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「…本当に驚いたよ。

報告してる間に何故か私がアグネス嬢に心を寄せているって話に離宮がなってるし、キャロルとレオンを婚姻させる為に私が仕組んだって美談になってるし。

ねえ、思い当たる節はない?」


そこまで言われキャロルはあーはいはいと頷くがレオンは視線をさ迷わせている。


「詳しい話を聞こうにも帰って来た君達は泥酔状態。

君達が寝てる間に茶会に行ってそこから離宮で起こった事がこれだね。」


ルシウスはキャロルとレオンの目の前のローテーブルに書類の束をドサッと置いた。


手を伸ばしパラパラとめくってみると報告書と始末書の繰り返しである。


「何故かやたら魔獣を令嬢達が離宮で飼い始め、令嬢の中には自分の首に首輪をして革紐を私に渡そうとしてくる者まで現れてね。

何故だか枕の買い替えの申請が何枚も来て全員がアウローデの羽毛枕の1号。

枕カバーはネイビー。

令嬢達が飼いきれなくて魔獣は逃げ出すわ、枕を許可したのに低いからと言って新しい申請がまた来るわ…。

私には思い当たる節がレオンしかいないんだけどどう思う?」


レオンは今や汗が滴り落ちている。


多分あの調査用紙が原因であろう。


「いっいやあの…。」


レオンやっちまったな。


骨位は拾ってやっても良いだろう。


キャロルが心の中で手を合わせているとルシウスと目が会った。


「関係ないって顔してるけどキャロルもだからね?

いくらふりとは言えふりだってバラしちゃダメな事位分からなかったのかい?

あとなんでレオンとキャロルが婚姻って話になってるのかな?

逃げ道完全に断たれたいのかい?」


「えっいやすいません。」


慌てて謝るがルシウスは疲れた様な笑みを浮かべるだけである。


本当に大変な事態だったのかもしれない。


「悪いと思ってるかい?」


「えぇまあ、はい。」


事後処理を全てさせたのは悪かっただろうと頷くとルシウスに腕を掴まれた。


そしてそのままベッドに持ち上げられてしまう。


「ふおっ?」


ルシウスに抱き込まれた状態でベッドに倒れ込む。


一体何がしたいのかと慌てて起き上がろうと暴れてみるが腕の力が強くなり余計に逃げ出せなくなってしまう。


「ちょっあの殿下??」


「……もう限界。」


危険な臭いだ!とキャロルは野生の勘が働き逃げ出そうとするが上手くいかない。


キャロルは腕力はからっきしなのである。

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