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塔に戻り急いで着替えるとリアムが塔に呼びに来た。


「キャロル嬢、レオン準備出来てるか?」


「はい大丈夫です。」


「殿下も門の前で待ってる。

さあ行こうか。」


リアムに急かされ塔を飛び出しルシウスと合流する。


ルシウスの髪は焦げ茶色に染められていた。


「御機嫌よう殿下。

イメチェンですか?」


「いやいや。

王都だと私だってバレやすいから一応変装したんだよ。」


ルシウスが苦笑混じりに答えた。


そのまま4人は王都の街並みを歩いた。


お昼ご飯代わりに屋台の串焼きを買い歩きながら齧る。


「なかなか美味いなこれ!」


「そうですね。

あっそう言えば殿下質問が。」


「ん?

なんだい?」


キャロルは羊皮紙を取り出す。


「えっと…

問1.殿下の好んで食べられる物はなんですか?」


「好きな食べ物って事かい?

んー特別好きな物はないなあ。

あれば何でも食べるよ?」


「何か絞り出すとするならば。」


「…じゃあ串焼きかな?」


ルシウスが手元の串焼きを見ながら答える。


適当極まりないが羊皮紙に串焼きと書き込んでおく。


「問2、殿下のご趣味は?」


「趣味…んーこうやってキャロルと街を歩いたり色んな所を探索したりするのは楽しいよ?」


「ふむふむ…散歩と冒険ですね。」


また羊皮紙に書き込む。


「問3、殿下の好みの女性像は?」


「キャロル、そのアンケートなんなんだい?」


「お気になさらず。」


「…好みの女性像はないけどそもそも興味を惹かれるかどうかだね。」


「具体的にお願いします。」


「具体的と言われても…そうだなあ…他者とは違う何かを持ってる人かなあ。」


「なるほどなるほど。」


羊皮紙に書き込むとレオンが後ろから覗き込んだ。


「おっ!

さっそくリサーチしてんのか。」


「派閥の重要な仕事らしいですからね。」


「派閥?」


「そう!

今日キャロルはアグネス嬢の派閥に入ったんだぜ!

なかなか愉快そうな派閥だったぞ!」


レオンがルシウスにドヤ顔で教える。


それを聞いたルシウスの背中から黒いモヤが溢れ出した。


ヤバい。


これは久々の魔王モード前兆だ。


「…へえ?

どういうつもりなのか詳しく聞かせてくれるかな?」


「つ、つもりとは?」


キャロルはジリジリと後退る。


怒りが確実に自分に向いていると分かった。

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