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ライト魔石の分析に苦戦する。

ドクターは、分院に帰るとアンに、ゼンから聞いた事を話した。


「そう言う理由だったのですね。これが良い方向に行けば良いのですが」


 アンも少し不安を覚えた様だった。


「アン。そう言えばライトに魔石の分析を依頼していたな。もう二ヶ月経っているが苦戦しているのか? 状況は聞いているか?」


「ドクター所長すいません、こちらの仕事が忙しく確認してませんでした。今から確認しに行っても良いでしょうか?」


「そうか、それなら一緒に行こうか! 今日はもう分院は閉めて戻ろうか!」


 ドクターとアンは、分院を閉めてライトが行なっている魔石の分析結果を聞きに行く為、ドクター病院の方に戻った。


 ドクター病院に戻ったドクターとアンは、ライトの所に行く前に、分院で足りなくなって来た医療品の補充を行う事にした。


「アン。分院の方にまだ消毒液とかは、あったよな? ガーゼや包帯はどうだ? まだ、足りるだろ?」


「ドクター所長。全然足りないです。ましてやドクター所長は、消毒液はともかくガーゼや包帯がどこの棚にあるかご存知ですか?」


「アン。すいませんが医療品の、補充お願いします」


 夫が自分の靴下の入っている所も、知らなくて嫁に怒られている様な会話で、長年連れ添った熟年夫婦の様な会話だなと作者は思った。


「……」


 んっ? アンが何か喋ったような気がしたのだが? 気のせいかな。


 気を取り直して。


 ドクターは、そそくさとライトの所に向かった。


「ライト。魔石分析の状況はどうだ?」


「ドクター所長〜 魔石は専門外です〜 まだまだ時間が掛かりそうです〜 けど、分析の道筋は見えています〜」


「おっお〜 そうか! これはすまんかったな、魔石の分析は辞めとこうか?」


「いえ! やります! この研究者ライトの名にかけてやり遂げます〜 そこでドクター所長にお願いがあるのですが、良いですか?」


「ライト。何だ?」


「魔石を、もう少し欲しいです。また、何種類か魔石の種類が有るならば、欲しいです。お願い出来ますか?」


「わかった! ライト! このドクターの名にかけてハンターギルド長のゼンから魔石を調達してこよう!」


 おいおい二人とも推理物の小説では無いのだから、簡単に名前をかけるなよ。と作者は思った。


「私もそう思います」


 アン⁉︎ いつの間にいたの! それにしても、いつから作者の思いもわかるようになったんだ! さっきの熟年夫婦のくだりも聞こえてたの⁉︎ アン流石だな。


「ありがとうございます」


 では、気を取り直しまして。


 ドクター所長は、魔石の調達にハンターギルド長のゼンを、訪ねる事にした。

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