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ムナシ危機一髪。


 ムナシは、ドクターに命じられ、スライムの調査の為に森の方に向かった。


 程なくして、ムナシはスライムと戦っているハンターに出会った。ハンターは、片手剣で、スライムを切っているのだが、有効なダメージを与えられていない様だった。


 そろそろムナシが助太刀に入ろうとした時、ハンターがスライムのカマイタチの様な攻撃で、腕を怪我した。最近、ハンターがドクター病院を訪れて治療している怪我はこの、攻撃が原因だったようだ。


 直ぐ様、ムナシはハンターとスライムの間に入り、スライムの相手をする事とした。


「ハンターさん、ここは私が相手しますので、治療しに、ハンターギルドに帰って下さい」


「しかし貴方だけで大丈夫ですか?」


「大丈夫だと思います!」


「わ、わかりました! 直ぐにハンターギルドに帰って応援を呼んできます! それまで、持ち堪えて下さい!」


 ムナシは、ハンター達を容易く、あしらうスライムと言うモンスターに、勝てる気はしなかった。この世界のスライムは、強いのだと感じ、少し死を覚悟した。


 ムナシは、取り敢えず様子見で、距離を取る為、手裏剣をスライムに向かって投げた!


 ムナシの投げた手裏剣は見事にスライムに命中した!


「良し! 取り敢えず時間は稼げそうだ」


 ムナシは、無事に手裏剣が命中し距離を取ろうとした瞬間! スライムが発光した!


 しまった、分裂してより強力になるタイプのモンスターか⁉︎ ヤバイ!


 すると、スライムはそのまま発光し続けて、消えた。


 それを見たムナシは、「へっ⁉︎ スライム弱くなぃ」と声に出し、拍子抜けした。


 気を抜いていると、またスライムが現れた。今度は、三匹だ。


 ムナシは、手裏剣を三匹に向かってそれぞれ投げた! スライムに、命中し、またスライムは、発光し消えた。


 それを三回程度繰り返したが、どうもスライムは弱いと感じた。前の世界で言う、狼ぐらいの、強さだろうか? 素早さは狼には、遠く及ばないのでそれ以下だろうと感じた。


 付近を探索したが、スライム以外のモンスターには出会わなかったので、ドクターに報告する為に帰路に着く事にした。


 また、スライムを倒した後には、石が転がっていた、ムナシはこの石が、異世界系の本で見たことのある魔石だと感じたので、持って帰る事にした。


 途中に応援のハンターが三人程慌てて来たが、うまく逃げて来たと、嘘をついた。余り目立ちたくなかったからだ。


 ハンター達と少し会話しながら、無事にハンターギルドに帰って来た。

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