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ドクター、国境の街に向かう 9。


 ガイのパーティーやパーク、ドクターは、三階のフロアボスの扉に着いた。


 ガイが「さぁ行くぞ!」と皆んなに声を掛け扉を開けた。


 中に入ったドクター達は、目を疑った。三階のフロアボスは、一角兎だったのだが目の前にいるモンスターは角が二本有る、つまり二角兎だったのだ。おまけに一角兎を二羽引き連れていた。


 ガイが直ぐに退却の合図を出したが、時すでに遅かった。扉が閉まってしまったので有る。扉が開いている時だと退却は出来るが、閉まってしまったらフロアボスを倒すまで扉は開かない仕組みになっている様だ。


 ガイやパークが直ぐにパーティーメンバーに気を引き締める様に伝えた。幸いな事に、二角兎や二羽の一角兎は、様子を伺っている様だった。


 このパーティーのメンバー構成から言って、一角兎二羽程度は、普通に倒せる構成とはなっているが、一角兎が進化したものと考えられている二角兎はユニークモンスター(固有)で有りガイやパークもどんな強さなのかわからない不気味さがあった。


 ハンター達が体制を整えたのを確認したのを見て、少し何か感じたのか、一角兎が二羽とも左右から攻撃して来た。


 ハンターの配置


          タンク

          魔法使い 

       剣士 ヒーラー 剣士

          ヒーラー

          アーチャー

           剣士


 右から来た一角兎をタンクのマークが攻撃を受け、魔法使いのマナが魔法で攻撃した! そしてすかさず、剣士のコウがトドメを指した!


 左から来た一角兎は、剣士のガイが一角兎の攻撃を受け流し、一撃を入れアーチャーのトイがトドメを指した!


 ドクターは、ガイ達の見事な連携に感心していたが、その時パークが叫んだ!


「まだだぞ! 気を抜くな!」


 トドメを指して死んだと思われた一角兎がまだ生きていて最後の力で攻撃して来ていた!


 パークは叫んだ後、右側の一角兎を攻撃し今度こそトドメを指した。左側の一角兎はパークの叫びにとっさに身体が動いたガイがトドメを指した!


 これで残りは、ユニークモンスターで有る二角兎だけになったのだが、ある事が起きた! 何と二角兎は新たに一角兎を五羽召喚したのだった!


 ガイや他のメンバーは、これはヤバイと感じた。二角兎は、モンスターを召喚するユニークモンスターだったのだ。


 そして五羽の一角兎が襲いかかって来た! 五羽一気に襲いかかって来るとなると撃ち漏らしが有る、ドクターは、ヒーラー(回復役)として真ん中にいるが危険な状況になるかも知れない。


 撃ち漏らしが出れば、少し被害が出ると感じたガイが、タンクのマークに言った。


「マーク。あれを頼む」


「リーダー! 了解!」


 マークはそう返事すると、タンクのスキルで有るシールドサークルをパーティーメンバーの周囲に展開した。


 このスキルは、防御力としてはそんなに高く無いが、パーティーの周囲に展開出来るのでとても使い勝手が良かった。まぁ一角兎の攻撃くらいは、ハンターランクCのタンクで有るマークのスキルだと充分だった。


 一角兎達の攻撃は、シールドサークルで防ぎ、少し一角兎が隙を見せたと感じたら、攻撃役のガイ達が攻撃した。そしてまた、シールドサークル内に戻り、攻撃を防ぎ攻撃をするという繰り返しで一角兎を倒した。


 五羽の一角兎を倒したのだが、二角兎はまた一角兎を五羽召喚した。


 このまま、二角兎のマジックポイント切れを待つか、怪我を覚悟で二角兎を攻撃するかの二択を迫られている状況だったが、現状ではシールドサークルを用いた攻撃方法で特に問題は無かった。


 危険を冒してまで、二角兎を攻撃する事はパークもガイも考えていなかった。シールドサークルで安全だからだ。ジッとこのまま二角兎のマジックポイント切れを待つ作戦で良いと、この時はガイもパークも考えていた‥‥‥


 てか、ドクターの出番が無い様な‥‥‥


 次回に続く。

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