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ドクター張り切る。


 ドクターは、看護師十五名と言う大きな力を得た。


 これでハンター達の、アルコール依存症の治療が出来る。


 そしてもっと強力なのが、研究者のライトだ!


 看護師部一同の家族も、一緒に転生して来たのだが、その中に研究者のライトが、居たのだった!


 ライトの奴、いつの間に看護師と結婚してたんだ。


 けど結果オーライで、ライトにはハイエールの研究を、して貰おうと思っている。


 悔しいが、長らく研究者として離れていた、私よりも最前線で常に研究していた、ライトの方がより適任だろう。 


「アン! ライトを、呼んで来てくれ!」


 看護師長のアンは兼任で、私の秘書も勤める事になっている。


 何故か前の世界でも、そうだった。


「かしこまりました。ドクター所長」


 程なくして、研究者のライトがやって来た。


「お久しぶりです。ドクター所長! またドクター所長の下で働く事が出来とても嬉しく思います」


「おいおい、そんなかしこまらなくて良いぞ。いつも通りに頼む」


「わかりました」


「所長〜 会いたかったです〜 何で私に、何も言わず亡くなりはったんですか〜 言って貰えばお供しますのに〜」


 ライトは少し軽い奴なのだが、私が認めた中でも、天才の部類に入る研究者なのだ。


「ライト少し頼みたい事が、あるんだが?」


「何ですか〜 所長の頼みなら何でも!」


「このハイエールと言う飲み物を、解析してくれないか?」


 ドクターは、ライトに自分が研究していた途中結果を伝えずに、ライトに研究を命じた。


 その方が、先入観無くライトが分析出来ると感じた。どうしても私が研究していたとなると、先入観を持ち私の結果を元にしてしまうと、考えたからだ。


 ただハンター達が、ハイエールを飲んでどうなっていたかは、伝えた。


「ライトどうだ? 頼めるか!」


「お安い御用です! 期間はいつまでですか?」


「出来るだけ早く頼めるか?」


「お安い御用です〜 ではこれで〜」


 ライトは颯爽と研究室の方に、走って行った。

 

「アン! 看護師部一同を呼んでくれ!」


「ドクター所長かしこまりました。直ぐに!」


 ドクターは、看護師達が転生して来てくれたおかげで、ハンター達の入院の準備が整うので、悩みの種が解消した。


「ドクター所長全員揃いそろいました」


「看護師達は、アルコール依存症患者が近日中に入院するので、その準備を頼む。治療プログラムは、こちらで作成したので、この手配通りに行う様に。治療プログラムの期間は約一ヶ月間を予定している」


「看護師長のアンは、足を骨折している患者の所に、往診に行くので着いて来てくれ。ついでに、ハンター達の入院の準備も、ギルドに行き進めよう」


「はい!」


「ドクター所長。わかりました。」


 ドクターは、張り切って直ぐに行動に移した。


 まずは、ケラーの往診に行きその足で、ハンターギルドに行く事とした。


「アン! 医療バックは持ってるか? さぁ行こうか!」


「ドクター所長準備は、万端です。お供致します」


 ドクターとアンは、ケラー宅に向かう途中世間話をしながら向かった。


「ドクター所長。ずいぶんとお若くなられましたが、女神様に若くして下さいと、お願いしたのですか?」


「いや、特にこちらからはお願いして無いんだ。最初から、身体を若くしてくれる事になっていた見たいだ。こちらからお願いしたのは、病院ごと転生して下さいって言ったぐらいかな」


「ちっ! あの女神、私も若返りさせてくれれば良かったのに」


「んっ? アン何か言ったか?」


「ドクター所長、何でも有りません」


 アンは前の世界では、ドクターと同じ歳で、小さい時から、ドクターと共に病院で切磋琢磨していた仲だった。


 アンは、とても美人だったが、ドクターに恋心を持っており、独身を貫いていた。


 他の人からプロポーズされた事は、何回もあったが全て断っていた。


 この世界に来てドクター所長が、十五歳ぐらいの時と、同じ顔をしてたのに内心かなり驚いたが、自分と歳がだいぶん離れてしまった事に、ショックを受けていた。


「ドクター所長。私も女神様に、お願いしてドクター所長ぐらいの歳に、若返らせて頂こうと思うのですが、どう思いますか?」


「アンが若くなるのか⁉︎ 私的には、病院のトップ二人が若いと言うのは、病院の威厳的にも、あんまり宜しく無い気がするので、アンはそのままでも良いかと思うな」


「バシッ! わかりました。所長はいつも、病院の事ばかりですね!」


 ドクターは、何故肩を叩かれたのか、わからなかった。

 

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