ドクターハイエールについて語る。
こんばんは。こんにちは。ドクターです。
久しぶりの三徹です。(3日間徹夜)
ハイエールの分析に、夢中になり過ぎ、ついつい熱が入ってしまいました。
流石の私も、成分分析等の分野は、医術を極めた時以来で、研究所が出来てからは、余程の事が無い限り人に任せっきりだったので勘を取り戻すのに、苦労しました。
成分分析の結果ですが、ハイエールのアルコール度数は95%有りました。
前の世界にあったワインは10%なので、この手の飲み物では、異常な数値が出ました。
また、飲みやすい工夫がされていたり、中毒性が強くなる成分を含んでいたりと、意図的に何かされていると感じました。
このままハンター達が、ハイエールを飲み続けるのは危険で、肝臓病などの内臓疾患系の病気を、発症するのは時間の問題かと思います。
今現在も、二日酔いや三日酔いの状態が続いているハンターもおり、アルコール依存症の方も、多数おられると思います。
そこで皆さんもお分かりかと思いますが、ハンターギルドに行き、二日酔いをやわらげる処方や、アルコール依存症の治療を行おうと思います。
また、ハイエールを流行させた方(出所)も、探ろうと考えています。
今後とも、ドクターの医療冒険譚を、宜しくお願いします。
皆さんおはようございます。
三徹(三日徹夜)後に、二日間まるまる寝てた、ドクターです。
やはり歳には、勝てないですねって、身体は十五歳でした。
今日は前回に治療させて頂いた、ケラーの診察とハンターギルドで、ハンターの二日酔いの治療をしに行きたいと思います。
「ケラー足の具合はどうですか?」
先ずは、ケラー宅に伺い診察を行った。
幸い骨も無事に回復しており後3、4週間ぐらいしたら、歩行訓練を始めても、良い位にはなりそうだ。
「今のところ足の痛みも無く大丈夫です。ただ松葉杖の高さがあって無いみたいで、使いづらく脇下が痛いです」
それを聞いたドクターは、脇下の診察も行い、簡単な塗り薬を処方した。また、松葉杖の高さの調整も行った。
「脇下にはこちらの薬を塗って下さい。直ぐにかぶれが治ると思います。また、松葉杖の高さを少し調整しましたので、確認してみて下さい」
ケラーは、松葉杖を使用し確認してみた。
「ドクター様ありがとうございます。ずいぶんと使いやすくなりました! 何から何までありがとうございます! この後の予定はありますか? 良かったらまた、ご飯でもどうですか?」
ドクターは、ハンターギルドに行く予定があったので断った。
「すいません。この後、ハンターギルドに寄って、少しハンター達の健康状態を確認しようと思っていますので、今日はご遠慮させて頂こうかなと思います」
「そうですか。残念です。何かと忙しいのですね。 何かのお役に立つと思いますので、妹のヘーラをお手伝いとして行かせます。少しお待ち下さい」
姉のケラーは、妹のヘーラを呼んで私の手伝いに、行かせようとしていたが、奥の方で言い合っている、声が聞こえて来た。
「いや! 私は、あの人の手伝いなんか行かない!」
「ヘーラ何を言っているんです。ドクター様は、私の命の恩人でも有るんですよ! 本当は私が、いければ良いのですが、この足なので、貴方にお願いしているのです」
「あの人は、お姉さんが思っている様な人ではない!人を外見で判断する様な人とは、一緒にいたくない」
「ヘーラ待ちなさい! どこ行くの?」
このやり取りが、聞こえて来た数分後ケラーが、戻って来た。
「ドクター様申し訳有りません。ヘーラが、行きたくないと申してまして」
「ケラーさん良いですよ! 元々一人で、行く予定でしたから」
「ドクター様申し訳有りません」
ケラーは、本当に申し訳無さそうにしていた。
それにしてもヘーラには、ハンターギルドの一件で、ずいぶんと嫌われたものだなぁと思い、ドクターは、ハンターギルドに向かった。
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