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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第三十九話

サノスが念のため、冒険者ギルドの酒場に顔を出すとパーティーメンバーの面々は残っていた。


「まだいたのか?」


「まだって・・・。サノスを待っていたんじゃない」


「長くなったからな。先に帰ってもよかったのに」


「まぁまぁ。依頼は無事に終わったし全員で祝うのも悪くないだろ?」


「そうか。なら、思いっきり羽を伸ばすか」


サノスはエールを頼み他の面々もそれに続く。


結局、アマンダとカノンが酔いつぶれるまで酒宴は続いた。


「はぁ・・・。祝いの席とはいえ、こいつらは」


ジントは溜息をつきつつアマンダとカノンを見る。


「相当、ストレスが溜まってたみたいだからな」


サノスはアマンダをおんぶしてカノンをお姫様抱っこした状態で答える。


「本当に1人で大丈夫か?」


「これぐらいなら問題ないさ」


「なら、2人を頼む」


冒険者ギルドの前でジントと別れたサノスはアマンダ達の宿を目指して歩く。


火照った体に夜風が涼しい。


アマンダ達の宿に到着したサノスはカノンから鍵を受け取り開錠すると2人をベッドに寝かせた。


「う~ん・・・。サノス行っちゃうの?」


「やっぱり意識はあったか・・・」


「へへ。サノスに甘えたかったから。それにサノスも役得でしょ?」


傍から見れば羨ましい光景かもしれないが酔っ払いのサノスとしては勘弁してほしかった。


「そういうのは素面の俺に任せる」


そう言うとサノスは聖魔法の解毒魔法でアルコールを分解する。


「私はどっちのサノスも好きだけどね」


「えっ・・・?どういう状況・・・?」


いきなり素面のサノスとなり言われた言葉に混乱する。


「んっ・・・?もしかして素面のサノス?」


「そうですけど・・・」


「かすかに魔法の発動を感じたからアルコールでも分解したのかしら?」


「それでこの状況は・・・」


「酔いつぶれた私とアマンダを宿まで送ってくれたの」


「そうだったんですね」


そこでアマンダが「みずぅ・・・」と言っているのが聞こえた。


「そこに水差しがあるから飲ませてあげて」


「はい」


サノスは水差しからコップに水を入れてアマンダの所に向かう。


アマンダを支えつつゆっくりと水を飲ませる。


水を飲ませつつどきりとする。


薄っすら汗をかいたアマンダは色っぽく見える。


「ありがと・・・」


水を飲み終わったアマンダはがっしりと腕をつかんだままだ。


「あの・・・?アマンダ・・・?」


「この状況で帰るとか言わないわよね?」


「ええっと・・・」


「そうそう。こんな魅力的な女性が2人いて帰るとかないよね?」


そう言ってカノンも後ろから抱き着いてくる。


「後悔しないんですか?」


「後悔?ないない」


酒に酔っている勢いもあるだろう。


だが、ここまでされてはサノスも我慢の限界だ。


流されるように2人と関係を持ってしまった。

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