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ハイド&トレーサー

◆このゲームは変則ババ抜きです。ジョーカー同士が自分のところで鉢合わせしないようにしつつ、ペアをたくさん作りましょう。◆


・内容物(計68枚)

警察(1枚)…白色。敗北条件の一つ。プレイヤーの手前に置く。「警察移動」カードで他のプレイヤーへ移動する。


犯人(1枚)…黒色。敗北条件の一つ。「警察」が自身の前にある状態で、何らかの方法によりこのカードを所持していた場合、敗北する。


警察移動(4枚)…灰色。自身の手番の時に使用可能。警察を左隣に移動させる。使用したあとは山札に混ぜる。


王族の証(2枚)…赤と橙色。このカードは「王」または「王族」として扱うことが出来る。ただしその色と同じ難民でなければペアにすることができない。また「王族の証」同士でペアにすることもできない。このカードを使用したペアの得点は半分となる。


追放(3枚)…緑と青と紫色。自分の手番の時に使用可能。このカードと同色のカードを山札に混ぜてその山札からカードを1枚引く。


難民(58枚)…得点。同じ色としかペアにできない。

  貧民(1点)8ペア…紫色。

  平民(2点)6ペア…青色。

  商人(3点)5ペア…緑色。

  騎士(5点)4ペア…黄緑色。

  貴族(6点)3ペア…黄色。

  王族(8点)2ペア…橙色。

  王(10点)1ペア…赤色。



・流れ

時計回りに手番が回る。

1.右隣のプレイヤーからカードの中身を見ずに一枚引く。

2.発動できるカードがあるならば、手札からそれを場に出し効果を処理する。

3.手札からペアのカードを自身の前に得点として置く。

4.手札の数が5枚以下ならば、山札から5枚になるまで引く。※この時にペアができたとしても次の手番まで得点として置くことができない。

5.左隣のプレイヤーに手番が回り、1へ繰り返す。







・準備

「皆さんは一国の主です。そして皆さんが囲んでいる真ん中に、小さな国があります」

※犯人と警察を抜いたカードらをシャッフルし、山札として中央に置きます。


・ルール説明

「ある日、1人の手によって小さな国が滅びました。隣国である皆さんは条約により、難民を受け入れなければいけません」

※山札から1枚ずつ順にプレイヤーがそれぞれ5枚ずつカードを引きます。


「するとそこへ『こちらは国際警察。君たち近隣諸国のトップと話がしたい』と、どこからか警察の方がやって来ました」

※じゃんけんをして、最初の人を決めます。決まったら、その人の前に警察を表にして置きます。


「ふむふむ。警察の話によると、どうやら亡国からの難民の中に、その実行犯がいるそうです」

※犯人を山札に混ぜ、シャッフルします。その後、山札をもとの場所に戻します。


「もし犯人を匿う国があれば、その国はすぐに国境を閉鎖し、難民を解放しなければいけないそうです」

※そのプレイヤーの前に警察(ジョーカー1)がいた状態で手札に犯人(ジョーカー2)が揃うとそのプレイヤーは負けです。手札に犯人がいた状態で警察がプレイヤーの前に移動してきた場合も負けです。揃ったときは正直に言いましょう。黙っていたり、ウソを吐いてはダメです。


「このままだと皆さんはあらぬ罪を着せられそうです。警察の方に、どうすれば身の潔白を証明できるのかと聞いたところ、『亡国ではバディシステムが施行されており、必ずペアが存在している。同じ数字と模様が一致すれば正式な亡国の民だ』と答えました。皆さんはすぐにそのバディシステムを使い、難民を調査することにしました」

※同じ数字と模様があれば、それをペアとして手札から除外し自分の手元に置いてください。それを5枚ちょうどになるまで山札からカードを引いて繰り返してください。プレイヤーが山札から引く際の順番は関係ありません。


「調査は終わりましたが、亡国にはまだまだたくさんの難民がいます。国際警察は『難民を多く受け入れた国には恩賞を与える』と言いました。皆さんは今以上の難民を受け入れるつもりですが、犯人と区別するためにはバディシステムでペアを作らなければいけません。国境では国際警察の方々が目を光らせているのでうかつに人の流入をすると怪しまれてしまいます。そこで公平性を規すためにあるルールを作りました」

※自分の左側のプレイヤーに手札からカードを一枚引いてもらいます。その際手札の中身は見られないようにしてください。手札にペアができればそれを除外し手元においてください。その後手札が5枚になるまで山札からカードを引いてください。

「ルールが決まったところで警察が言いました。『我々国際警察は頃合いを見て隣の国へ移動する。その時期は君たちの難民を受け入れるときに判断しよう』どうやら警察は皆さんの意思で移動してくれそうにはないようです」

※山札に1(エース)をすべて混ぜてシャッフルして元の場所に戻してください。以後、プレイヤーが山札から1(エース)を引いた時、それを山札の隣に見えるように置き、警察(ジョーカー1)を左隣のプレイヤーの前に移動させてください。山札の隣に1(エース)が4枚すべて出た場合、それを山札に混ぜてシャッフルし元の場所に置いてください。

「こうして(プレイヤー)同士の見えない攻防が始まりました」









・警察有能説

 一発勝負です。ルールは同じですが、警察移動カードを除いた状態でスタートします。その代わり国際警察は難民が移動するたびに左隣の国へ移動します。

 その国で犯人と警察が合流した瞬間ゲーム終了となります。

 その時点でペアを組んだ難民の数が一番多いプレイヤーの勝利となります。

・警察無能説

 バトルロイヤルです。最後の一人になるまでゲームが続きます。

 ルールは同じですが、犯人と警察が同じ国で合流したプレイヤーは、犯人とペアになっていない難民をすべて山札に戻しシャッフルします。そのあと警察を隣のプレイヤーに移し、ゲームから離脱します。

 それを繰り返し、最後まで犯人を国にとどまらせなかったプレイヤーが勝利となります。

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