ドクター魔石調達を行う。
ドクターは、ドクターの名にかけてハンターギルド長のゼンの元に、魔石の調達に向かった。
ハンターギルドに着き、ゼンに話しかけた。
「ゼンさん。またまた、お願いがあるのですがよろしいですか?」
「何でしょうか? ドクターさん」
「魔石を少し分けて頂けないでしょうか? 後、何種類か魔石の種類が有ればそれも欲しいのですが、どうですか?」
「う〜ん。いくらドクターさんのお願いでも魔石を譲るのは厳しいです。ましてや他の種類の魔石なんて譲る事は出来ないです」
ゼンならば日頃の付き合いで、直ぐに分けてくれると思っていたので、ドクターはビックリした。
少し気まずい雰囲気が二人の間に流れていると、受付嬢のミーアが間に入り話しかけて来た。
ミーア久々の登場だ。
ミーアは、ゼンに凄い勢いで話しかけた。
「ゼンさん! 魔石をドクターさんに譲ってあげて下さい! そもそも、この小さいハンターギルドが潤い出したのも、ドクターさんのお陰じゃないですか! 魔石なんて今は直ぐに手に入るでしょうに!」
ミーア怒涛の援護射撃だ。
「ミーア。そうは行っても、今までこの村では、魔石は凄く貴重だったんだぞ、街に行ったってまだ貴重な物で値段もそこそこするんだよ」
「それは、知ってます! 知ってて言っているんです! その魔石が取れるようになったのも、ドクターさんがハンター達を治療してくれるから取れるんじゃあ無いですか!」
「わかった。わかった。そう怒るなミーア、ドクターさんに魔石を譲るから」
ドクターは、慌てて二人の会話の間に入った。
「ゼン。ミーア。少し話を整理しよう。まず、ここでは、魔石は貴重な物なのか? 私はそんな貴重な物だとは知らなかったのだ」
ドクターは、魔石の存在は気になっていたが、ムナシの報告で、弱いと言っていた、スライムから魔石が取れると聞いていたので、そんな貴重な物だとは知らなかった。
ミーアがドクターに魔石に、ついて説明した。
元々、この村のハンターはレベルが低くくクエストに行っても、魔石が取れるスライムを倒すのがやっとのハンターが多く、多人数で行って、やっとスライムを一匹倒して来るのが、やっとだった事。
魔石の説明は長くよくわからなかったが、前の世界で言うガソリンのような物だと言う事。
最近は、ドクターの治療のお陰で魔石が安定的に取れていると言う事。この世界では、毒系のモンスターから取れる魔石が、とても貴重で他の村や街から一目置かれる様になって来ていると言う事を聞いた。
「そうだったのですね。それならば無理に譲ってくださいとは言えないですね、ゼンさん無理言ってすいません。ミーアありがとうな」
ミーアは、まだゼンにぶつくさ言っていたし、ゼンは、とても申し訳無さそうにしていた。
ドクターが、あっさり引き下がったのは、理由があった。平行してムナシに魔石の調達をお願いしていたからだ。ハンターから譲って貰える魔石が、少ないと思っていたのだった。
魔石調達を無事に⁉︎ 失敗したドクターは、ドクター病院に戻る事にしたのだった。




