ドクターハンターギルドで交渉する。
ドクターは無事にハンターギルドに着いた。
ハンター達を、家に返してから三日ぐらいたった、現在はハイエールを中和した効果が出て、ハンターギルドも平穏を取り戻している様だった。
ドクターはまずは、受付に向かった。
「ミーア少し頼みたい事が有るんだが」
「ドクターさんの頼みなら何でも良いですよ」
「ここのハンターギルド長と少し話ししたいんだが、どの人かな?」
「そんな事ですか。ここのハンターギルド長はそこにいる大柄の方ですよ。名前はゼンです」
ドクターは、一番初めに二日酔いの治療をした、大柄のハンターがここのハンターギルド長だと言う事に、ビックリして少し笑ってしまった。
何やってんだよギルド長って言いたくなったが、ここは我慢した。
「ミーアありがとう。少し話して来る」
ドクターは、ハンターギルド長のゼンの所に向かった。
途中でゼンは、ドクターに気付き、話しかけて来た。
「ドクターさんその節はありがとうございます。ギルド内もおかげさまで、平穏を取り戻しました」
「それはそれは良かったです。それと少し頼みたい事が有るんですが、良いですか?」
「私に出来る事なら何でも良いですよ」
「ありがとうございます。では、少し長くなりますが聞いてください」
ドクターは、先ずはこれから先に起こる可能性が高い出来事を話し、それにはギルドの協力と、村長にも話しを通す事が必要な事。
そしてこの先に起こる事の成果として、ハンターランクのランクアップのお願いをした。
「ドクターさんのハンターランクは、現在は登録した時のGランクですね。では、Fランクにアップ致します」
「ゼンさん。ハンターランク何ですがもう少し上のランクに出来ないですか?」
「では、特例でEランクに致します」
「いえ、まだ上にして下さい」
「えっ! これ以上は、いくらドクターさんのお願いでも無理です! ちなみに希望は何ランクだったのですか?」
「Cランクにして下さい! これから起こる可能性の高い出来事を、解決すると考えれば、無理なお願いでは、無いとは思いますがどうですか?」
「ん〜 Cランクですか〜 厳しいです」
ドクターは、ハンターランクをとりあえず、Cランクに上げてもらい、この世界で一応の箔をつけようと考えていた。
また、Cランクぐらいならば、ハンターとしては、少し凄い程度だと考えていたが、この時はまだ、この世界のハンターランク制度を、知らなかった。
ゼンは悩みながらも言った。
「わかりました。この件が、無事に解決したあかつきには、特例でドクターさんをCランクに認定する事にします!」
「ありがとう! ゼン!」
それじゃあ、アンと合流して村長の所に行くか!