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ドクター、勘違いされる。


 ドクターは、急性アルコール中毒で倒れたイネアをドクターのベットに寝かせ、点滴等の医療行為を行い、嘔吐で窒息しない様に看病していた。まぁ殆ど大丈夫なんだが一応起きておく事にしていた。


「まぁ、普段呑まない人がいきなりあんな量呑んだらこうなるわな」


 ドクターは、アンに電話してルトンについて怒られていたが、イネアについても怒られていた。医者としては、急性アルコール中毒になる前にお酒を止めるべきだったのではと、念押しされた。


 ドクターもそう思っていたが、人に寄ってアルコール量は違うし、そんなに簡単には判断出来ないと言い返したが、アンは怒鳴り声で言った。


「ドクター所長なら出来ます!」


 そう力強く言ったアンは、「では、失礼します」と言い電話を切った。


 ドクターは、少し物思いにふけった。そりゃ、私は前の世界では、世界一の医者と呼ばれていた。そう言う自覚もあった。何か疫病が流行った時は、私がなんとかしなきゃ行けないと強く思ったし、無事に解決もして来た。そんな事が何回もあった。


 けどここは、前の世界とは違う、亜人の人なんて前にはいなかったし魔法なんて無かった。私も実は一杯一杯なんだよアン。なんて思いながらドクターも寝てしまった。それも自分のベットで・・・ そして目覚めは、イネアの方が早かったのだ。


 イネアは、目が覚めた。多少は頭が痛いが何とか大丈夫。昨日は飲み過ぎたと反省し、ベットの横にいるルトンに声を掛けた。


「ルトン? 昨日はありがとう」


 ルトンからは、返事が無い。来ていた服が少しはだけている様に感じたがルトンならば気にしない。部屋もベットも見たことない所だったが、ルトンが用意してくれた宿だろうと思った。もう少し寝ようかと思ったが、ルトンに迷惑を掛けたのでなんか悪いなと思い起き上がる事にした。


 水でも飲もうとベットを出て冷蔵庫に向かい、水を取り水を飲もうとした時、ベットの方を向いた。その時⁉︎


 イネアは思いっきり水を吐き出し、大きな声を上げた。寝ていたのが、ルトンでは無く見たことある様な無いような男だったからだ。

「ブホッー ブハァー キャーーーーーーー」


 水を掛けられたドクターは、イネアが嘔吐したと勘違いし直ぐに起きベットの方を向いた。その時にドクターはイネアが寝ていたベットに寝てしまったと気づき少し血の気が引いた。まさか・・・


「勘違いされるーーーーーーー!」


 イネアの悲鳴を聞いたパークが駆け込んで来た。扉をドンっと開け部屋に入って来た。


「どうしたんだ⁉︎」


 イネアは、恐る恐るパークに話した。


「知らない人が私のベットに・・・」


 イネアの指差した先にはドクターがいた。それを見たパークはさすがに呆れていた。


「ドクターさん。それは流石に引きますわ、やっていい事と悪い事が有るでしょう。詳しくは、牢屋に入ってから聞きましょうか?」


 ドクターは、慌ててパークやイネアに誤解を解こうと話したが、中々伝わらない。昨日、パークを早目に部屋に帰らした事も有り、このまま牢屋に連れて行かれそうになっていた。


 そこに、イネアを迎えに来たルトンが来た。ドクターがルトンに説明して何とか事は治った。


 ルトンは、逆にイネアに怒っていた。昨日助けて貰った恩をこんな事で返すなんてと、服がはだけていたのは、窮屈な服を着ていたから少し緩めただけでベットにいたのも嘔吐した異物で窒息しない様に監視していただけなのにこんな騒ぎにするなんて最低とフォローしてくれた。


 少し言い過ぎてるような気がしたが、上手く事が治れば良しだ。


 ルトンのお陰で何とか誤解が解けたドクターは、再度、イネアを治療し二日酔いの薬を処方した。


 そして国境の街に向かう為、準備をしイネアに平謝りされながら、国境の街に向かった。横でもっと謝っているパークもいた。


 ちゃんちゃん

 

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