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漢詩(六)
王維『送元二使安西』
渭城朝雨浥軽塵
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
書き下し文:
渭城の朝雨軽塵を浥ほす
客舎青青柳色新たなり
君に勧む更に尽くせ一杯の酒
西のかた陽関をづれば故人無からん
解説:
浥 ユウ オウ ヨウ うるおす:
現代語訳:
渭城の朝、雨が軽く舞う塵を潤す
宿の柳は青々として色新たに
君に更に一杯飲めと勧める
陽関の西には故人は無く
私観:
紗:背景が分からないせいかあまり意味が分からない。
柳が青い事と、酒を勧めている事は分かる
(二).
陸凱「贈范曄」
折花逢駅使 寄与隴頭人
江南無所有 聊贈一枝春
【書き下し】
花を折りて駅使に逢い
隴頭の人に寄与す
江南有る所無し
聊か一枝の春を贈る
解説:
聊 いささか:
現代語訳:
花を折って隴頭の駅使に会い、贈る
少しの一枝の花を贈り、江南にある所無し
私観:
紗:花を贈った詩だと思われる