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シャワーを浴びてきたレオンと共に食べ終わり食後の紅茶を飲む。


リアムは食器を下げるとローテーブルに書類を置いた。


「これが今日のレオンの担当書類だ。」


「えっリアム持って来てくれたのか!

ありがとう!」


「キャロル嬢のは鴉が一旦持ち帰って来たって事で開発部から受け取ってきた。

事務机に置いてある。」


「ありがとうございます…。」


おかんだ。


これは完全におかんだ。


「あれ?

じゃあそこの書類は?」


ローテーブルのレオンと対角線上にある書類を指差して尋ねた。


「あれは俺のだ。」


「へ?

リアムもここでするのか?」


「あぁ。

暫くは殿下の命令でお前達のおもり役だ。」


リアムが深い溜息をついてキャロルとレオンを見る。


「おもり役?」


「お前達が余計な事をしない様にしばらく見張っとけって昼前に急に言われたんだよ。」


「えっでも殿下の護衛は?」


「暗殺よりもお前達が勝手に動く方がよっぽど厄介だそうだ。

お前達一体何やらかしたんだ?」


キャロルとレオンは目を合わせて2人して首を傾げる。


厄介な何かをした覚えがない。


2人の様子にリアムは眉間の皺を揉みほぐしながらまた溜息をついた。


「…後で事情は殿下本人に聞くから良い。

とりあえずお前達は殿下を刺激しない様にしばらくは良い子に大人しくする事。

分かったか?」


「…はい。」


理解は出来ていないが一応頷いておく。


レオンも釈然としない顔をしながらも首を縦に振っている。


大人しくとはどういう意味かと考えながら事務机に向かった。


リアムが持って来た書類を見てキャロルの眉間に皺が寄る。


大人しくと言われた直後に部屋から出たいと言うのはアウトだろうか。


「あの…リアム様。」


「ん?

どうした?」


「ちょっと出かけて来ても良いですか?」


キャロルのその言葉にリアムの口がぽかんと開く。


「…あー、キャロル嬢。

俺の話聞いてたか?」


「いや聞いてはいたんですが、少々用事が出来まして。」


「何の用事なんだ?」


キャロルはリアムに書類を渡す。


書類は筆頭魔術師選考1次審査の通知書だ。


「あぁ、キャロル嬢は筆頭魔術師候補だもんな。

だが選考日は来月になってるぞ?」


今日出かける用事と何の関係が?とリアムの目が問い掛けてくる。


キャロルは書類の2枚目に書かれた文を指で辿った。

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