表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/95

番外編 ドクターの血液検査結果。


 そう言えば、アンの病気を治す事に必死で、覚悟を決めた採血の結果を、聞いて無かったな。アンにでも聞いて見るかな⁉︎


「アン。そう言えば血液検査の結果を聞いて無かったのだが、私の血液検査結果はどうだったのだ?」


「ドクター所長。その事ですか。あんまり良い結果では無いのでお伝えしようか迷っていた所です」


 えっ⁉︎ そうなの?


「ドクター所長。どんな覚悟もお有りですか?」


「アン。どんな結果になろうとも覚悟はしている、教えてくれ」


「ドクター所長。わかりました。では」


 ドクターは、ゴクッと生唾を飲んだ。ドクターは、少し緊張していた。結果次第では、入院しなければならず、ドクターの一番嫌いな医療行為を受ける側にならなければなら無いからだ。


「ドクター所長の検査結果は下記になります」


 白血球   5000

 赤血球   500

 ヘマトクリット 40


 総蛋白 7

 GPT 25

AL-P 300

γ-GPT 25

LDH 200


尿酸 11

 総コレステロール  400

 中性脂肪 400

 HDLコレステロール 400


 尿蛋白 -


「ドクター所長。この値を見てわかりますね?」


「う、うん」


 この数値で異常値を出している項目は、三つあった。それが全て脂質関係の値が異常だった。


 総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロールの三項目だ。


「ドクター所長。この数値では仕方ありませんね」


「アン様。それだけは勘弁して下さい」


「ダメです。この三項目が異常値と言う事は、どう言う事ですか?」


「はい。アン様。日頃の食生活が偏っていると言いますか、そんな所ですかね」


「では、やる事は決まっていますね?」


「はい。日頃の食生活の改善かと思います」


「ドクター所長。これからは、私が食生活の管理を行います。私が作った食事以外口にし無いで下さい」


「アン様。それだけはご勘弁を〜」


「ダメです! 絶対です」


「う、うっっ〜」


 アンは、絶対的に料理が下手だった。色々と凝った料理を作るのだが、逆に素材の味を殺しとても食べれ無い物が出来上がるのだ。


 ドクターは叫んだ!


「誰か〜 アンに料理を教えてあげて下さい〜」


 アンに料理を教えるのは、恐れ多く誰も手をあげ無いのだった。


 ちゃんちゃん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ