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ドクター、国境の街に向かう 15。

 ドクターとパークは、中継地点のキャンプ場から国境の街の手前にある村に向かっていた。


 パークは相変わらずニコニコして、よくわからない歌を唄いながら歩いている。そしてドクターは、医療中毒症状が出て大変な事になっている。身体が震え出したのだ。


 ドクターは、我慢出来ずにパークに襲い掛かった!


「もう無理だ〜 パークさん! 健康診断くらい、させてくれ〜」


「ドクターさん! いきなりどうしたんだ⁉︎」


 パークはいきなりドクターが襲い掛かったのでビックリしたが、ドクターを静止し落ち着かせた。そして理由を聞いてみた。


 その理由をドクターはパークに話し出した。医療中毒症状の事だ。クエストに行ったダンジョンで絶対に医療行為を出来ると考えていたドクターは、ダンジョンで医療行為を出来なかった事で医療中毒症状が強く出てしまった事。少し治まったと思ったら我慢出来ないくらい症状が強く出てしまった事。健康診断と言う医療行為をすれば治まるだから健康診断をさせてくれと話した。


 その話を聞いたら、そんな病気も有るんだなと感じたが、ドクターの医療行為は目の前で何度か見て来て感動さえ覚えていた。その行為が出来ないとなるとこんな病気になるんだなと考えていた。考えた結果、パークは思った。‥‥ 天才か! ‥‥


 常人には考えが及ばんわと思ったがドクターのその必死な眼差しに、健康診断ぐらい良いかと思えて来た。だが、健康診断ぐらいで症状が治まるのかとも思った。とはいえこんな旅の道中では無理なので村に着いてからにしてくれとドクターにお願いした。


 ドクターは、震えていた身体を何とか抑え、村に着いたら健康診断が出来るとの思いで、村までの道中を我慢した。


 そして無事に村に着いた。村の村長に挨拶を簡単に済ませる予定だったが、ドクターは、健康診断の事が頭から離れていなかったらしく、ここの村全員の健康診断をさせてくれと村長に掛け合っていた。


 村長は困った顔をしたが、余りにもドクターの熱のこもった説得に折れてしまった。話はとんとん拍子に進み明後日の朝九時からドクターの臨時診察室で行う事になった。


 これには少し理由があった。普通は、どんな熱のこもった説得でも村人全員の健康診断なんて馬鹿げた事は了承しない、けど今日やって来たハンター達は、ハンターランクCで有り一人は医者だと言う、その肩書であれば村民も喜んで健康診断を受けると村長は判断したのだった。


 まぁドクターの話術もあると思う。これも医者の嗜みの一つだからだ。


 そしてこの村から国境の街は約四日掛かるので色々と買い物もしておきたい所だったので少しの滞在は大丈夫だった。


 次の日は、主に買い物をした国境の街は寒いので、防寒着は必須で二着程もふもふしている防寒着を買った。後は、食料品や日用品を買い、明日の健康診断に備えた少しの備品も買い揃えた。


 ドクターはやっと健康診断だが医療行為が出来ると、ウキウキしていた。その日はなかなか寝付けなかった。まるで遠足前の子供の様に‥‥


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