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第2話 本の貸し借り
この本面白いな。伊藤に貸してあげよう。
私は、家の本を伊藤に貸すことにした。
「伊藤、これ家の本なんだけど、面白いから読んでみて!」
「ありがとう。いいの?」
「うん、全然いいよ!」
私は、面白い本を見つけると、すぐに伊藤のことを考えるようになった。
そういえば最近、よく伊藤のことを考えるけど、これって恋?
そんなわけないか。だって伊藤は友達だし。
「高橋さん、これすごく面白かった。お礼の代わりに、これ、面白いから読んでみてよ。」
伊藤に本を貸りた。なんかすっごい嬉しい。