番外編 医者の嗜み 1。
「アン。今日のスケジュールは?」
「ドクター所長。今日は、医学研究会主催のゴルフコンペです。早くお支度下さい」
「わかった」
ゴルフ場に着き、コンペが始まった!
キャディーは、勿論アンだ!
「アン。ここのホールの特徴は?」
「はい。1番ホールpar4 距離は397ヤードで、少し右にドックレックしています」
「わかった。ドライバーの狙いは?」
「フェアウェイ中央に黄色い旗が立っていますので、そこを狙うのがよろしいかと思います」
ドクターは、黄色い旗に狙いを定めドライバーを、振った!
「ナイスショット!」
キャディーのアンから、美声が飛んだ!
ドクターは医者の、嗜む事柄に関しては、出来るだけ出来る様にしている。それがスポーツであってもだ!
ドクターの第2打目。
「アン。残りの距離はどのくらいだ?」
「はい。残りピンまでジャスト150ヤードです」
「アン。私は、7番アイアンか6番アイアンで悩んでるのだが、どう思う?」
「風が少しフォロー気味に吹いていますので、少し短めの7番アイアンで宜しいかと思います。ゴルフは、手前からが鉄則です!」
「アン。ありがとう、7番アイアンを頼む」
「ドクター所長。7番アイアンです。」
ドクターは、素振りを1回行い、アイアンを振った!
「ナイスショット!」
アンからの美声が、また飛んだ!
「ドクター所長! ワンピン内につけましたね! バーディチャンスです」
「ありがとう! アンのアドバイスのお陰だ」
ドクターとアンは、意気揚々とグリーンに向かった。
ドクターが、バーディパットを打とうとした時、アンが、話しかけて来た。
「ドクター所長。同じ組で回っている医学研究会の会長のスコアが悪い様です。ここは、バーディパットを外し、忖度した方がよろしいかと思います」
「わ、わかった」
この後、バーディパットを大オーバーし、結局ドクターは2オン4パットのダブルボギーとした。
「ドクター君、パットの練習した方が良いぞ! ハッハッハ〜」
医学研究会の会長は、このホールボギーだった。
「ドクター所長。これが、医者の嗜みです」
ちゃんちゃん。




