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目が覚めた時には既に太陽は真上に登っていた。


横ではレオンがまだイビキをかいて眠っている。


他の2人はもう起きたのか姿が見えない。


ノロノロと体を起こす。


引き攣るような痛みに思わず顔が歪んだ。


初日以上の筋肉痛だ。


顔を洗おうとゆっくり立ち上がる。


「あっおはようキャロ。

そろそろ起こそうと思ってたんだよ。」


「おはようございます…。」


川には魚を取っていたルシウスがいた。


今日も今日とてキラキラだ。


光源でも隠し持ってるんだろうか。


ぼんやりした頭のまま顔を洗いルシウスを手伝って魚の入ったバケツを運ぶ。


焚き火まで戻るとレオンがリアムに起こされていた。


「ちょ、ちょい待ってくれリアム。

まじで体が動かねえ。」


「まぁ馬の上に立って弓を打ったり無茶な体勢ばっかだったもんな。

そりゃ全身筋肉痛にもなるわ。

おっキャロさんおはよう。

やっぱり君も筋肉痛か。」


「おはようございます。

お察しの通りです。」


リアムに苦笑いされるが仕方ない事だと思う。


ルシウスは笑いながら焚き火の横に座り鱗を取った魚にどんどん串をさしていく。


キャロルも見よう見まねで手伝うが何故か腹を突き破って串が飛び出てきてしまった。


簡単そうで意外と難しい。


「まぁ確かに2人には無茶させちゃったしね。

でもあの防壁を張ったまま魔力の消耗の激しい術をキャロにさせる訳にはいかなかったんだよ。

ごめんね?」


「いえ。

確かにどこかで魔力切れを起こしていたと思いますし仕方ないです。」


防壁を張りつつクレーター並みの大穴を開けその中を埋め尽くす水を出しさらにその後熱風で水を蒸発させるとなると出来なくはないだろうが、恐らく3日は起き上がれなかっただろう。


だからウィンドや身体強化と言った魔力消耗の少ない役目になったのだ。


死ぬかと思ったが。


そんな事を考えながら魚を焚き火で焼いているとリアムとルシウスが2頭の馬に不要な荷物を乗せている。


「何してるんですか?」


「ん?

後はもう今日の夕方には街へ戻るし2人共馬には乗れないだろうからね。

2頭だけ残して残りの2頭には不要な荷物だけ持たせて先に帰らせるんだよ。」


先に帰らせると言われた馬の1頭はキャロルの天敵のあいつであった。


キャロルは急いで鞄を漁り中からリンゴを取り出す。


「…ありがとう馬。

助かった。」


馬はたった1個かよ湿気てんな、と言う目でキャロルを見てリンゴを咥えて去って行った。

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