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ハンター達ハイエールについて語る。


「まずは、入手経路や流行し出したのは、いつですか?」


「まず。入手経路なのですが、旅の商人が定期的にこの村付近に、売りに来ているみたいです。すごく人気で、直ぐに売り切れます。流行し出したのは、ここ最近で約一ヶ月前程だと、思います」


「ふむふむ、では、そのお酒をどのくらい飲むと、酔いますか?」


「みんな殆ど、最初の一杯で、(500㎎)酔います。 二杯以上飲むと、終日二日酔いで、動けなくなります」


「二杯だけであの感じですか! これは異常ですね!

では、そのハイエールをどのくらいの頻度で、飲んでますか?」


「だいたい二杯飲んで、酔い潰れた時は、一日半ぐらいはあの状態ですので、また酔いが覚めたと感じたら呑みたくなります」


「我慢はできますか? 飲まないとイライラしますか?」


「飲まないとイライラしたり、手が震え出すので、我慢するのは、難しいです」


「わかりましたありがとうございます。貴方達は、俗に言うアルコール依存症だと、思われます。本来なら私の病院に、入院して頂いて、治療プログラムを受けて頂くのですが、あいにく人手が、私の病院にはいなく、現状、受入れるのは厳しいです」


「アルコール依存症ですか? 私達は、これからどうすれば良いのでしょうか?」


「出来るだけ、ハイエールは控えて下さい。 どうしても我慢出来なくなったら、飲んで頂いても結構です。二日酔い薬を、お渡ししておきます。そして、こちらの準備が整ったら、入院して頂き治療プログラムを、受けて貰う事にしましょう」


「分かりました。ドクター様ありがとうございます」


 ドクターは、ハイエールの異常な依存度に、早く成分分析を、終わらせて、解決して行かなければと、思った。また、そのハイエールを、売りに来ている旅の商人が怪しいと感じていた。


「ちなみにその旅の商人が、次に来た時にお知らせしてくれませんか? 少し話しを聞きたいのですが?」


「お知らせする事は、出来ると思うのですが、その旅の商人は、言葉がわからないみたいで、顔もローブに包まれており、ハイエールを売ると、直ぐに何処かへ行くみたいです」


「う〜ん。分かりました」


 ドクターは、旅の商人が原因だと感じた。


 まずは、ハンター達の、治療を優先させようと考え、行動する事にしたが、なんせ人手が足りない。


 どうにかならないかなと思い、ケラー家に頼もうと

思ったが、ケラーの所はまだ骨折しているしう〜んと、悩みながら帰路に、着こうとしたら、受付嬢のミーアが、声をかけて来た。


「ドクターさん。また助けて頂いてありがとうございます。また何ですが、この後お礼にしょくじ…」


 ドクターは話しを遮るように


「すいません! まだこの後やる事が、あるのでまた今度に!」


 ミーアは、今度は、しょんぼりしてしまった。


 前回と今回のドクターの働き振りを見て、尊敬の念を覚えていたのである。


「分かりました。無理言ってすいません」


 ドクターは生粋の医療バカであった。


 ミーアの、いつの間にか芽生えた尊敬(恋心)は、

叶うのか、乞うご期待下さい。


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