表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祈り人  作者: 真辺 鈴華
3/9

#2 良い|処《ところ》。

 ネロが自らの荷作りや作業に集中している間、アリスは「ラレンタ」ノ国の言語で(つづ)られた本を読んだり窓硝子(ガラス)の外を見たりしていた。

 作業などを終え、ネロがアリスに言う。

「アリスは本当にいろいろな国の言の葉を知ってるな」

 微笑(ほほえみ)を顔に張り付け、「すごいすごい」と、アリスの頭を撫でる。

アリスは(しばら)く気持ち良さそうに目を細めていたが、肩をすくめ(つぶや)く。

「ふにゃ…有難(ありがと)う…お母さんのお陰だよ~」

「そうか~でも母さんの知識をしっかり受け継いでるアリスはすごいぞ」

「ネロだって、ちゃんと寺院を継ぐための知識を全部受け継いでるもん…」

「ん、ああ、あれは親父の調きょ…もとい、教育のお陰だ」

「…?何で言い直したの?」

「気にしたら負けだぞ、アリス。今のは気の所為だろう」

「そかな?まあ、ネロがすごい事に代わりはないよ」

「あ、ありがと…」

「あははっ、ネロ、少し赤いよー?照れてるの?かわい~!」

 アリスが無邪気に笑う。

「にゃ゛っ!照れてねぇ!」

 ネロが真っ赤になってそっぽを向く。

『次は~終点、リルラの町です――』

 車内アナウンスが聞こえる。

「…もう降りなきゃね…」


+++ +++  +++


ネロとアリスが列車を降りると、一人の少女が走り寄ってきた。

「ネロ~!!」

 少女はそう叫びながら嬉しそうにネロに抱き付いた。

「誰…?」

 一方、ネロは誰だか判らないという様子。

「ネロ…?」

 アリスの少し悲しそうな、怒りがこもった声が聞こえた。


おはこんばんわ!

真辺です♪

ここまで読んでくれた方、有難う御座います><。

これからもよろしくです>w<

やっと…運命の神が腰をあげようとしてくれましたよ!

自分からチェス盤を(いじ)りたいと!

…ところで、僕は神の名前とか決めてないんですが。

え…女神だったら…ノルン…

すみません。神話からパクってきました。

運命の男神って、聞いたこと、ないんですよね…

なんかいいアイデアないですかね?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ