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ライト。ハイエールについて語る。

 こんばんは。こんにちは。ライトで〜す。


 ドクター所長から依頼された、ハイエールの分析結果が出ました〜


「ライト早く教えてくれ!」


「わかりました所長〜 さっそく〜」


 成分分析の結果ですが、ハイエールのアルコール度数は94.8有りました。ワインは10.2%なので、この手の飲み物では、異常に高い数値ですね〜 (私の出した数値より細く言っている)


 また、飲みやすくする為の成分(A)が入っていたり、中毒性を高める為に成分(B)が入っていました。


 結論から言うと、この飲み物は人が飲む物では、無い程、中毒性が高くアルコール度も、高いですね〜


「ライト! この飲み物の味は同じで、アルコール度や中毒性をかなり低くする事は、出来るか?」


「所長なら言うと思って、もう試作を作り、試作の分析も済ませて置きましたよ〜 それがさっきの1時間です〜」


「流石だなライト!」


 この天才がぁ〜 


「その新しいハイエールですが、既存のハイエールに、私が作った液体を1滴入れるだけで、大丈夫なようにしておきました!」


 この天才ガァー


「新しい改良型ハイエールの成分は、アルコール度0.85% で中毒性は無く味も同じです!」


「良くやった! ライト! 少し休暇を与える!」


「所長〜 ありがとうございます〜 飴と鞭が上手ですね〜 では私はこれで寝ます」


 ドクターは、これでハンター達のアルコール依存性の治療は早く済むと思った。またハイエールの流通した出所も掴めると、考えていた!


 よし! 私の思い描いた通りになって来たぞ!


 けど私の、外科的手術等の出番が無いなぁ〜


 女神様、内臓疾患ってこう言う事ですか〜


 改良型のハイエールが出来上がった事により、治療プランは急激に進む事が出来ると、ドクターは考えていた。それを先ずは、アンに指示する事にした。


「アン! ハンター達の様子はどうだ?」


「ドクター所長。ハイエールが身体から抜け、禁断症状が出ております。禁断症状が無くなるまで、この調子で丸二日ぐらい掛かると思います」


「そうか。ライトが改良した新しいハイエールが、有るのでそれを飲ませてやってくれ! この改良型ハイエールを飲んで症状が、落ち着いた人から家に帰って貰え」


「ドクター所長。それでよろしいのですか?」


「アン! それは意見か? 意見が無いなら、私の言う事が間違っていた事が、あるか?」


「すいません。出過ぎた真似をしました。直ぐに取り掛かります。」


 ドクターは、医療には絶対の自信を持っている、ドクターの提示した治療より、良い意見が有れば聞くが、それで良いのですか? これは無理です。とかの

意見は聞かないスタンスだ。


 意見が有れば対案を出す! わからなければ、わかるまで勉強する。と言う事を、繰り返しながら前の世界では、精鋭が出来上がって、来たのだ!


 一番最初の病院では、誰からの意見も聞かず、失敗しその教訓が今の精鋭部隊だ!


「ムナシ! 近くにいるか!」


「はい! 只今! ムナシにございます」


「看護師の中にランがいたので、ムナシも来ていると思っていたぞ!」


「光栄にございます。ご挨拶遅れ申し訳ありません。」


 ムナシとは、忍びで有り病院の裏の仕事を一手に、引き受けてくれているのだ。


 ランは、看護師兼忍びで有り、今回の転生でいると見かけた時に、ムナシも来ているなと思っていた。


「ムナシには、ひと仕事して欲しいと思っている」


「ドクター所長、なんでございましょう?」


「ライトが作ったハイエールを中和する液体を、酒場にある既存のハイエール全てに、一滴混ぜて来てくれ。また、今後新しく入荷される、ハイエールについても同じ様に頼む。出来るか?」


「ドクター所長、お安い御用です。では、直ぐに取り掛かります!」


 ドクターは、この液体を一滴混ぜる事で、味は同じで、アルコール度も下がり、中毒性も下げることでハンター達が継続して、飲んでも大丈夫にした。


 これにより中毒性が、低くなったハイエールを飲む事で、アルコール依存も下がると考えていたので、ハンター達の退院を早めたのだ!


 また、これにはもう一つの狙いがあったのだ。


「とりあえずこれで、一週間ぐらい様子を見るか!」

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