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詩全集2

作者: 那須茄子

ずっと 

誰からも愛してもらえない

可哀想な奴だ


賢くないし

冗談の一つも言えないし

天才なのかもしれないと思い込んでは

その分だけ世界が恨めしくなったりもしたさ

 

プレゼントはいらないと断ったあの時

開ける前に期待しすぎる自分が嫌だからなんて

言えなくてもどかしかった

泣いても怒ってもいつも

本当は大して起伏がない

無駄に飾るから大袈裟に見られていたのかもね


一番近くにいたのは

結局弟だった気がする

お互い汚れ合って

何かに追われていた 

丸めたティッシュのゴミがひたすら

虚しかった

今なら傑作だって笑い飛ばしてやれる

素直に弟を抱きしめていたらな



ハズレくじばかりと

比べてしまう

他にいくつもある賞が

あんまりに良く見えるから

しかたないよな

俺はこれでいいんだって

カッコつけるしかないよな

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