山じゃないか!
10分もかからないうちに、あんなものやこんなものがザクザクと。
AK系の部品が中心だが、他にもリボルバーやピストル、SMGやLMG、はては狙撃銃らしき部品もあるね。
あと散弾銃や西部劇で見たような銃もいくつか。
地味に10/22も3丁分は見つけたぞ!(※1)
ううう〜ん……どうしてこうなった?! ご都合主義にも程があるぞ作者!
ただ、いずれにしても残っているのは金属部のみで、木部や樹脂部は腐っていて使い物にならないものばかり。
コレに関しては、タヌっ娘と協議しながらデザインを起こして、木で作ってもらったものをテストしながらリファイン……って感じだね。
まずは簡単そうなものから、ボチボチ始めていこう。
あとは、錆びまくった銃弾も大量に出てきた。
サイレンサーや手榴弾の類、それに光学機器もいくつかあるねぇ。
もちろんこのままじゃ使えそうにないので、魔法で復旧してもらうか新造するか。
たぶん例の山に行けば、もしかしたらもっとスゴイのが出土するかもしれないけど……うーん、また今度ね?w
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※1 敢えて詳しくは書きませんが、この数行だけでだいたい何が出てきたかが想像できる方は、もう相当のミリオ……ああいや、兵器研究家なのでしょうね?w 答え合わせは、今後にご期待ということで……。




