ドクターとアン街へ行く2。
ドクターとアンは、街へ行く乗り物に乗った。街へは、乗り物で一時間程で着くそうだ。
ドクターは、ケラーとヘーラ、ミーアが身体の調子が悪そうなのを気にしていた。どこ迄も医療バカである。
「アン。やっぱりケラーとヘーラ、ミーアの調子が悪そうなのが気になるのだが、帰って診察した方が良く無いか?」
「ドクター所長。大丈夫だと思います。大きな声でも出せば、直ぐに良くなりますよ」
「そ、そうなのか」
ドクターは、アンの言っている意味がわからなかったが、アンがそう言うならば大丈夫なんだろうと、何故か思った。
「ドクター所長。そんな事より街では、買い物しましょう! お金は、分院やハイエールで仕事したお金が、かなりあるので、何でも買えると思いますよ」
ドクターは、この国のポーションを買おうと思っていた。外傷にしか効かないと言われている、ポーションがどんな物か知りたいからだ。
「アン。この国のポーションを買おうと思っているのだがどうだろうか?」
「ドクター所長。良い考えだと思います。私も気になっていましたので、それでは、先ずはポーションでも見に行きましょうか!」
そんな話をしていると、乗り物が急に止まった。
キキーッ! ガタン! 何か起きた様だ!
乗り物の運転手から大きな声がした。
「皆さんモンスターが出ました。乗客の方は、危ないので、乗り物から出ないで下さい!」
どうやらモンスターが出た様だ。
「乗客の皆様安心して下さい。この乗り物は、街のEランクハンターが、護衛について居ますので、モンスターが出たと言っても大丈夫です!」
ドクターは、怪我人が出た時の為に少し身構えていたが、どうやら大丈夫そうだと感じた。
「アン。どうやら大丈夫そうだな」
「ドクター所長。そうでも無いみたいですよ」
すると、戦闘中のハンターから大きな声がした。
「やばい! ポイズンスライムだ! 誰か毒耐性を持ってる者はいないか?」
やはり、この世界のハンターは毒に弱い。ドクターは、ポイズンスライムの坑毒血清は、医療バックに入っていていつでも出せるので、ハンターに伝えようとした。
だが、伝えようとした時には、すでに遅かった。
「うぁ〜 ポイズンスライムにやられた!」
ドクターとアンは、顔を見合わせ直ぐに治療に出た!
「ハンターさん達! ポイズンスライムの毒は直ぐに治す薬が有りますので大丈夫です! 気にせずに戦って下さい!」
ハンター達は、毒を治せるなんてニワカにも信じられなかったが、ドクターの放った言葉には、何故か信憑性がある様に感じた。
「アン! 毒に掛かっているハンターを頼む」
「わかりました! ドクター所長」
そうこうしている内にポイズンスライムは、ハンター達に飛びかかって来ている。ハンター達はドクターの言葉を信じ、毒を気にせず戦った。
ハンターが、もう一人毒にやられた! ドクターは、すかさず坑毒血清を、注射し、ハンターをアンの方に移動させ、アンに託した。
ハンター達は、多少の怪我人を出しながらも、なんとかモンスターを、撃退する事が出来た様だ。
一人深い傷を負っているハンターが、いたので治療しようと思ったが、ハンターは、傷口に手をやっていた。手をやった瞬間、発光し傷口は、塞がっていった。それを見ていた、ドクターはこれが回復魔法なんだど直ぐに勘付いた。
とはいえ、毒の治療は直ぐに完了し、ハンターも、乗客も無事だった。
ハンターのリーダーらしき人物が話しかけて来て何度も何度も、お礼を言ってくれた。薬代も余分な程頂いた。
まぁ少し一悶着有ったが、無事に街へ着いた。ここにも門番がいて、身分証の提示を求められたが、ハンター達が、門番を静止し何か言っていた。
「この方達の身分証の提示は、良いです。街の招待客として、町長に報告致しますので」
「ハンター殿! わかりました。ご苦労様です」
街の門に入った辺りでハンターが話しかけてきた。
「今回は、助けて頂き感謝致します。お礼と言っては何ですが、町長の方に報告致しますので、ついて来ては頂けないでしょうか?」
ドクターとアンは、前回の魔族の件で街の町長とは、面識があった。街に来たついでに、久しぶりに挨拶もかねて、会う事にしようと考えていたので、都合が良かった。
「では、少しだけですがご挨拶をかねて行かせていただきます」
「そうですか! ありがとうございます!」
こうして、ドクターとアンは街の町長のマトに会いに行く事としたのであった。




