ドクター困る。
ドクターとアンは、ハンター達に引きつられて街の役所に向かった。街の役所は、村の役場と比べるのもかわいそうなくらい大きかった。
村の役場と同じ様に、街の役所は、ハンターギルドが併設されていた。
ハンター達は、ハンターギルドの受付で、クエストの報告をし、町長とハンターギルド長に今回の出来事について報告したいので、取り次いで下さいと言っていた。
このハンターは少し顔が効くハンターだった様で、すんなりと受け入れて貰い奥に通される事となった。
「ドクターさん。アンさん。さぁ奥の方にどうぞ、町長とハンターギルド長が待っております」
「わかりました。今、行きます」
ドクターとアンは、ハンターに促される様に歩いて行った。やはりそこには、町長のマトとハンターギルド長であろう方がいた。
「ドクターさん! アンさん! ハンターから報告があった二人はあなた達でしたか! この度は、ハンター達を、助けて頂きありがとうございます」
ハンターギルド長やハンター達は、不思議そうな顔をしていた。ハンターギルド長が、町長のマトに聞いた。
「町長。この方達とお知り合いですか?」
「パーク! 知り合いも何もこの前有った、魔族の件を解決したのは、このドクターさん達ですよ! ドクターさんのハンターランクは、パークと同じでCランクですよ!」
「そうなんですか!」
ハンターギルド長のパークとハンターは、びっくりしていた。
ドクターとアンはとりあえず自己紹介をした。
「私は、ドクターと申します。村の方で医者をやっております。そしてこの隣にいるのは、アンと言います」
ハンター達も慌てて自己紹介をした。
「申し遅れました。私は、ここのハンターギルド長をやっております、パークと言います。そしてこちらに連れて来たハンターは、私の息子でホールと言います」
ホールは、言った。
「宜しくお願いします」
町長が不思議そうに聞いて来た。
「ホールから報告が有ったのですが、ハンターの毒を治したというのは本当ですか? 毒は、死病とされていまして、自然治癒しか方法が無かったのですが」
ドクターは、正直に答えた。
「はい。ホールさんは間近で見ていたので、わかってると思いますが、本当です。詳しくは話せませんが、毒に効く特効薬を使っております」
「そうですか! 目撃者もいますし、ドクターさんがおっしゃるのなら本当でしょう! ちなみに、村のハンターギルドでは、皆さん知って居られるのですか?」
「知っています。ここ二ヶ月程前に、村のハンターギルドに分院を作りまして、治療にあたっていましたので」
「だからか!」
町長のマトは、最近、村の採取してくる魔石の数が多くなり、ましてや貴重なポイズンスライムの魔石まで持ち込んで来たので、少し怪しんでいた。
「急に村から出る魔石の数が多くなって怪しんでいたのです。ドクターさんが協力しているとならば、杞憂でしたね」
「そうだったのですね」
「ドクターさん、お願いがあるのですが、街にもドクターさんの分院を、作って頂けないでしょうか?」
ドクターは、困った。この世界に、医者は自分しかいないので断るしか無かった。
「すいません。医者は私しかいないので、分院の話は厳しいです」
「そうですか、残念です。もし宜しければなのですが、その毒の特効薬だけでもお譲り願えないでしょうか?」
さすが街の町長だ、タダでは起きないな。
「毒の特効薬は注射器と言う物から、体内に注射する物でして、訓練された者しか扱う事ができないのです。ただ、これから改良をし飲み薬とする予定ですので、それが出来たらお譲り出来ます」
「わかりました! それでお願いします! その薬が出来るようお手伝いする事が有れば何でも仰ってください! 協力致します!」
この食いつき様は、凄いな! それだけ、毒の特効薬が貴重な世界なんだど改めて思ったドクターとアンであった。
「本日は、ご宿泊予定ですか? 宿泊先は、決まっていますか?」
ドクターは、アンの方を見た。
「本日は、宿泊する予定にしていますが、宿はまだ決めていませんので、良い所が有れば、教えて頂けるとありがたいです」
宿泊だったの? 早く帰って医療の勉強したいのにな。
早くも医療中毒症状が、出て来た見たいだ。相変わらずのドクターである。
「それでしたら、こちらでこの街一番の宿を予約しておきますので泊まって行って下さい。お料理も最高の物を用意させます。もちろんお代は要りませんよ!」
「いえいえ! お金は払いますので、お気持ちだけで結構です」
「何をおっしゃいますか! これから長い付き合いでは無いですか! では、私は手配が有りますので、失礼します」
ドクターとアンは、町長のマトに押し切られてしまった。
ハンターギルド長のパークやホールも、突然の、事で唖然としていた。
「アン。まぁなんだ、買い物でもとりあえず行こうか! では、パークさん、ホールさんまた会いましょう」
アンは、満面の笑顔で、返事した。
「はい。行きましょう!」
後。そろそろ、私の弟子達も転生してこないかなぁ〜 なんてな




