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ドクター、病院に向かう。


「ドクター所長! 大変な事が起こりました!」


「どうしたそんなに慌てて、ムナシどうした?」


 ムナシは、ケラーさんの病院『トルク病院』であった出来事を話した。


「ムナシ! アン! 直ぐにトルク病院に向かうぞ! それからライトを、直ぐに動ける様に待機させて置いてくれ!」


「ドクター所長。分かりました!」


「はい」


 ドクターは、ムナシとアンを連れ直ぐにトルク病院に向かった。


 トルク病院に着くと、毒に侵されている、ハンター二人がベットに横たわっていた。


「トルクさん。ドクター病院のドクターと言います。この毒に侵されている、ハンター二人を診察させて頂いても宜しいでしょうか?」


「ドクターさんでしたか! 娘のケラーがお世話になっております。診察して頂いても良いのですが、ハンター二人は毒に侵されていて、後は自然治癒力との体力勝負なのです。この世界では、毒に対する治療法が無いので、さすがのドクターさんでも厳しいかと思います」


「診察許可ありがとうございます!」


 ドクターはまず、アンに指示した!


「アン。先ずは、ハンター二人の血液を、採取してくれ! それをムナシに渡してくれ!


「分かりました!」


「ムナシ。アンから貰った血液を、ライトに渡してくれ! そしてライトに、血液を調べて貰い、毒に対する抗毒血清を作って貰い、持って来てくれ! ライトなら直ぐに作れる筈だ!」


「分かりました!」


 アンが直ぐにハンター二人から血液を、採取しムナシに、渡した。


「ムナシ頼んだぞ!」


「はい!」


 「アン。ハンター二人の体力を、回復させる為に、アミノ酸点滴も行おう! 頼む」


「はい!」


 トルク病院にいた人達は、ドクターやアン、ムナシの手際の良さに感心していたが、この世界では、自然治癒に頼るしか無いと思われている、毒の治療には、懐疑的な目をしていた。


 ドクターは、いくらライトと言えども、血液を調べる為に一時間、抗毒血清を作る時間が一時間と、計二時間かかると読んでいた。その時間にハンター二人の容態が、急変する事は無いと思うが、アンと共に見守る事にした。


 その間に、他のハンターに事の成り行きを聞く事にした。


「どんなクエスト中に、モンスターに刺されましたか?」


「一番簡単なクエストの薬草採取です。近くに花のミツを取りに来ていた、モンスターに刺されました」


 近くに花のミツを取りに来ていたモンスター⁉︎


 ドクターとアンは、顔を見合わせた!


 ドクターが、アンに言った。


「アン。ハチじゃね?」


「ドクター所長。ハチですね」


 ドクターとアンは、直ぐにハンター二人が、アナフィラキシーになっていないか確かめた!


「アン。どうやらアナフィラキシーショックは出ていない様だな」


「ドクター所長。そうですね、取り敢えずは、安心かと思います」


 初めてハチ刺された人でも、アナフィラキシーショックの症状が出る場合があり、死に至るまでの時間も早いとされているので、注意が必要だった。


 そうしてる間に、ムナシがライトから貰った、抗毒血清を持って来た。


 ドクターの計算した、時間より十五分も早かった。


 「やっぱり、ライトは天才だな」と、ドクターは呟いた。


「アン。この抗毒血清を、ハンター達に注射してくれ」


 アンは、手際良くハンター達に、抗毒血清を注射した。


 抗毒血清を注射されたハンター達は、みるみる内に回復していき、注射から二十分たった頃には歩ける迄回復していた。それを見たハンター達や、トルク病院の人達は驚いて言葉が出なく、動けないくらいビックリしていた。


 治療を終えた、ドクターとアンは自分の病院に、戻った。


 病院に戻る途中、ドクターと、アンはハチの毒について色々と話し合った。


「アン。この世界は、ハチに刺されただけでも、死病とされる世界なのだなぁ」


「ドクター所長。そうですね、改めて異世界に来た事を感じさせてくれる出来事でしたね」


 ドクターとアンは、改めて異世界に来たんだなと感じ、次の診療に向かって行くのだった。


 って私は、内科医の仕事が、したいんでは無くて、外科医の華やかに見える仕事がしたいんだぁ〜 例えば、脳腫瘍の患者の大手術や心臓のバイパス手術等の私の右手が、活躍する仕事下さ〜い。

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