ドクター、復活する2。
タイムリミット迄、後:四時間
ドクターは、どうやら血液分析を終えた様だ。
「ライト! 血液分析は終わったぞ! 特効薬の調合に入る! 準備してくれ!」
「ドクター所長〜 準備は完了してますぅ〜 いつでも行けます!」
「ありがとう! ライト」
ドクターとライトは、特効薬の調合に取り掛かった。ライトが事前に準備を、していてくれたお陰でスムーズに調合出来た。
「良し! 出来たなライト!」
「はい! ドクター所長。これなら充分間に合いますね!」
タイムリミット迄、後:二時間
「アン! 薬が出来たぞ! これで大丈夫だ」
アンは、言葉を出す事が出来ないくらい疲弊しきっていた。
「これは、ヤバイな。ラン早くこの薬を、投与してくれ」
「ドクター所長。はい! 直ぐに行います」
ランは、アンの腕に注射針を刺し、薬を点滴の様に投与した。
「アン。どうだ?」
アンからの返事は無い。どうやら思ってたより、発症してからの時間が経っており、ギリギリだった様だ。
「ラン! 緊急手術だ! 腕からの点滴では、どうやら間に合わない様だ! 身体を開けて、直接投与に切り替える!」
「はい! 看護師一同は、全力で行くよ!」
看護師一同は、事前に準備をしていたのも有り、手術準備は直ぐ終わった。
「ライト! 麻酔はどうだ?」
「ドクター所長。麻酔導入完了しました! いつでも行けます!」
「ありがとう! では、これから超血液逆流症の直接投与手術を行う。ラン! 電メス!」
そこからの、ドクターの手術は、素早かった。直ぐに薬が全身に行き渡る様に、心臓部まで、直ぐに開き、薬を投与した。心臓が血液の循環ポンプになっているからだ。そして、心臓のポンプ性能を上げる為に、心臓に少しドーピングを行った。
「良し! これでどうだ!」
「モニター! どうだ!」
モニターを、監視していた看護師が言った。
「ドクター所長。※サイナスです」
※サイナスとは、心臓が正常に動いている事(血圧や心拍数が問題ない事)
「良し! これで手術は、成功した。後は、麻酔が解けてアンが目を覚ますかどうかだけだが、大丈夫だろう」
「これで、超血液逆流症の直接投与手術を終了する。みんなご苦労様!」
「はい! お疲れ様でした」
ドクターは、無事に手術を終えた安堵で手術室を出た瞬間に倒れ込んだ。それを見た、ライトとボタンは、静かにドクターを、抱き抱え搬送用のベッドに寝かし、ドクターの部屋に向かった。
『スペシャルドクター』になった副作用みたいな物だった。
「ドクター様。ドクター様。」
いつも私が寝たら女神様が出てくるな。けど、女神様の言っていた、ドクター病院の危機はアンの病気の事だったんだな。お礼でも言っておきますか。
「女神様。ありがとうございました! ドクター病院の危機はアンの病気の事だったのですね。おかげさまで無事に乗り切れました」
「ドクター様違います! 危機はまだ来ていないのです。それだけをお伝えしておこうと思ったのです」
「アンの事では、無かったのですか? それはどんな事が起こるのでしょうか?」
「ドクター様。詳しい事は、まだ私にもわかりません、くれぐれも用心して下さい」
「女神様。わかりました。ありがとうございます。そして私は、さっき倒れる様に寝た所なのです、副作用の物なので、もう意識が飛びそうです」
「ドクター様。まだ話が……」
ドクターは、このまま深い眠りに落ちてしまった。
次にドクターが目を覚ましたのは、なんと一週間後だった。




