After the party of 7 colors
「After the party of 7 colors 」
この物語の行き先は誰もまだ見ぬ場所なのさ
君がいた、花の散る枯葉の並木道のその先に
群青色をした想い出のバタフライとともに
宝箱に閉じ込めた一瞬の夢が舞う
輝いた、君と見たあの永遠の煌めきでさえも
瞬いた、あの時の揺れては消ゆ想い出でさえ
瑠璃色に染まったあの空へと溶けてゆくのさ
君がいた街は遠ざかり追憶の彼方へ
あの子達はいつまでも微笑んで、時間を忘れて戯れていた
雲が遠のく午後の空に刻んだその記憶の先に
「好きだ」と君に伝えたあの日々の甘い想い出が
新しい時迎え、泡のように消えて行く
暮れてゆく、橙色をしたあの滲んだ夕陽が
終わりゆく、朱雀色のあの舞台の華やかなシーンが
みなで見たあの頃を華麗に彩るファンタジーでさえも
月が降り、時を迎えて幕を降していく
君の唇伝う涙が七色の魔法に変わり
僕らは手を解き、新しい旅へ出る
花束を抱いたまま宴は閉じ行く
歓声と手拍子と笑顔を残して
映写機に写るあの写真へ溶けてゆくのさ
君がいたあの街は遠ざかり追憶の彼方へ